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かすり【掠り・擦り】🔗🔉

かすり【掠り・擦り】 かすること。 上前をはねること。また、上前。 「━をとる」

かす・る【掠る・擦る】🔗🔉

かす・る【掠る・擦る】 他五 かすかに触れて、さっと通りすぎる。 「矢は的を━・っただけだった」 上前をはねる。 「賃金を━」 かすり(掠・擦)

かす・れる【掠れる・擦れる】🔗🔉

かす・れる【掠れる・擦れる】 自下一 墨・インク・絵の具などのつき方が少なくて、文字や絵の一部がはっきりとしなくなる。 「文字が━・れて読みにくい」 声がしわがれて、よくでなくなる。 「歌いすぎて声が━」 かす・る(下二) かすれ

こすり‐つ・ける【擦り付ける】🔗🔉

こすり‐つ・ける【擦り付ける】 他下一 こするようにして塗りつける。 「シャンプーを髪に━」 押しつけてこする。 「畳に額を━・けて頼む」 こすりつ・く(下二)

こす・る【擦る】🔗🔉

こす・る【擦る】 他五 ある物に他の物を強く押し当てたままで動かす。〔意図的な場合にもそうでない場合にもいう〕 「バイオリンは弦を弓で━・って鳴らす」 「洗濯物をごしごしと━・って洗う」 「眠い目を━・り━・り勉強する」 「背中を━・って垢あかを落とす」 「電柱で━・って車体を傷つける」 〔古い言い方で〕他のことにかこつけて皮肉をいう。あてこする。 「どんなに━・られても、さほどにも感じなかったが二葉亭こすれる

こす・れる【擦れる】🔗🔉

こす・れる【擦れる】 自下一物と物とがすれあう。 「かかとが靴で━・れてまめができる」 「綱が岩に━・れて切れる」 こす・る(下二) 自他下一〔「擦こする」の可能形〕こすることができる。 「ごしごしと強くは━・れない」

さす・る【摩る・擦る】🔗🔉

さす・る【摩る・擦る】 他五(体の痛みなどをいやすために)てのひらなどで軽くなでる。 「痛む腰を━」 さすれる

さつ【擦】🔗🔉

さつ【擦】 (造)こする。こすれる。 「━過傷」 「摩━」

さっ‐か【擦過】━クヮ🔗🔉

さっ‐か【擦過】━クヮ 名・自サ変かすること。こすること。

さっか‐しょう【擦過傷】サックヮシャウ🔗🔉

さっか‐しょう【擦過傷】サックヮシャウ すりむいてできたきず。すりきず。

すった‐もんだ【擦った揉んだ】🔗🔉

すった‐もんだ【擦った揉んだ】 名・自サ変意見がまとまらなくてもめること。ごたつくこと。 「━のあげく喧嘩けんか別れになる」 「和解までさんざん━した」

すり‐きず【擦り傷】🔗🔉

すり‐きず【擦り傷】 物にこすれてできた皮膚の傷。すりむいた傷。擦過傷さっかしょう こすれて物の表面についた傷。

すり‐きり【擦り切り・り切り】🔗🔉

すり‐きり【擦り切り・り切り】 粉や粒状のものを量るとき、盛り上がった部分を取り去って容器の縁と同じ高さにならすこと。また、その状態。 「スプーン━一杯の砂糖」

すり‐き・れる【擦り切れる(摩り切れる・り切れる)】🔗🔉

すり‐き・れる【擦り切れる(摩り切れる・り切れる)】 自下一物と物とが何度もこすれ合って切れる。 「ズボンのすそが━」 すりき・る(下二) 関連語 大分類‖減る‖へる 中分類‖消耗‖しょうもう

すり‐こ・む【擦り込む】🔗🔉

すり‐こ・む【擦り込む】 他五 こすって中にしみ込ませる。 「傷口に軟膏なんこうを━」 摩り込む」とも。 すり砕いてまぜ入れる。 「味に木の芽を━」 擂り込む」とも。

すり‐ぬ・ける【擦り抜ける・り抜ける】🔗🔉

すり‐ぬ・ける【擦り抜ける・り抜ける】 自下一 人ごみや狭い所を他の人や物にふれそうになりながら通り抜ける。 「雑踏を━」 うまくつくろって窮地をのがれる。 「口裏を合わせて追及を━」 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖通過‖つうか

すり‐ばん【擦り半】🔗🔉

すり‐ばん【擦り半】 近火のとき、半鐘を続けざまに打ち鳴らすこと。また、その音。 ◇「擦り半鐘」の略。

すり‐ひざ【擦り膝(磨り膝)】🔗🔉

すり‐ひざ【擦り膝(磨り膝)】 膝頭ひざがしらを畳などにすりつけて進むこと。膝行しっこう

すり‐む・く【擦りく】🔗🔉

すり‐む・く【擦りく】 他五物にすり当てて皮膚をむく。 「転んでひざを━」 擦りむき

すり‐よ・る【擦り寄る】🔗🔉

すり‐よ・る【擦り寄る】 自五 体がふれるほど近くに寄る。 「犬が尾を振って━」 ひざをすって近寄る。にじり寄る。 「そっと━・って耳打ちする」

す・る【擦る・摩る・磨る・る・擂る】🔗🔉

す・る【擦る・摩る・磨る・る・擂る】 他五 ある物に他の物を強くふれあわせて動かす。こすりつける。 「マッチを━」 手などを前後にこすり合わせる。 「蠅はえが手を━足を━」 摩・磨ある物の表面に他の物を押しつけて繰り返し動かす。また、そのようにしてある物を作る。 「硯すずりで墨を摩る」 「ワサビを摩る」 「玉を磨る」 「やすりで磨って仕上げる」 「墨をごしごしと摩る/墨を濃く摩る」では、前者は硯に固体の墨をこすりつける意、後者はこすりつけて墨汁を作る意。 こする意で「摩」、みがく意で「磨」と使い分けるが、一般にかな書きも多い。書道では「磨」も好まれる。 すり鉢・石うすなどに入れ、強く押しつけて細かく砕く。 「すり鉢でゴマを━」 「石うすで小麦を細かく━・りつぶす」 「上役にゴマを━(=おもねりへつらう)」 け事などで不本意に金を使ってしまう。 「競馬で全財産を━」 擦れる

すれ‐あ・う【擦れ合う】━アフ🔗🔉

すれ‐あ・う【擦れ合う】━アフ 自五物と物とが触れ合う。互いにすれる。 「肩と肩とが━」

すれ‐ちがい【擦れ違い】━チガヒ🔗🔉

すれ‐ちがい【擦れ違い】━チガヒ 擦れ違うこと。 「━に呼び止める」 「親子の━」 「━に終始した討論」 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖通過‖つうか

すれ‐ちが・う【擦れ違う】━チガフ🔗🔉

すれ‐ちが・う【擦れ違う】━チガフ 自五 互いに触れ合うほど近くを通り過ぎて、それぞれ反対の方向へ行く。行き違う。 「列車と列車が━」 「廊下で先生と━」 時間や位置がずれて会えるはずが会えないでしまう。擦れ違いになる。 「彼とは━・ってばかりでなかなか会えない」 議論などで、論点がかみ合わなくなる。 「話が━・って争点がぼやける」 擦れ違い

すれっ‐からし【擦れっ枯らし】🔗🔉

すれっ‐からし【擦れっ枯らし】 世間ずれして悪賢くなること。また、その人。すれからし。

す・れる【擦れる】🔗🔉

す・れる【擦れる】 自下一 物と物とが触れ合って動く。こすれる。 「帯が━」 「肩と肩とが━・れていさかいが始まる」 物と物とが強く(何度も)触れ合って、痛んだり減ったりする。こすれる。 「足が靴で━・れてまめができる」 「股またが━・れて痛い」 「裾すそが━・れて破れる」 世間なれして、人柄が悪賢くなる。世間ずれする。 「長年の都会暮らしで━・れてしまう」 「うぶで、どこを探しても━・れたところがない」 ◆摩れる」「磨れる」とも。は専ら「擦れる」と書く。 す・る(下二) 自他下一〔「擦る」の可能形〕することができる。 「手が痛くて墨が摩れない」 擦る

なすり‐あい【擦り合い】━アヒ🔗🔉

なすり‐あい【擦り合い】━アヒ 罪・責任などを相手に押し付け合うこと。

なすり‐つ・ける【擦り付ける】🔗🔉

なすり‐つ・ける【擦り付ける】 他下一 こすってつける。 「壁に泥を━」 責任などを人に押しつける。 「人に罪を━」 なすりつ・く(下二)

なす・る【擦る】🔗🔉

なす・る【擦る】 他五 ある物をつけようとして物の表面をこする。 責任などを人に負わせる。

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