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おとし【落とし】🔗🔉

おとし【落とし】 落下させること。 「つるべ━」 入れるべきものをうっかり入れ忘れること。落ち。 「リストに数字の━がある」 鳥獣を生け捕るための仕掛け。わな。 戸の桟さんに取り付け、戸を閉めるときに敷居のくぼみにさしいれて固定するための木片。くるる。 落語などの落ち。 「━話」 木の火鉢の内側の、銅やブリキを張って灰を入れるようにした部分。 ◇「おとしがけ」の略。

おとし‐あな【落とし穴】🔗🔉

おとし‐あな【落とし穴】 表は地面のように見せかけ、その上を通りかかった獣などが落ちこむようにしかけた穴。陥穽かんせい 人をおとしいれる悪い策略。陥穽。 「うまい話には━がある」

おとし‐い・れる【陥れる】🔗🔉

おとし‐い・れる【陥れる】 他下一〔「落とし入れる」の意〕 落として、中のほうに入れる。 「投入口から硬貨を━」 語源を反映させて、多く「落とし入れる」と書く。 人をわなや計略にかける。おちいらせる。 「敵を術中に━」 (企みを巡らして)人をある好ましくない状態に追いやる。 「人を罪に━」 「住民を恐怖に━」 「窮地[苦境・絶望・不安]に━」 城などを攻め落として、自分のものにする。 「城を━」 「〔野球で〕本塁を━(=本塁に生還する)」 おとしい・る(下二) 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖はい‖はいる 大分類‖戦争‖せんそう 中分類‖侵攻‖しんこう 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖だます‖だます

おとし‐がけ【落とし掛け・落とし懸け】🔗🔉

おとし‐がけ【落とし掛け・落とし懸け】 とこの間や書院窓の正面上方にかけ渡した横木。 厨子ずしなどの欄間らんまの下に取り付ける雲形などの彫り物。 灰を入れるために木製の火鉢の内側にはめる容器。銅・ブリキなどの薄板で作る。おとし。 →図:床の間と和風住宅の各部

おとし‐がみ【落とし紙】🔗🔉

おとし‐がみ【落とし紙】 〔古い言い方で〕便所で使う紙。ちりがみ。

おとし‐ご【落とし子】🔗🔉

おとし‐ご【落とし子】 落としだね。 ある大きな出来事に付随して生じた予想外の事柄。 「戦争の━」

おとし‐こ・む【落とし込む】🔗🔉

おとし‐こ・む【落とし込む】 他五 落として、中に入れる。落とし入れる。 「握り飯を胃に━」 人を好ましくない状態に追いやる。陥れる。 「罠わなに━」 出された意見を文書などに取り入れる。 「部下の意見を企画書に━」 抽象的な概念を具体的な形にして表す。 「方針を行動に━」 落とし込み 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖入る‖はいる 大分類‖良くない行い‖よくないおこない 中分類‖だます‖だます

おとし‐ざし【落とし差し】🔗🔉

おとし‐ざし【落とし差し】 刀を鐺こじりを下に向けたまま腰に差すこと。

おとし‐だね【落とし胤】🔗🔉

おとし‐だね【落とし胤】 身分の高い男性が正妻以外の女性に生ませた子。落胤らくいん。落とし子。

おとし‐どころ【落とし所】🔗🔉

おとし‐どころ【落とし所】 難問や難題を収束に向かわせるための、現実主義的な解決点。 「━を探る」 「年金問題の━が見えない」

おとし‐ばなし【落とし話(落とし噺)】🔗🔉

おとし‐ばなし【落とし話(落とし噺)】 気のきいた洒落しゃれや地口じぐちで終わりを結ぶ滑稽こっけいな小話。 ◇江戸時代に話芸として発展し、明治以降は一般に「落語」と呼ばれるようになった。

おとし‐ぶた【落とし蓋】🔗🔉

おとし‐ぶた【落とし蓋】 煮物をするとき、なべの中に入れて材料の上に直接のせるふた。 ◇漬物桶おけの材料に直接のせるふたについてもいう。 箱の内側の側面に縦の溝をつけ、そこにはめ込んで上下に開閉するようにしたふた。

おとし‐ぶみ【落とし文】🔗🔉

おとし‐ぶみ【落とし文】 〔古〕公言をはばかる政治批判や風刺などを書きつづり、人目につきやすい所に落としておく文書。落書らくしょ コウチュウ目オトシブミ科の昆虫の総称。体長は一センチメートルほどだが、色は多彩で光沢がある。クヌギ・ナラなどの葉を巻いて巣を作り、卵を産む。 ◇巻物の手紙に似た巣をときに地上に切り落とすのでこの名がある。

おとし‐まえ【落とし前】━マヘ🔗🔉

おとし‐まえ【落とし前】━マヘ 〔俗〕もめごとなどの後始末をすること。また、そのための金銭。 「━をつける」 ◇もと、てき屋などの隠語。

おとし‐もの【落とし物】🔗🔉

おとし‐もの【落とし物】 気がつかないで金品を落とすこと。また、その金品。

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