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ゆめ【夢】🔗🔉

ゆめ】 (イメ(寝目)の転) ①睡眠中に持つ幻覚。ふつう目覚めた後に意識される。多く視覚的な性質を帯びるが、聴覚・味覚・運動感覚に関係するものもある。精神分析では、抑圧されていた願望を充足させる働きを持つとする。古今和歌集「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ―と知りせばさめざらましを」。「―を見る」 ②はかない、頼みがたいもののたとえ。夢幻。古今和歌集哀傷「寝ても見ゆ寝でも見えけりおほかたはうつせみの世ぞ―にはありける」。「―の世」「太平の―」 ③空想的な願望。心のまよい。迷夢。「いたずらに―を追う」 ④将来実現したい願い。理想。「海外雄飛が彼の―だ」「―を描く」 ⇒夢か現か ⇒夢が覚める ⇒夢騒がし ⇒夢違う ⇒夢に成れ ⇒夢に夢見る ⇒夢は五臓の疲れ ⇒夢は逆夢 ⇒夢を合わす ⇒夢を託する ⇒夢を見る ⇒夢を結ぶ

ゆめ🔗🔉

ゆめ 〔副〕 (「努」「勤」「努力」などと当てる。強く命令する時に言う語。多く禁止の語を伴う) ①決して。必ず。少しも。万葉集20「―花散るないやをちに咲け」。「―疑わず」 ②気をつけて。つとめて。万葉集19「ほととぎす夜鳴きをしつつ我が背子を安眠やすいな寝しめ―心あれ」。三蔵法師伝永久点「努力ユメ去ることを為よ」

ゆめ‐あわせ【夢合せ】‥アハセ🔗🔉

ゆめ‐あわせ夢合せ‥アハセ 夢を考え合わせて吉凶を占うこと。夢判じ。夢とき。いめあわせ。源平盛衰記15「いかさまにも末たのもしき事にこそと―し給ひて」

ゆめ‐いささか【夢聊か】🔗🔉

ゆめ‐いささか夢聊か】 〔副〕 夢にも。つゆほども。いささかも。少しも。

ゆめ‐うつつ【夢現】🔗🔉

ゆめ‐うつつ夢現】 ①夢と現実。後撰和歌集哀傷「―ともわかれざりけり」 ②夢か現実か区別し難いこと。意識がぼんやりしている状態。源氏物語明石「君はおぼしまはすに、―さまざま静かならず」。「―で話を聞く」

ゆめ‐うら【夢占】🔗🔉

ゆめ‐うら夢占】 夢の吉凶をうらなうこと。夢判じ。ゆめうらない。

ゆめ‐うらない【夢占い】‥ウラナヒ🔗🔉

ゆめ‐うらない夢占い‥ウラナヒ (→)「ゆめうら」に同じ。 ○夢か現かゆめかうつつか 目の前に見えている出来事が、夢なのか現実なのか。意外で信じられない気持を表す。 ⇒ゆめ【夢】 ○夢が覚めるゆめがさめる 現実離れしたうわついた思いを捨て、真面目に生きる気持になる。夢から覚める。 ⇒ゆめ【夢】

○夢か現かゆめかうつつか🔗🔉

○夢か現かゆめかうつつか 目の前に見えている出来事が、夢なのか現実なのか。意外で信じられない気持を表す。 ⇒ゆめ【夢】

○夢が覚めるゆめがさめる🔗🔉

○夢が覚めるゆめがさめる 現実離れしたうわついた思いを捨て、真面目に生きる気持になる。夢から覚める。 ⇒ゆめ【夢】 ゆめ‐がたり夢語り】 ①夢に見たことを、覚めてから後に物語ること。また、その物語。夢ばなし。源氏物語若紫「うちつけなる御―にぞ侍るなる」 ②夢のような、はかない物語。夢物語。源氏物語夢浮橋「今はいかであさましかりし世の―をだにと急がるる心の」 ゆめ‐がま・し夢がまし】 〔形シク〕 夢のようにあっけない。極めて少しである。発心集「御家づと―・しく見え侍りしかば」 ゆめ‐ごこち夢心地】 夢を見ている時の心持ち。夢を見ているような恍惚こうこつとした心持ち。夢見心地。夢心。相模集「―にも思ひあはせよ」。「―で半年過ごす」 ゆめ‐ごころ夢心(→)夢心地に同じ。 ゆめ‐さら夢更】 〔副〕 (打消の語を伴って)夢にも。いささかも。少しも。露ほども。

ゆめ‐がたり【夢語り】🔗🔉

ゆめ‐がたり夢語り】 ①夢に見たことを、覚めてから後に物語ること。また、その物語。夢ばなし。源氏物語若紫「うちつけなる御―にぞ侍るなる」 ②夢のような、はかない物語。夢物語。源氏物語夢浮橋「今はいかであさましかりし世の―をだにと急がるる心の」

ゆめ‐がま・し【夢がまし】🔗🔉

ゆめ‐がま・し夢がまし】 〔形シク〕 夢のようにあっけない。極めて少しである。発心集「御家づと―・しく見え侍りしかば」

ゆめ‐ごこち【夢心地】🔗🔉

ゆめ‐ごこち夢心地】 夢を見ている時の心持ち。夢を見ているような恍惚こうこつとした心持ち。夢見心地。夢心。相模集「―にも思ひあはせよ」。「―で半年過ごす」

ゆめ‐ごころ【夢心】🔗🔉

ゆめ‐ごころ夢心(→)夢心地に同じ。

ゆめ‐さら【夢更】🔗🔉

ゆめ‐さら夢更】 〔副〕 (打消の語を伴って)夢にも。いささかも。少しも。露ほども。 ○夢騒がしゆめさわがし 夢見が悪くて胸騒ぎがする。栄華物語「人々も夢騒がしく聞ゆるに」 ⇒ゆめ【夢】

○夢騒がしゆめさわがし🔗🔉

○夢騒がしゆめさわがし 夢見が悪くて胸騒ぎがする。栄華物語「人々も夢騒がしく聞ゆるに」 ⇒ゆめ【夢】 ゆめ‐じ夢路‥ヂ 夢の中で行き通う道。また、夢に見ること。夢。夢の通い路。古今和歌集「―には足も休めず通へども」。海道記「―のすゑに都をぞとふ」 ⇒夢路を辿る ゆめじ‐しき夢二式】 竹久夢二の絵から出た言葉。瞳の大きい、繊細で哀愁にあふれる美人画の様式。 ゆめ‐じらせ夢知らせ】 遠方で起こったことや、これから起こるべきことについて、夢で知らせがあること。

ゆめ‐じ【夢路】‥ヂ🔗🔉

ゆめ‐じ夢路‥ヂ 夢の中で行き通う道。また、夢に見ること。夢。夢の通い路。古今和歌集「―には足も休めず通へども」。海道記「―のすゑに都をぞとふ」 ⇒夢路を辿る

ゆめじ‐しき【夢二式】🔗🔉

ゆめじ‐しき夢二式】 竹久夢二の絵から出た言葉。瞳の大きい、繊細で哀愁にあふれる美人画の様式。

ゆめ‐じらせ【夢知らせ】🔗🔉

ゆめ‐じらせ夢知らせ】 遠方で起こったことや、これから起こるべきことについて、夢で知らせがあること。 ○夢路を辿るゆめじをたどる 夢を見る。心地よく眠る。 ⇒ゆめ‐じ【夢路】

○夢路を辿るゆめじをたどる🔗🔉

○夢路を辿るゆめじをたどる 夢を見る。心地よく眠る。 ⇒ゆめ‐じ【夢路】 ゆめすけ夢助】 ①よく眠る人。浄瑠璃、浦島年代記「目が覚めると口たたき、寝れば三日も―」 ②夢中になって浮かれている人。夢見気分でうつつをぬかして遊興する人。好色一代男1「色道ふたつに寝ても覚めても―と替名呼ばれて」

ゆめすけ【夢助】🔗🔉

ゆめすけ夢助】 ①よく眠る人。浄瑠璃、浦島年代記「目が覚めると口たたき、寝れば三日も―」 ②夢中になって浮かれている人。夢見気分でうつつをぬかして遊興する人。好色一代男1「色道ふたつに寝ても覚めても―と替名呼ばれて」 ○夢違うゆめたがう 夢で予言されている事柄が実現しなくなる。大鏡師輔「御夢たがひて、かく子孫は栄えさせ給へど」 ⇒ゆめ【夢】

○夢違うゆめたがう🔗🔉

○夢違うゆめたがう 夢で予言されている事柄が実現しなくなる。大鏡師輔「御夢たがひて、かく子孫は栄えさせ給へど」 ⇒ゆめ【夢】 ゆめちがい‐かんのん夢違観音‥チガヒクワンオン (ユメタガイカンノンとも)法隆寺に伝わる高さ87センチメートルの白鳳時代の金銅像。悪い夢を見た時、この観音菩薩に祈ると良い夢に変えてくれるという古来の信仰からこの名がある。 ゆめ‐ちがえ夢違え‥チガヘ 悪い夢を見た時、災いを免れるように呪まじないをすること。 ゆめ‐とき夢解き】 夢の吉凶を判じ解くこと。また、その人。蜻蛉日記「これ―に問はせ給へ」 ゆめ‐どの夢殿】 法隆寺東院の本堂。聖徳太子の斑鳩宮いかるがのみやの跡に、739年(天平11)行信が建立したと伝える八角円堂。太子の夢に金人が現れ教示したという伝説に基づき、夢殿と呼ばれる。本尊の救世くせ観音は、飛鳥時代彫刻の代表。 ゆめ‐に夢に】 〔副〕 少しも。いささかも。決して。ゆめにも。枕草子8「さらにかやうのすきずきしきわざ―せぬものを」 ⇒ゆめに‐も【夢にも】

ゆめちがい‐かんのん【夢違観音】‥チガヒクワンオン🔗🔉

ゆめちがい‐かんのん夢違観音‥チガヒクワンオン (ユメタガイカンノンとも)法隆寺に伝わる高さ87センチメートルの白鳳時代の金銅像。悪い夢を見た時、この観音菩薩に祈ると良い夢に変えてくれるという古来の信仰からこの名がある。

ゆめ‐ちがえ【夢違え】‥チガヘ🔗🔉

ゆめ‐ちがえ夢違え‥チガヘ 悪い夢を見た時、災いを免れるように呪まじないをすること。

ゆめ‐とき【夢解き】🔗🔉

ゆめ‐とき夢解き】 夢の吉凶を判じ解くこと。また、その人。蜻蛉日記「これ―に問はせ給へ」

ゆめ‐どの【夢殿】🔗🔉

ゆめ‐どの夢殿】 法隆寺東院の本堂。聖徳太子の斑鳩宮いかるがのみやの跡に、739年(天平11)行信が建立したと伝える八角円堂。太子の夢に金人が現れ教示したという伝説に基づき、夢殿と呼ばれる。本尊の救世くせ観音は、飛鳥時代彫刻の代表。

ゆめ‐に【夢に】🔗🔉

ゆめ‐に夢に】 〔副〕 少しも。いささかも。決して。ゆめにも。枕草子8「さらにかやうのすきずきしきわざ―せぬものを」 ⇒ゆめに‐も【夢にも】 ○夢に成れゆめになれ 今起こっていることが、現実でなく夢になれ。悪事災難をはらう呪まじないの語。 ⇒ゆめ【夢】

○夢に成れゆめになれ🔗🔉

○夢に成れゆめになれ 今起こっていることが、現実でなく夢になれ。悪事災難をはらう呪まじないの語。 ⇒ゆめ【夢】 ゆめに‐も夢にも】 〔副〕 「夢に」をさらに強めた語。宇津保物語国譲下「―此のこととは思おぼさで」。「そんなことは―思わない」 ⇒ゆめ‐に【夢に】

ゆめに‐も【夢にも】🔗🔉

ゆめに‐も夢にも】 〔副〕 「夢に」をさらに強めた語。宇津保物語国譲下「―此のこととは思おぼさで」。「そんなことは―思わない」 ⇒ゆめ‐に【夢に】 ○夢に夢見るゆめにゆめみる 夢の中でまた夢を見る。極めてぼんやりした、はかないことのたとえ。 ⇒ゆめ【夢】

○夢に夢見るゆめにゆめみる🔗🔉

○夢に夢見るゆめにゆめみる 夢の中でまた夢を見る。極めてぼんやりした、はかないことのたとえ。 ⇒ゆめ【夢】 ゆめ‐ぬし夢主】 夢を見た人。 ゆめ‐の‐あと夢の跡】 かつては栄華や功名などさまざまな夢が結ばれたであろうが、今ははかなく消えて何も残っていない所。奥の細道「夏草や兵つわものどもが―」 ゆめ‐の‐いちろうべえ夢市郎兵衛‥ラウ‥ヱ 江戸前期の侠客。力士、明石志賀之助の親友で、その天覧相撲には後見として上京。後に仏門に入り祐生と改名。講談・演劇中の人物。 ゆめ‐の‐うきはし夢浮橋】 ①大和国吉野川の、夢の淵わたという地にかけた浮橋。 ②源氏物語の最終巻の名。尼になった浮舟と、彼女をあきらめきれない薫の悲哀を描く。 ③(2から転じて)夢の中の危うい通い路。また、夢。そのはかないことにいう。新古今和歌集「春の夜の―とだえして」 ゆめ‐の‐かよいじ夢の通い路‥カヨヒヂ ゆめじ。古今和歌集「―人目よくらむ」 ゆめの‐きゅうさく夢野久作‥キウ‥ 小説家。本名杉山泰道。福岡県生れ。慶大中退。怪奇幻想の手法で意識下の世界を探究。作「ドグラ‐マグラ」など。(1889〜1936) ゆめ‐の‐しま夢の島】 東京都江東区南部、荒川放水路の河口にある埋立地。塵ごみ・残土による埋立てで知られ、現在はスポーツ施設を含む公園、清掃工場がある。 ゆめ‐の‐しるし夢の徴】 夢に見る前兆。後撰和歌集「はかなかる―にはかられてうつつに負くる身とやなりなん」 ゆめのしろ夢の代】 山片蟠桃やまがたばんとうの書。12巻。1820年(文政3)成る。儒学的合理主義を徹底させ、地動説を支持し、記紀神話・仏教を批判、無神論を展開、また現実に合った経済政策を主張。初稿「宰我の償つぐのい」に師の中井竹山・履軒の校閲を得て改訂増補。 →文献資料[夢の代] ゆめ‐の‐ただじ夢の直路‥ヂ 夢が通う、まっすぐな道。夢の中で会うのを妨げるものはないことからいう。古今和歌集「恋ひわびてうちぬる中に行き通ふ―はうつつならなむ」 ゆめ‐の‐たまくら夢の手枕】 仮寝に見る夢。極めてはかないことにいう。 ゆめ‐の‐つげ夢の告げ】 神仏が夢枕に立ってお告げになること。夢のさとし。 ゆめの‐の‐しか夢野の鹿】 仁徳紀・摂津風土記に見える伝説。夢野(今の神戸市湊川の西)の牡鹿が、自分の背に雪が降り積もり芒すすきが生える夢を見る。牝鹿はその夢を射殺の兆と卜って、夫が淡路島の妾に通うことをとめたが、牡鹿は聞き入れず淡路へ向かう海中で舟人に射殺されたという。和歌に多く詠まれている。いめののしか。山家集「夜を残す寝覚めに聞くぞ哀れなる―もかくや鳴くらん」 ゆめ‐の‐ゆめ夢の夢】 夢の中で見る夢。極めてはかないこと、また、到底実現しそうにもないことのたとえ。夢のまた夢。 ゆめ‐の‐よ夢の世】 夢のような、はかない世の中。栄華物語木綿四手「うちとけて誰もまだ寝ぬ―に人のつらさを見るぞ悲しき」 ゆめ‐ばかり夢許り】 極めてわずかな程度のこと。ほんの少しのこと。宇津保物語菊宴「―の御返りもなき」

ゆめ‐ぬし【夢主】🔗🔉

ゆめ‐ぬし夢主】 夢を見た人。

ゆめ‐の‐あと【夢の跡】🔗🔉

ゆめ‐の‐あと夢の跡】 かつては栄華や功名などさまざまな夢が結ばれたであろうが、今ははかなく消えて何も残っていない所。奥の細道「夏草や兵つわものどもが―」

ゆめ‐の‐いちろうべえ【夢市郎兵衛】‥ラウ‥ヱ🔗🔉

ゆめ‐の‐いちろうべえ夢市郎兵衛‥ラウ‥ヱ 江戸前期の侠客。力士、明石志賀之助の親友で、その天覧相撲には後見として上京。後に仏門に入り祐生と改名。講談・演劇中の人物。

ゆめ‐の‐うきはし【夢浮橋】🔗🔉

ゆめ‐の‐うきはし夢浮橋】 ①大和国吉野川の、夢の淵わたという地にかけた浮橋。 ②源氏物語の最終巻の名。尼になった浮舟と、彼女をあきらめきれない薫の悲哀を描く。 ③(2から転じて)夢の中の危うい通い路。また、夢。そのはかないことにいう。新古今和歌集「春の夜の―とだえして」

ゆめ‐の‐かよいじ【夢の通い路】‥カヨヒヂ🔗🔉

ゆめ‐の‐かよいじ夢の通い路‥カヨヒヂ ゆめじ。古今和歌集「―人目よくらむ」

ゆめの‐きゅうさく【夢野久作】‥キウ‥🔗🔉

ゆめの‐きゅうさく夢野久作‥キウ‥ 小説家。本名杉山泰道。福岡県生れ。慶大中退。怪奇幻想の手法で意識下の世界を探究。作「ドグラ‐マグラ」など。(1889〜1936)

ゆめ‐の‐しま【夢の島】🔗🔉

ゆめ‐の‐しま夢の島】 東京都江東区南部、荒川放水路の河口にある埋立地。塵ごみ・残土による埋立てで知られ、現在はスポーツ施設を含む公園、清掃工場がある。

ゆめ‐の‐しるし【夢の徴】🔗🔉

ゆめ‐の‐しるし夢の徴】 夢に見る前兆。後撰和歌集「はかなかる―にはかられてうつつに負くる身とやなりなん」

ゆめのしろ【夢の代】🔗🔉

ゆめのしろ夢の代】 山片蟠桃やまがたばんとうの書。12巻。1820年(文政3)成る。儒学的合理主義を徹底させ、地動説を支持し、記紀神話・仏教を批判、無神論を展開、また現実に合った経済政策を主張。初稿「宰我の償つぐのい」に師の中井竹山・履軒の校閲を得て改訂増補。 →文献資料[夢の代]

ゆめ‐の‐ただじ【夢の直路】‥ヂ🔗🔉

ゆめ‐の‐ただじ夢の直路‥ヂ 夢が通う、まっすぐな道。夢の中で会うのを妨げるものはないことからいう。古今和歌集「恋ひわびてうちぬる中に行き通ふ―はうつつならなむ」

ゆめ‐の‐たまくら【夢の手枕】🔗🔉

ゆめ‐の‐たまくら夢の手枕】 仮寝に見る夢。極めてはかないことにいう。

ゆめ‐の‐つげ【夢の告げ】🔗🔉

ゆめ‐の‐つげ夢の告げ】 神仏が夢枕に立ってお告げになること。夢のさとし。

ゆめの‐の‐しか【夢野の鹿】🔗🔉

ゆめの‐の‐しか夢野の鹿】 仁徳紀・摂津風土記に見える伝説。夢野(今の神戸市湊川の西)の牡鹿が、自分の背に雪が降り積もり芒すすきが生える夢を見る。牝鹿はその夢を射殺の兆と卜って、夫が淡路島の妾に通うことをとめたが、牡鹿は聞き入れず淡路へ向かう海中で舟人に射殺されたという。和歌に多く詠まれている。いめののしか。山家集「夜を残す寝覚めに聞くぞ哀れなる―もかくや鳴くらん」

ゆめ‐の‐ゆめ【夢の夢】🔗🔉

ゆめ‐の‐ゆめ夢の夢】 夢の中で見る夢。極めてはかないこと、また、到底実現しそうにもないことのたとえ。夢のまた夢。

ゆめ‐の‐よ【夢の世】🔗🔉

ゆめ‐の‐よ夢の世】 夢のような、はかない世の中。栄華物語木綿四手「うちとけて誰もまだ寝ぬ―に人のつらさを見るぞ悲しき」

ゆめ‐ばかり【夢許り】🔗🔉

ゆめ‐ばかり夢許り】 極めてわずかな程度のこと。ほんの少しのこと。宇津保物語菊宴「―の御返りもなき」 ○夢は五臓の疲れゆめはごぞうのつかれ 夢を見るのは、五臓の疲労による。多く夢見の悪い時のなぐさめ、とりなしに言う。 ⇒ゆめ【夢】 ○夢は逆夢ゆめはさかゆめ 夢と実際の事とは相反するものである。悪夢を見た時に祝い直して言うもの。 ⇒ゆめ【夢】

○夢は五臓の疲れゆめはごぞうのつかれ🔗🔉

○夢は五臓の疲れゆめはごぞうのつかれ 夢を見るのは、五臓の疲労による。多く夢見の悪い時のなぐさめ、とりなしに言う。 ⇒ゆめ【夢】

○夢は逆夢ゆめはさかゆめ🔗🔉

○夢は逆夢ゆめはさかゆめ 夢と実際の事とは相反するものである。悪夢を見た時に祝い直して言うもの。 ⇒ゆめ【夢】 ゆめ‐ばなし夢話(→)「ゆめがたり」に同じ。 ゆめ‐はんじ夢判じ】 夢の吉凶を判断すること。また、その人。夢判断。 ゆめ‐はんだん夢判断(→)「夢判じ」に同じ。 ゆめ‐びと夢人】 夢に見た人。夢にあらわれた人。 ゆめ‐ひょうじょう夢評定‥ヒヤウヂヤウ 夢の吉凶について評定すること。 ゆめ‐まくら夢枕】 ①夢を見た時の枕、また、枕べ。 ②(→)「夢枕に立つ」に同じ。 ⇒夢枕に立つ

ゆめ‐ばなし【夢話】🔗🔉

ゆめ‐ばなし夢話(→)「ゆめがたり」に同じ。

ゆめ‐はんじ【夢判じ】🔗🔉

ゆめ‐はんじ夢判じ】 夢の吉凶を判断すること。また、その人。夢判断。

ゆめ‐はんだん【夢判断】🔗🔉

ゆめ‐はんだん夢判断(→)「夢判じ」に同じ。

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