複数辞典一括検索+

【斯】🔗🔉

【斯】 12画 斤部  区点=2759 16進=3B5B シフトJIS=8E7A 《音読み》 シ〈s〉 《訓読み》 きる/さく/これ/この/すなわち(すなはち)/ここに/しろい(しろし) 《意味》 {動}きる。さく。ばらばらにきり離す。〈類義語〉→析。「墓門有棘、斧以斯之=墓門ニ棘有リ、斧ヲモッテコレヲ斯ク」〔→詩経{指}これ。この。▽近称の指示詞にあてた用法。〈類義語〉→此→是コレ→之コレ。「斯人也而有斯疾也=コノ人ニシテコノ疾有ルヤ」〔→論語{接続}すなわち(スナハチ)。ここに。AならBだと、上下の句の内容をつなぐことば。〈類義語〉→則。「清斯濯纓、濁斯濯足矣=清ミテハスナハチ纓ヲ濯ヒ、濁リテハスナハチ足ヲ濯フ」〔→孟子{助}詩のリズムを整えることば。「彼、何人斯=彼、何人ゾヤ」〔→詩経{形}しろい(シロシ)。▽鮮に当てた用法。「有兔斯首=兔有リ、斯首ナリ」〔→詩経{名}小者。また、雑役夫。▽廝シに当てた用法。「厮(=斯)徒十万」〔→史記〕 《解字》 会意。「其(=箕。穀物のごみなどをよりわける四角いあみかご)+斤(おの)」で、刃物で箕ミをばらばらにさくことを示す。「爾雅」釈言篇に「斯とは離なり」とあり、また「広雅」釈詁篇に「斯とは裂なり」とある。 《単語家族》 分析の析(細かくさく)撕シ(引きさく)などと同系。 《類義》 →則 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 1997 での単語。