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いたずら【悪戯イタヅラ🔗🔉

いたずら【悪戯イタヅラ 自他サ変・形動面白半分に、人が困るような行いをすること。悪ふざけ。悪戯あくぎ。 「友達に━(を)する」 「悪質な━」 「運命の━」 「━電話」 自他サ変〔謙けんそんした言い方で〕手慰みや遊び気分で、物事(特に、習い事)をすること。 「チェロを少々━しています」 「━半分に句作を楽しんでいます」 自サ変〔遠回しな言い方で〕性的にみだらな行為をすること。 ◆「徒いたずら」と同語源。

いたずら‐に【徒に】イタヅラ━🔗🔉

いたずら‐に【徒に】イタヅラ━ 何の効果も利益もないさま。無益・無用なさま。むなしく。 「━時を過ごす」 「━枝葉末節にこだわる」 ◇「徒いたづらなり」の連用形から。

いただき【頂・頂き】🔗🔉

いただき【頂・頂き】 いちばん高いところ。頂上。てっぺん。 「山の━に立つ」 「━に霜を置く(=年をとって頭髪が白くなる)」 頂き苦労なく手に入れること。 「この勝負はこちらの━だ」 は「戴き」とも。 関連語 大分類‖地形‖ちけい 中分類‖頂上‖ちょうじょう

いただき‐ます【戴きます】🔗🔉

いただき‐ます【戴きます】 連語飲食する直前にいう、挨拶あいさつのことば。 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖食べる‖たべる

いただき‐もの【頂き物(戴き物)】🔗🔉

いただき‐もの【頂き物(戴き物)】 頂いた品物。頂戴物。 「隣家からの━」 「━をする」

いただ・く【頂く(戴く)】🔗🔉

いただ・く【頂く(戴く)】 用例引き A 敬語の「頂く」 先生からお手紙を頂く・奥様のお料理を頂く・庭でお茶を頂く・先生に推薦文をお書きいただく・〜させていただく B その他 雪を頂く山々・賞状を頂く・知事を名誉会長に頂く・アイディアをちゃっかり頂く 動五 頭の上に載せる。また、頭上高くに位置させる。 「頭に王冠を━」 「頭かしらこうべに霜[雪]を━(=年をとって頭髪が白くなる)」 「雪を━山々」 「頭上に満天の星を━」 「星を━・いて帰る(=夜の帰宅、特に、仕事後の夜の帰宅をいう)」 〔古い言い方で〕敬意を表して、頭上高くにささげ持つ。押し頂く。 「賞状を━」 上の者として敬い仕える。 「知事を名誉会長に━」 の意から〕「もらう」の謙譲語。Aからもらうという動作について、Aを高める。頂戴ちょうだいする。 「A先生からお手紙を━」 「入学祝いを━」 「別途、手数料を━・きます」 「励ましのお言葉を━」 「お小言を━」 その動作がそれを受ける人の恩恵となることを表す。上に尊敬・丁寧の接頭語「お・ご(御)」を伴うことが多い。「賜る」は目上の人から頂くの意で、「頂く」よりは敬意の度合いが高い。 「食べる」「飲む」の謙譲語。また、風呂ふろに入る意の謙譲語。Aからもらって食べたり飲んだりする動作について、Aを高める。また、Aから風呂をもらって入るという動作について、Aを高める。 「奥様のお料理は十分に━・きました」 「『お風呂がわきました』『では、お先に━・きます』」 ◇→いただきます 「食べる」「飲む」の丁重語。また、風呂に入る意の丁重語。相手(=聞き手・読み手)に対する改まった気持ちや上品な気持ちを表す。 「お夕飯ができましたから、冷めないうちに━・きましょう」 「晴れた日には庭でお茶を━のが習慣です」 「帰宅してすぐにお風呂を━・きました」 高めるべき人物が曖昧あいまいになり丁重語化したもので、本来は誤り。 利益となるものを苦労もなく手に入れる。 「この勝負はこちらで━・いたぞ」 皮肉な気分を伴うこともある。「人のアイディアをちゃっかり━・いて澄ましている」 補動 《「…て[で]いただく」「お[ご]…いただく」の形で》謙譲Aに…てもらうという動作について、Aを高める。 「A先生に推薦文をお書き━」 「いつも懇意にして━・いております」 「早速着手して━・きたい」 「お褒め━・いて恐縮の至りです」 「早速ご手配━・きたく願い上げます」 ◇「お[ご]…いただく」の「…」には動詞連用形や漢語サ変動詞語幹が入る。 「…ていただく」「お[ご]…いただく」は、Aの「…」という動作を、いただく意で、Aの動作がそれを受ける人の恩恵となることを表す。恩恵を与える側のAを主語にした「先生来ていただきました」は誤り。「(私どもは)先生来ていただきました」もしくは「先生が来てくださいました」が正しい。 Aの動作である「…」の部分を謙譲語にするのは誤り。「×ご拝読いただきありがとうございます→お読み[ご覧]いただき…」 →「お」のコラム1120 《「…(さ)せて━」の形で》→させていただく ◆→敬語解説 はかな書きも多い。 頂ける いただき 関連語 大分類‖受ける‖うける 中分類‖貰う‖もらう

明鏡国語辞典 ページ 363