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【他】🔗🔉

【他】 5画 人部 [三年] 区点=3430 16進=423E シフトJIS=91BC 《常用音訓》タ 《音読み》 タ〈t〉 《訓読み》 ほか/ほかの/かの 《名付け》 おさ・ひと・ほか 《意味》 {名}ほか。それとは別の事がら。また、別の人。別のもの。別のところ。〈同義語〉→它。「王顧左右而言他=王、左右ヲ顧ミテ他ヲ言フ」〔→孟子タノ{形}ほかの。それとは別の。〈同義語〉→它。「吾生、此外無他願=吾ガ生、此ノ外他ノ願ヒ無シ」〔→呉偉業{名}ほか。あるべき心とちがう心。〈同義語〉→它。「之死矢靡他=死ニイタルマデチカヒテ他ハナシ」〔→詩経{代}三人称の代名詞。かれ。彼女。▽三国・六朝以来、我(われ)・爾(なんじ)に対して第三者をいう。「我語、他不会=我ガ語、他ハ会セズ」〔→寒山{指}かの。あの。その。例の。「将他儒行篇=他ノ儒行篇ヲモッテ」〔→寒山〕 《解字》 会意兼形声。它は、頭の大きい、はぶのようなへびを描いた象形文字。蛇ダ・ジャの原字。昔、へびの害がひどかったころ、人の安否を尋ねて「無它=它タ無きや(へびの害はないか)」といった。変異の意から転じて、見慣れぬこと、ほかのことの意となった。也は、さそりを描いた象形文字。它と也とは字体が似ているため古くから混用されて、佗を他と書くようになった。他は「人+音符也」。 《類義》 →外 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 188 での単語。