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うき‐み【憂き身】🔗🔉

うき‐み【憂き身】 つらく、苦労の多い身の上。 「━をかこつ」

憂き身を窶やつ・す🔗🔉

憂き身を窶やつ・す 身がやせるほど熱中する。また、なりふり構わず夢中になる。 「恋[研究・道楽]に━」 批判的な立場から「浮き身〜」とも。

うき‐め【憂き目】🔗🔉

うき‐め【憂き目】 つらく、悲しいこと。いやな体験。つらい目。 「落第の━を見る」 関連語 大分類‖運‖うん 中分類‖不運‖ふうん

うき‐よ【浮き世】🔗🔉

うき‐よ【浮き世】 つらく、はかない現世。 「栄枯盛衰は━の習い」 ◇もと仏教から出た語で「憂き世」であったが、「浮いたこの世」と理解されるようになり、漢語の「浮世ふせい」とも重なって「浮き世」と書かれるようになった。 この世の中。現実社会。世間。 「━の義理」 「━の風に当たる」 ◆新聞では、慣用の固定として「浮世」と書く。 関連語 大分類‖世の中‖よのなか 中分類‖この世‖このよ

うきよ‐え【浮世絵】━ヱ🔗🔉

うきよ‐え【浮世絵】━ヱ 江戸時代に起こった風俗画。遊里・芝居・風景・似顔絵など、題材は広い。肉筆画と木版画がある。

う‐きょく【曲(紆曲)】🔗🔉

う‐きょく【曲(紆曲)】 名・自サ変うねり曲がること。 「━して流れる川」

うきよ‐ぞうし【浮世草子】━ザウシ🔗🔉

うきよ‐ぞうし【浮世草子】━ザウシ 江戸時代、おもに上方で行われた写実的な風俗小説。仮名草子の後、井原西鶴さいかくの『好色一代男』から始まった。

うきよ‐ばなれ【浮き世離れ】🔗🔉

うきよ‐ばなれ【浮き世離れ】 名・自サ変世間の俗事に無関心であること。また、考え方や行動が世間の常識とかけ離れていること。 「━した生活」

うき‐わ【浮き輪】🔗🔉

うき‐わ【浮き輪】 環状の浮き具。水中で体を浮かせるために用いる。

う・く【浮く】🔗🔉

う・く【浮く】 自五 物が地面や水底などを離れて、空中・水面・水中にとどまった状態になる。 「投げを食らって体が一瞬宙に━」 「空にぽっかり━・いた雲」 「水鳥が波にぷかぷか━・いている」 比重・浮力・揚力などの作用で、物が浮くことのできる性質をもつ。水面や空中にとどまることができる。 「木は水に━」 物が水中で生じたり水中を移動したりして、水面に現れる。 「沼の底からぶくぶくと泡が━」 「灰汁あくが━」 皮膚の表面に、分泌物や斑点はんてんなどが現れる。浮き出る。 「顔に脂が━」 「額に汗が━」 「全身に死斑しはんが━・いて出る」 「両腕に血管が青く━・いて見える」 模様が下地から離れて、上に飛び出したように見える。浮き上がる。浮き出る。 「花模様が━・いて見える」 固定した基盤から離れた状態になる。 「金具が基盤から━」 「歯が━・いてぐらぐらする」 「おしろいが━」 集団になじまない状態になる。 「場違いな服装で周囲から━」 心が浮き浮きする。 「━・かぬ(=不機嫌そうな)顔」 〔やや古風な言い方で〕心が落ち着かず、浮うわついている。また、浮ついた気持ちで恋愛や情事に関係している。 「心構えが━・いていては大事は任せられない」 「━・いた(=色めいた)うわさが絶えない」 うまく処理したために、金銭や時間に余分が出る。 「節約すれば旅費が━」 ボクシングなどのスポーツで、腰の据わらない不安定な態勢になる。 「腰が━・いたところにパンチが入る」 ⇔据わる入る 麻雀マージャンで、持ち点を上回った成績を上げる。 「一人だけ━」 野球やテニスなどで、投球や打球が制球力をなくして浮き上がったようになる。うわずる。 「ボールが高めに━」 ◆沈む 浮ける 浮き 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖上下‖じょうげ 大分類‖金銭‖きんせん 中分類‖消費‖しょうひ 大分類‖水に関わる行為‖みずにかかわるこうい 中分類‖泳ぐ‖およぐ 大分類‖余る‖あまる 中分類‖余り‖あまり

明鏡国語辞典 ページ 546