ゆめ【夢】 名 睡眠中にさまざまな物事をあたかも現実の経験であるかのように感じる心的現象。多くは視覚像として現れる。 「恐ろしい━を見る」 「━から覚める」 将来実現させたいと思っている願い。 「━を抱く」 「━がかなう」 現実からはなれた空想。 「━を追い求める」 はかないもの。また、たよりにならないもの。 「人生は━だ」 「━の世」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖夢‖ゆめ

ゆめ【^▽努】 副 《禁止の表現を伴って》決して。必ず。 「━忘れるな」 「━疑うことなかれ」 《打ち消しを伴って》仮にも。少しも。 「こうなるとは━思わなかった」 「そんなこととは━知らず」

ゆめ‐あわせ【夢合わせ】_━アハセ 名夢の内容から吉凶を判断すること。夢判じ。夢占_ゆめうら。

ゆめ‐うつつ【夢^▽現】 名夢とも現実とも区別がつかないこと。意識がぼんやりしていること。 「━に鳥の声を聞く」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖夢‖ゆめ

ゆめ‐がたり【夢語り】 名 見た夢の内容を物語ること。また、その物語。夢物語。 夢のようにはかない話。夢物語。

ゆめ‐ごこち【夢《心地》】 名夢を見ているような、うっとりした心持ち。また、ぼんやりした心持ち。夢見心地。 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖夢‖ゆめ

ゆめ‐さら【夢更】 副《禁止・打ち消しを伴って》少しも。ゆめにも。 「そんなことは━思わない」

ゆめ‐じ【夢路】_━ヂ 名夢を見ること。また、夢。 「━をたどる（＝夢を見る。また、心地よく眠る）」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖夢‖ゆめ

ゆめ‐ちがえ【夢違え】_━チガヘ 名悪い夢を見たとき、それが現実とならないようにまじないをすること。

ゆめ‐まくら【夢枕】 名夢を見ているときの枕もと。 「━に立つ（＝神仏や故人が夢の中に現れてある事柄を告げる）」

ゆめ‐まぼろし【夢幻】 名夢とまぼろし。むげん。 「━の世」 「━と消える」 ◇きわめてはかないことのたとえに使う。 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖夢‖ゆめ

ゆめ‐み【夢見】 名夢を見ること。また、見た夢。 「━が悪い」 関連語 大分類‖体の状態‖からだのじょうたい 中分類‖夢‖ゆめ

ゆめみ‐がち【夢見がち】 名・形動非現実的な理想を追う傾向にあること。 「━な人」

ゆめみ‐ごこち【夢見《心地》】 名→ゆめごこち

ゆめ・みる【夢見る】 他上一こうありたいと心に思い描く。空想する。 「バラ色の将来を━」 ◇夢を見る意から。 関連語 大分類‖愛‖あい 中分類‖あこがれ‖あこがれ

ゆめ‐ものがたり【夢物語】 名 見た夢の内容を物語ること。また、その物語。夢語り。 夢のように現実味のない話。はかない話。夢語り。 「理想論だけの━に終わる」

ゆめ‐ゆめ【^▽努^▽努】 副 《禁止の表現を伴って》決して。断じて。 「━忘れることなかれ」 《打ち消しを伴って》少しも。まったく。 「━思わなかった」 ◆副詞「ゆめ」を重ねて意味を強めた語。