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【斂】🔗🔉

【斂】 17画 攴部  区点=5844 16進=5A4C シフトJIS=9DCA 《音読み》 レン(レム)〈lin・lin〉 《訓読み》 あつめる(あつむ)/おさめる(をさむ)/おさまる(をさまる)/しまる 《意味》 {動}あつめる(アツム)。絞るようにしてあつめる。多くの物をひと所に寄せあつめる。〈類義語〉→聚シュウ→収。「収斂(絞ってあつめる、引きしめる)」「秋、省斂而助不給=秋ニハ、省斂シテ、不給ヲ助ク」〔→孟子{動}おさめる(ヲサム)。おさまる(ヲサマル)。たるんだものを引きしめる。また、散在したものがまとまる。「斂容=容ヲ斂ム」「斂眉=眉ヲ斂ム」「閉門自斂=門ヲ閉ヂテミヅカラ斂ム」〔→漢書レンス{動}死体を棺の中におさめる。「斂不憑其棺=斂スルニ、ソノ棺ニ憑ラズ」〔→韓愈{動}しまる。発散せずに引きしまる。また、縮んで小さくなる。「収斂作用」「酸斂サンレン(酸性で、引きしめる薬のこと)」 《解字》 会意兼形声。僉セン・ケンは、多くの物をつぼに寄せあつめたさまを描いた象形文字。のち「集めるしるし+二つの口+二人の人」の会意文字で示し、寄せあつめることを示す。のち、「みな」の意の副詞に転用された。斂は「攴(動詞の記号)+音符僉」で、引き絞ってあつめること。→僉 《単語家族》 簾レン(引き寄せて片方にあつめるすだれ)檢(=検。あつめて調べる)などと同系。 《類義》 収は、一か所にまとめること。聚は、引き縮めてあつめること。集は、多くの物を寄せあつめること。→治 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 1972 での単語。