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【散】🔗🔉

【散】 12画 攴部 [四年] 区点=2722 16進=3B36 シフトJIS=8E55 《常用音訓》サン/ち…らかす/ち…らかる/ち…らす/ち…る 《音読み》 サン〈sn・sn〉 《訓読み》 ちらかす/ちらかる/ちる/ちらす 《名付け》 のぶ 《意味》 サンズ{動}ちる。ちらす。ばらばらにちる。ばらまく。ちりぢりに四方に分かれる。〈対語〉→集→聚シュウ。「集散」「離散」「壮者散而之四方者=壮者、散ジテ四方ニ之ク者」〔→孟子サンズ{動}金や財物をばらまく。また、金や財物をどんどん使う。「散財」「施散シサン(人々に分け施す)」「千金散尽還復来=千金、散ジ尽クセバ、マタマタ来タル」〔→李白サンズ{動}ちらす。固まりをほぐし、ばらばらにしてなくする。「散悶サンモン(うさばらしをする)」 {形}とりとめのないさま。「散漫」 {形}ぶらぶらとしているさま。▽上声に読む。「散人(ひま人)」「投閑置散、乃分之宜=閑ニ投ジ散ニ置カルルハ、スナハチ分ノ宜シキナリ」〔→韓愈{名}固まっていない粉状の薬。「散薬」「胃散」 {名}琴の曲の名。「広陵散コウリョウサン」 《解字》 会意。古い字体は、竹の葉をばらばらにするさまを描いたもの。のち「麻の実、または皮をはぐさま+攴(動詞の記号)」で、植物の皮や実をばらばらにそぎとるさま。 《単語家族》 刪サン(削りとる)霰サン(ぱらぱらちるあられ)傘サン(雨をばらばらに散らすかさ)山(水をばらばらに分ける分水嶺レイ)と同系。また砂(ばらばらのすな)や殺(そぎとる)とも縁が深い。撒サツ(ばらばらにまく)はその派生語。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

漢字源 ページ 1961 での単語。