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【勝】🔗🔉

【勝】 12画 力部 [三年] 区点=3001 16進=3E21 シフトJIS=8F9F 《常用音訓》ショウ/か…つ/まさ…る 《音読み》 ショウ〈shng・shng〉 《訓読み》 かつ/かち/たえる(たふ)/まさる/すぐれる(すぐる) 《名付け》 かち・かつ・すぐる・すぐれ・すぐろ・とう・のり・まさ・まさる・ます・よし 《意味》 {動}かつ。力比べにたえ抜いて、相手の上に出る。〈対語〉→負→敗。〈類義語〉→克コク「戦必勝=戦ヘバ必ズ勝ツ」〔→史記{名}かち。相手を倒して上に出ること。〈対語〉→負→敗。「勝利」「決勝於千里之外=勝チヲ千里ノ外ニ決ス」〔→史記{動}たえる(タフ)。がんばる。持ちこたえる。▽平声に読む。「渾欲不勝簪=渾テ簪ニ勝ヘザラント欲ス」〔→杜甫〕▽「不勝=勝ヘズ」とは、こらえきれない、やり尽くせないの意。また、「不可勝数」は、「数ふるに勝タふべからず」「勝アげて数ふべからず」の二通りの訓読法がある。「勝げて」とは「挙げて(こぞって)」の意を示す訓読。「穀不可勝食也=穀食ラフニ勝フ可カラズ(穀勝ゲテ食ラフ可カラズ)」〔→孟子{動・形}まさる。すぐれる(スグル)。他のものの上に出る。上に出ている。「紅顔勝人多薄命=紅顔人ニ勝ルハ薄命多シ」〔→欧陽脩{名}すぐれたけしき。「形勝」 《解字》 会意。朕チンは「舟+両手で持ち上げる姿」の会意文字で、舟を水上に持ちあげる浮力。上にあげる意を含む。勝は「力+朕(持ちあげる)」で、力を入れて重さにたえ、物を持ちあげること。「たえる」意と「上に出る」意とを含む。たえ抜いて他のものの上に出るのが勝つことである。→朕 《単語家族》 上に出る点では、昇(のぼる)乗(上にのる)と同系。 《類義》 →耐→捷 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 575 での単語。