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【質】🔗🔉

【質】 15画 貝部 [五年] 区点=2833 16進=3C41 シフトJIS=8EBF 【貭】異体字異体字 11画 貝部 区点=7636 16進=6C44 シフトJIS=E6C2 《常用音訓》シチ/シツ/チ 《音読み》 シツ/シチ〈zh〉/〈zh〉 《訓読み》 もと/しろ/たち/ただす 《名付け》 かた・さだ・さだむ・すなお・ただ・ただし・ただす・み・もと 《意味》 {名}もと。しろ。なかにつまっているもの。なかみ。内容。〈対語〉→形。「実質」「形質倶変=形質トモニ変ズ」「君子義以為質=君子ハ義モッテ質ト為ス」〔→論語{名}たち。もってうまれたなかみそのもの。もちまえ。うまれつき。「素質」「性質」 {名・形}飾りけのないそのもののまま。生地のまま。すなおである。〈対語〉→文。「質、勝文則野=質、文ニ勝テバスナハチ野ナリ」〔→論語シッス{動}ただす。なかみをつきつめる。問いただす。「質問」「質諸鬼神而無疑=コレヲ鬼神ニ質シテ疑ヒ無シ」〔→中庸{名}あかしをたてるだけの値うちあるものとして、相手にあずけおく人や物。人質や抵当。「納質=質ヲ納ル」「交質=質ヲ交ス」 チス{動}人質にする。抵当に入れる。 《解字》 会意。斤キンは、重さを計る重りに用いたおの。質は「斤二つ(重さが等しい)+貝(財貨)」で、Aの財貨と匹敵するだけなかみのつまったBの財貨をあらわす。名目に相当するなかみがつまっていることから、実質、抵当の意となる。 《単語家族》 実ジツ(なかみ)緻チ(きめ細かくなかみがつまる)室シツ(つまったへや)窒チツ(つまる)などと同系。また真シン(なかみがつまる)は、その語尾が転じたことば。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 4249 での単語。