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かよわ・す【通わす】カヨハス🔗⭐🔉
かよわ・す【通わす】カヨハス

他五
通うようにさせる。
「子供を高校へ━」
「互いに心を━」
=通わせる




から【空】🔗⭐🔉
から【空】

名
中に何もないこと。からっぽ。
「━の財布」
「一升びんを━にする」
(造)
何も持っていない、何も伴っていない意を表す。
「━手・━馬」
見せかけだけで実質が伴わない意を表す。
「━手形・━元気・━威張り・━出張」
◆「殻」と同語源。
関連語
大分類‖無い‖ない
中分類‖無‖む










から【唐】🔗⭐🔉
から【唐】

名
中国の旧称。
「━から渡ってきた文物」
(造)
中国の。また、舶来の。
「━綾からあや・━獅子からじし・━様・━文字」








から【殻】🔗⭐🔉
から【殻】

名
動物の体や植物の実・種などをおおって保護している堅いもの。
「貝[卵]の━」
「
━もみがら」
自分だけの世界を外界から隔離して守るもののたとえにも使う。「自分の━に閉じこもる」「古い━を打ち破る」
昆虫などが脱皮したあとの外皮。
「セミ[もぬけ]の━」
中身などがなくなって、用済みになったもの。
「弁当の━」
「たばこの吸い━がら」
「茶━がら」









から🔗⭐🔉
から

副
《否定的表現を伴って》まったく。からきし。
「━役に立たない」




から🔗⭐🔉
から
用例引き
A 名詞や代名詞に付く
成田から出発する(起点の場所)
・三時から始まる(起点の時間)
・三歳から五歳まで(範囲)
・顔色から判断する(根拠)
・果物から造る(原料)
・子供から診る(順序)
・父から聞く(相手)
B 活用語に付く
疲れたから休もう
・高くていいから売ってくれ
・私もう帰るから

格助
起点や通過点となる場所を表す。
「成田から出発する」
「出先から戻る」
「玄関から入る」
「すきまから光が漏れる」
出発や通過の場所を表すときは「を」に言い換えられる。「成田を出発する」
起点となる時間を表す。
「三時から始まる」
「九月から再開する」
変化する前のもとの状態や事態を表す。
「ひなから育てる」
「少女から大人になる」
《多く「…から…まで」の形で》範囲を定める基準点を表す。
「駅前から商店街までをパレードする」
「三歳から五歳までの子供」
「この川から南を規制区域とする」
原因・根拠を表す。
「不注意からけがをする」
「顔色から健康状態を判断する」
原料・成分を表す。
「果物から酒を造る」
「台座は青銅から作る」
「この本は三章からなる」
「で」に言い換えられることもある。「果物で酒を造る」
順序を表す。
「好きなものから食べる」
「子供から診察する」
受身ややり取りの表現の相手を表す。
「友だちから頼まれた」
「父から受け継ぐ」
「人から聞いた」
「に」に言い換えられることもある。「人に聞いた」
《方向性のある表現を伴って》動作を起こす主体を表す。
「君から渡しなさい」
「僕から電話しようか?」
「が」に言い換えられることもある。「君が渡しなさい」
《「…てから」の形で、動詞連用形を受けて》一つの動作の成立時点を次の事態の起点として表す。
「食事を済ませてから出かける」
「あのとき別れてから会っていない」
《「から見て」「から言って」「からして」の形で》後に続く判断の根拠を表す。
「状況から見て、殺人事件だ」
「あの様子からして結婚は間近だ」
《しばしば「して」を伴って》最も基本的なものを挙げ、他はまして、と強める。
「先生から(して)そんな服装では困ります」
→からして
《数量を表す語に付いて》それ以上であることを表す。程度が多いという含みがある。
「金は百万からかかる」
「重さは一〇キログラムからある」
「五万人からの署名を集めた」
一般に「も」に言い換えられる。「金は百万もかかる」

接助
《活用語の終止形を受けて》
次に続くことの原因・理由・根拠を表す。
「時間がないから急ごう」
「連絡がないから心配した」
「疲れたから一休みしよう」
→ので
《「…で(も)いい━」「…て(も)いい━」の形で、下に希望・意志・依頼・命令などの表現を伴って》後に続く事柄が成立するための、許容できる(最低限の)根拠を表す。
「死球でいい━塁に出たい」
「高くてもいい━売ってください」
自然のなりゆきで成立する、希望・命令などの根拠を表す「から」を使うのが標準的。説得・説明する気持ちで理由を述べる「ので」を用いるのは標準的でない。「×
誰でもいいので連れて来い」「△
一日でいいので、つきあってください」
《「からだ」の形で》先に述べたことの原因・理由・根拠を表す。
「遅れたのは渋滞に巻き込まれたからだ」
「やっぱりしかられたな。悪ふざけするからだよ」
《「…からといって」「…からって」「…からとて」の形で、多く下に打ち消しの語を伴って》…という理由で。また、ただそれだけの理由で。
「疲れたからといって休むわけにはいかない」
「長男だからっていばるなよ」
「からって」は口語的、「からとて」は文語的。→からとて
《「…から(に)は」の形で》…する以上は。→からには
《文末に用いて》注意・警告・慰めなどの気持ちを表す。
「先生に言いつけてやるから」
「私もう帰るから」
「心配しなくていいから」
《「…んだ━」「…のだ━」の形で、言いさして》相手に反論する気持ちで、言外に示す意見のよってきたる理由を説得的に示す。
「(だって)ことばが通じないんだ━」
「(気持ちはわかるが)こんな時代なのだ━」





























































明鏡国語辞典 ページ 1289。