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しち【質】🔗🔉

しち】 (呉音。チとも) ①約束を履行する保証として預けおくもの。また、借金の担保として預けおくもの。竹取物語「もし金たまはぬものならば、かの衣の―返したべ」 ②人質。今昔物語集23「其の妹を―に取りて」 ③〔法〕質権またはその目的物たる質物。中世までは質(占有質)と抵当(無占有質)とを含み、江戸時代以降、占有質の意に限られるに至った。 →しつ(質) ⇒質に置く ⇒質に取る ⇒質八を置く

しち‐いれ【質入れ】🔗🔉

しち‐いれ質入れ】 ①借金の担保として、物品を質屋に預けること。 ②〔法〕目的物を債権者に引き渡して質権を設定すること。 ⇒しちいれ‐うらがき【質入裏書】 ⇒しちいれ‐しょうけん【質入証券】

しちいれ‐うらがき【質入裏書】🔗🔉

しちいれ‐うらがき質入裏書】 質権の設定を目的として一般の指図証券または質入証券上になされる裏書。 ⇒しち‐いれ【質入れ】

しちいれ‐しょうけん【質入証券】🔗🔉

しちいれ‐しょうけん質入証券】 倉庫証券の一種。寄託者の請求によって預り証券に添えて発行され、寄託物上に質権を設定するために用いるもの。 ⇒しち‐いれ【質入れ】

しち‐うけ【質請け】🔗🔉

しち‐うけ質請け】 質に入れた物を請け出すこと。

しち‐おき【質置き】🔗🔉

しち‐おき質置き】 質入れすること。 ⇒しちおき‐ぬし【質置き主】

しちおき‐ぬし【質置き主】🔗🔉

しちおき‐ぬし質置き主】 質入れをする人。 ⇒しち‐おき【質置き】

しち‐ぎょう【質業】‥ゲフ🔗🔉

しち‐ぎょう質業‥ゲフ 質屋を業とすること。

しち‐ぐさ【質草・質種】🔗🔉

しち‐ぐさ質草・質種】 質に置く物品。しちだね。杉村楚人冠、雪の凶作地「件数の斯く減じたるは窮民の―が次第に減少したるを示すなり」

しち‐ぐら【質倉】🔗🔉

しち‐ぐら質倉】 質物を入れておく倉。

しち‐けいやく【質契約】🔗🔉

しち‐けいやく質契約】 質権を設定する契約。

しち‐けん【質券】🔗🔉

しち‐けん質券】 質の手形。しちふだ。

しち‐けん【質権】🔗🔉

しち‐けん質権】 〔法〕債権者が債務者または第三者(物上保証人)の所有物を占有し、弁済がない場合その物から他の債権者に優先して弁済を受けうる権利。担保物権の一種。 ⇒しちけん‐しゃ【質権者】 ⇒しちけん‐せってい‐しゃ【質権設定者】

しちけん‐しゃ【質権者】🔗🔉

しちけん‐しゃ質権者】 質権を有する者。質取主しちとりぬし⇒しち‐けん【質権】

しちけん‐せってい‐しゃ【質権設定者】🔗🔉

しちけん‐せってい‐しゃ質権設定者】 自己の所有物に質権を設定した債務者または第三者(物上保証人)。質入人しちいれにん。質置主しちおきぬし⇒しち‐けん【質権】

しち‐ざい【質材】🔗🔉

しち‐ざい質材】 質に入れる物。質草。抵当物。

しち‐しょう【質商】‥シヤウ🔗🔉

しち‐しょう質商‥シヤウ 質屋。質屋営業。

しち‐だね【質種】🔗🔉

しち‐だね質種】 質草しちぐさ。世間胸算用5「―もなく」

しち‐ち【質地】🔗🔉

しち‐ち質地】 土地を質入れすること。質入れした土地。「―小作」

しち‐ながれ【質流れ】🔗🔉

しち‐ながれ質流れ】 質入れして借りた金を期限までに返済できなかったため、質草が質屋の所有になること。また、そうなった品物。「―品」

○質に置くしちにおく🔗🔉

○質に置くしちにおく 質入れする。財物を質屋に預ける。質に入れる。 ⇒しち【質】

○質に取るしちにとる🔗🔉

○質に取るしちにとる 質として預かる。 ⇒しち【質】 しち‐にん質人】 ひとじち。〈日葡辞書〉 しちにんのさむらい七人の侍‥サムラヒ 黒沢明監督の映画。1954年作。貧しい農民が流れ者の7人の侍を雇って野盗団の襲撃から村を防衛する、リアリズムに徹した時代劇。三船敏郎・志村喬ら出演。 しちにん‐ばり七人張】 六人で弓をたわめ、他の一人がこれに弦を掛けるほどの強弓。 しち‐ねん七年】 1年の7倍。 ⇒しちねん‐き【七年忌】 ⇒しちねん‐せんそう【七年戦争】 ⇒しちねん‐みそ【七年味噌】 ⇒しちねん‐もの【七年物】 しち‐ねん失念⇒しつねん。狂言、鈍根草「御―はござるまい」 しちねん‐き七年忌(→)七回忌に同じ。 ⇒しち‐ねん【七年】 しちねん‐せんそう七年戦争‥サウ 1756〜63年にイギリスの財政援助を受けるプロイセンとオーストリア・ロシア・フランスおよびその同盟国との間に行われた戦争。フリードリヒ大王の指揮とロシアの離反とにより、プロイセンはシレジア領有を確保、他方フランスはイギリスとの植民地争奪に敗れ、カナダ・インドを喪失。→クライヴ⇒しち‐ねん【七年】 しちねん‐みそ七年味噌】 仕込んでから7年目の味噌。東北地方で、毎年味噌を仕込む時一桶余分に造り、飢饉に備えて貯えたという。 ⇒しち‐ねん【七年】 しちねん‐もの七年物】 時を経たもの。老いたもの。特に、獣などの年を経て、すごみをおびたものにいう。浄瑠璃、百日曾我「―の男鹿、やつまたの角ふり立て」 ⇒しち‐ねん【七年】 しちのじ‐づくし七の字尽し】 「七」の字のつくことばを多く連ねること。また、その詩歌や文章。70歳の賀の祝いなどに書く。 しち‐の‐ず七の図‥ヅ (灸や鍼はりの点の図に由来するという)人の尻の上部。浄瑠璃、心中宵庚申「裾―まで引つからげ」 しち‐は七八】 ①さいころでする博奕ばくちで、いちかばちか、勝負を一度に賭けること。日葡辞書「シチハニカクル、また、シチハガケヲスル、また、シチハニスル」 ②商売などで、思いきって冒険をすること。日葡辞書「シチハニシテ、または、カケテワタル」 しち‐はいせん七俳仙】 松永貞徳門下の野々口立圃りゅうほ・松江重頼・山本西武さいむ・鶏冠井令徳かえでいりょうとく・安原貞室・北村季吟・高瀬梅盛の7人の称。貞門の七俳仙。 しちはくし‐けんぱく‐じけん七博士建白事件】 日露戦争前年の1903年(明治36)、戸水寛人・金井延ら東大教授を中心とした7人の博士が対露開戦を迫った事件。

しち‐にん【質人】🔗🔉

しち‐にん質人】 ひとじち。〈日葡辞書〉

○質八を置くしちはちをおく🔗🔉

○質八を置くしちはちをおく (「質」の音が「七」と同じであるから、「八」と続けて語呂を合わせていう)質入れする。 ⇒しち【質】 しち‐ばりしち針】 着物の裏のくけ糸が誤って表に出たもの。 しち‐はん七半】 博奕ばくち(→)「ちょぼいち」に同じ。古今著聞集12「侍ども―といふ事を好みて」 しちばんにっき七番日記】 句日記。小林一茶著。1810〜18年(文化7〜文政1)の日々の行事や見聞および作句、俳諧歌、知友の句などを録する。 しち‐ぶ七分】 10分の7。7割。また、100分の7。 ⇒しちぶ‐がゆ【七分粥】 ⇒しちぶ‐さんぶ【七分三分】 ⇒しちぶ‐そで【七分袖】 ⇒しちぶ‐づき【七分搗き】 ⇒しちぶ‐つみきん【七分積金】 しちぶ‐がゆ七分粥】 米1に対し水7の割合で煮た粥。 ⇒しち‐ぶ【七分】 しち‐ふくじん七福神】 ①七柱の福徳の神。大黒天・蛭子えびす・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋ほてい→宝船。 ②山田流箏曲の曲名。中能島検校作曲。江戸下町の地名尽しを詠み込む。長唄・江戸端唄・常磐津などにも同名曲がある。 ⇒しちふくじん‐おどり【七福神踊】 ⇒しちふくじん‐とうぞく【七福神盗賊】 ⇒しちふくじん‐もうで【七福神詣で】 しちふくじん‐おどり七福神踊‥ヲドリ 祭礼で、七福神に仮装してする踊。 ⇒しち‐ふくじん【七福神】 しちふくじん‐とうぞく七福神盗賊‥タウ‥ 七福神の装なりをして忍び入る盗賊。室町時代の末に、「福神がきた」として、この盗賊に財物を与えることがあったという。 ⇒しち‐ふくじん【七福神】 しちふくじん‐もうで七福神詣で‥マウデ 新年に七福神の社寺を巡拝して福徳を祈ること。しちふくまいり。〈[季]新年〉 ⇒しち‐ふくじん【七福神】 しちぶ‐さんぶ七分三分】 物事の割合や成功・当否の可能性が7割と3割であること。 ⇒しち‐ぶ【七分】 しちぶ‐しゅう七部集‥シフ ①「俳諧七部集」の略称。 ②「俳諧七部集」にならって一家または一派の撰集から主なもの7部をえらんだ集。蕪村七部集の類。 しちぶ‐そで七分袖】 通常の袖丈の七分程度の長さの袖。肩から手首と肘との中間までのもの。スリー‐クオーター‐スリーブ。 ⇒しち‐ぶ【七分】 しち‐ふだ質札】 質契約の証として質屋が質置主に交付する証券。一種の免責証券で、その質物を請け出す証票ともなる。しちのふだ。 しち‐ぶつ七仏】 〔仏〕 ①過去七仏の略。 ②七仏薬師の略。 ⇒しちぶつ‐やくし【七仏薬師】 ⇒しちぶつやくし‐ほう【七仏薬師法】 ⇒七仏通戒偈 しちぶ‐づき七分搗き】 精米歩合の一つ。玄米を搗いて外側の種皮・外胚乳・胚などの7割を取り去ること。また、その米。 ⇒しち‐ぶ【七分】

しち‐ふだ【質札】🔗🔉

しち‐ふだ質札】 質契約の証として質屋が質置主に交付する証券。一種の免責証券で、その質物を請け出す証票ともなる。しちのふだ。

しち‐ぼうこう【質奉公】🔗🔉

しち‐ぼうこう質奉公】 江戸時代に行われた人質ひとじちの一種。身代金みのしろきんを受け取る代りに、債権者の家に一定期間住み込み奉公すること。質物しちもつ奉公。

しち‐みせ【質店】🔗🔉

しち‐みせ質店(→)質屋しちやに同じ。

しち‐もつ【質物】🔗🔉

しち‐もつ質物】 質にあずける品物。債務の担保として提供された物品。しちぐさ。典物てんぶつ。日本永代蔵4「たくみて置き捨ての―」 ⇒しちもつ‐ほうこう【質物奉公】

しちもつ‐ほうこう【質物奉公】🔗🔉

しちもつ‐ほうこう質物奉公(→)質奉公に同じ。 ⇒しち‐もつ【質物】

しち‐や【質屋】🔗🔉

しち‐や質屋】 質物しちもつを担保として質入主に金銭を貸し付けることを業とする者。また、その店。江戸時代の重要な庶民金融機関。中世には土倉どそうと呼んだ。質店。

しつ【質】🔗🔉

しつ】 ①生れつき。天性。「天成の―」 ②内容。中味。価値。「―が落ちる」「量より―」 ③(quality)物がそれとして存在するあり方。性質。↔量。 ㋐対象を他の対象と区別する特色となっているもの。非感覚的な面をも含む。「どのような」という問いに対する事物のあり方。 ㋑論理学では、命題の肯定・否定をいう。 →しち(質)

しつ‐かん【質感】🔗🔉

しつ‐かん質感】 ①材料の性質の違いから受ける感じ。 ②その材料が本来もっている感じ。「この絵は服の―が良く出ている」

しつ‐ぎ【質疑】🔗🔉

しつ‐ぎ質疑】 疑いある所を問いただすこと。質問。「―に応ずる」 ⇒しつぎ‐おうとう【質疑応答】

しつぎ‐おうとう【質疑応答】‥タフ🔗🔉

しつぎ‐おうとう質疑応答‥タフ 質問とそれに対する回答・答弁。 ⇒しつ‐ぎ【質疑】

しつ‐ざい【質剤】🔗🔉

しつ‐ざい質剤】 [周礼天官、小宰「売買を聴するに質剤を以てす」]中国古代の割符わりふに始まる融通手形。大きいものを「質」といい、小さいものを「剤」という。官がこれを発行し、交易の際に買主から売主に与えて取引の証左とする。

しつ‐じつ【質実】🔗🔉

しつ‐じつ質実】 飾りけなくまじめなこと。「―な気風」 ⇒しつじつ‐ごうけん【質実剛健】

しつじつ‐ごうけん【質実剛健】‥ガウ‥🔗🔉

しつじつ‐ごうけん質実剛健‥ガウ‥ 飾り気がなく真面目で、強くしっかりしていること。 ⇒しつ‐じつ【質実】

しっ‐そ【質素】🔗🔉

しっ‐そ質素】 ①かざらないこと。質朴なこと。 ②おごらず、つつましいこと。倹約なこと。「―な生活」

しっち‐そうどう【質地騒動】‥サウ‥🔗🔉

しっち‐そうどう質地騒動‥サウ‥ 1722年(享保7)の幕府の質流禁止令を徳政と解釈した質入れ人らが起こした質地取り戻し騒動。幕府は騒動を鎮圧し、翌年禁止令を撤回。出羽村山郡長瀞ながとろ村と越後頸城くびき郡幕府蔵入地の事件が特に有名。 ⇒しっ‐ち【質地】

しっ‐ちょく【質直】🔗🔉

しっ‐ちょく質直】 質朴で正直なこと。じみでまじめなこと。

しつ‐てき【質的】🔗🔉

しつ‐てき質的】 質に関するさま。「生活の―向上」「―な問題」↔量的。 ⇒しつてき‐ちょうさ【質的調査】

しつてき‐ちょうさ【質的調査】‥テウ‥🔗🔉

しつてき‐ちょうさ質的調査‥テウ‥ 社会調査で、少数の事例について数量的・統計的方法によらずに個別の意味や解釈を重視した調査。事例調査。 ⇒しつ‐てき【質的】

しつ‐てん【質点】🔗🔉

しつ‐てん質点】 〔理〕(質量だけを持つ点の意)全質量が質量中心に集中した、大きさ・形のない仮想的な物体。通常の物体(例えば地球)でも、その大きさが全体(例えば太陽系)からみて十分に小さい時には、これを質点とみなし得る。 ⇒しつてん‐けい【質点系】

しつてん‐けい【質点系】🔗🔉

しつてん‐けい質点系】 2個以上の質点から成る力学的体系。 ⇒しつ‐てん【質点】

しつ‐ぼく【質朴・質樸】🔗🔉

しつ‐ぼく質朴・質樸】 ①自然のままで、人為の加わらないこと。 ②かざりけがなく律儀なこと。純朴。「―な村人」

しつ‐もん【質問】🔗🔉

しつ‐もん質問】 疑問または理由を問いただすこと。「―に応ずる」 ⇒しつもんし‐ほう【質問紙法】

しつもんし‐ほう【質問紙法】‥ハフ🔗🔉

しつもんし‐ほう質問紙法‥ハフ 調査・研究しようと思う事項についてあらかじめ用意した質問用紙によって回答を求め、それを分析して心的過程や態度などを明らかにしようとする方法。性格検査の一つ。 ⇒しつ‐もん【質問】

しつ‐りょう【質料】‥レウ🔗🔉

しつ‐りょう質料‥レウ 〔哲〕(matter イギリス・hyle ギリシア・materia ラテン)形相(形・構造)を具えることによって初めて一定の事物となる材料的なもの。アリストテレスは、質料を形相と共に存在の根本原理と考えた。例えば家の構造は形相で材木や石材は質料。→デュナミス⇒しつりょう‐いん【質料因】

しつ‐りょう【質量】‥リヤウ🔗🔉

しつ‐りょう質量‥リヤウ 〔理〕(mass)物体が有する固有の量。物体の重量とは区別される。力が物体を動かそうとする時に物体の慣性によって生じる抵抗の度合を示す量(慣性質量)として定義され、他方万有引力の法則から2物体間に働く引力がおのおのの質量(重力質量)の積に比例するとして定義される。実験によれば、両質量は同等である。単位はキログラム、またはグラム。→静止質量⇒しつりょう‐けっそん【質量欠損】 ⇒しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】 ⇒しつりょう‐すう【質量数】 ⇒しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】 ⇒しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】 ⇒しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】 ⇒しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】 ⇒しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】

しつりょう‐いん【質料因】‥レウ‥🔗🔉

しつりょう‐いん質料因‥レウ‥ アリストテレスの説いた四原因の一つ。これを家屋の建築にたとえれば、質料因は建築に使用する資材。→原因2 ⇒しつ‐りょう【質料】

しつりょう‐けっそん【質量欠損】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐けっそん質量欠損‥リヤウ‥ 原子核の質量は、それを構成する中性子と陽子との質量の総和より約1パーセントほど小さい。この差を質量欠損という。中性子と陽子とが原子核を構成する時にこれだけの質量を失い、原子核の結合エネルギーに転化する。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく【質量作用の法則】‥リヤウ‥ハフ‥🔗🔉

しつりょう‐さよう‐の‐ほうそく質量作用の法則‥リヤウ‥ハフ‥ (law of mass action)化学反応aA+bB=mM+nNが化学平衡にあるとき、[M][N]/[A][B]K([ ]は濃度を表す)におけるは温度・圧力を定めると定数になるという法則。定数を平衡定数という。1864年、ノルウェーの数学者グルベルグ(C. M. Guldberg1836〜1902)と化学者ウォーゲ(P. Waage1833〜1900)とが提出。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐すう【質量数】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐すう質量数‥リヤウ‥ 原子核を構成する核子(陽子と中性子)の総数。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐スペクトル【質量スペクトル】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐スペクトル質量スペクトル‥リヤウ‥ 質量分析器で得られた試料のスペクトル。分子量の決定、原子質量の精密測定、同位体存在比、元素分析、物質の特定等に用いる。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐ちゅうしん【質量中心】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐ちゅうしん質量中心‥リヤウ‥ 物体または質点系の質量の分布を平均して求められる1点。重心と一致する。→重心⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょうふへん‐の‐ほうそく【質量不変の法則】‥リヤウ‥ハフ‥🔗🔉

しつりょうふへん‐の‐ほうそく質量不変の法則‥リヤウ‥ハフ‥ (→)質量保存則に同じ。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐ぶんせき‐き【質量分析器】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐ぶんせき‐き質量分析器‥リヤウ‥ イオンの質量を測定する装置。磁場と電場を用いて、イオンの運動する方向やエネルギーが違っても、質量の等しいものが1点に集まるような集束を行なって、イオンをふるい分ける。 ⇒しつ‐りょう【質量】

しつりょう‐ほぞんそく【質量保存則】‥リヤウ‥🔗🔉

しつりょう‐ほぞんそく質量保存則‥リヤウ‥ 化学変化の前後における諸物質の質量の総和は不変であるという法則。1774年ラヴォアジエが発見。質量不変の法則。 ⇒しつ‐りょう【質量】

ただ・す【正す・糺す・質す】🔗🔉

ただ・す正す・糺す・質す】 〔他五〕 ①《正》正しくする。改めなおす。源氏物語若菜下「ややもすれば堪へぬ喜びの涙ともすれば落ちつつ、目をさへのごひ―・して」。日葡辞書「スヂメヲタダス」。「誤りを―・す」「姿勢を―・す」「襟を―・す」 ②《糺》罪過の有無を追及する。詮議せんぎする。源氏物語賢木「なほざりごとをまづや―・さむ」。「事の実否を―・す」 ③《質》問うてたしかめる。質問する。尾崎紅葉、浮木丸「其士の衣服容貌を―・しけるに」。「真意を―・す」

たち【質】🔗🔉

たち】 ①人の性質・体質。生れつき。しょう。「内気な―」 ②物事の性質。品質。「―の悪いいたずら」

む‐かわり【身代・質】ムカハリ🔗🔉

む‐かわり身代・質ムカハリ (ムはミの古形)身代り。人質ひとじち。皇極紀(岩崎本)平安中期点「百済の質ムカハリ

[漢]質🔗🔉

 字形  筆順 〔貝部8画/15画/教育/2833・3C41〕 〔音〕シツ(漢) シチ(呉) (呉)(漢) 〔訓〕たち・ただす (名)もと・すなお・ただ [意味] [一]シツ ①うまれつき。もちまえ(のたち)。「蒲柳ほりゅうの質」「性質・体質・悪質・神経質」 ②物の本来の中身。生地きじ。(対)量。「量より質」「物質・質料・地質」 ③ありのまま。かざりけがない。(対)文。「質実・質素・文質彬彬ひんぴん」 ④問いただす。「質問・質疑」 [二]チ・シチ取り引き・約束の保証として相手方にあずけておくもの。抵当。かた。「質しちにとる」「質物しちもつ・言質げんち・入質にゅうしち」▶㋓は「シチ」とよむ場合が多い。 [解字] 会意。上半部は、「斤」を並べて、二つの物の重さが等しい、相当する、の意。「貝」(=財貨)を加えて、財貨に相当する物、すなわち㋓の意。[貭]は異体字。 [下ツキ 悪質・異質・音質・核質・角質・革質・器質・気質・均質・形質・言質・膠質・硬質・骨質・材質・紙質・資質・実質・上質・水質・髄質・性質・腺病質・素質・体質・対質・地質・天質・等質・同質・特質・土質・軟質・肉質・入質・媒質・菲質・皮質・美質・品質・稟質・物質・文質彬彬・変質・本質・膜質・木質・溶質・良質・麗質

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