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う‐な・る【唸る・呻る】🔗🔉

う‐な・る【唸る・呻る】 自五 ウーウーというように長く引いた、低い苦しそうな声を出す。 「高熱でうんうんと━」 「苦痛のために一晩中━・っていた」 「━・りたくなるほど苦しい生活です」 「借金苦に━」「詩作に━」など、〜が原因で苦しむ意にも使う。 動物が低く力のこもった声を出す。 「犬が怒ってウーと━」 長く響く、または低く鋭い音を出す。 「モーターが━・りながら回る」 「矢がヒューと耳元で━」 「木枯らしに電線がヒューヒューと━」 《「━ほど」の形で》外にあふれ出さんばかりに多量に、の意を表す。 「お金なら━ほどある」 「賛同者なら━ほどいる」 優れた業や出来映えに感嘆する。 「巧妙なトリックに思わず━・った」 「迫真の演技が観客を━・らせる」 「大向こうを━・らせる」 他五謡曲・浄瑠璃じょうるり・浪曲などを下手な調子やよくない声で謡ったり語ったりする。 「高砂たかさごやを━」 「浪曲を━」 ◆呻吟る」とも。 うなり 関連語 大分類‖快い心の状態‖こころよいこころのじょうたい 中分類‖感動‖かんどう 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖歌う‖うたう

明鏡国語辞典 ページ 612 での唸る単語。