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【坐】🔗🔉

【坐】 7画 土部  区点=2633 16進=3A41 シフトJIS=8DBF 《音読み》 ザ/サ〈zu〉 《訓読み》 すわる/いながらにして(ゐながらにして)/すずろに/そぞろに/おわします(おはします)/おわす(おはす) 《意味》 ザス{動}すわる。こしかける。ひざを曲げて席につく。「静坐セイザ」「席不正、不坐=席正シカラザレバ、坐セズ」〔→論語{名}座席。〈同義語〉→座。「撃沛公於坐、殺之=沛公ヲ坐ニ撃チテ、コレヲ殺セ」〔→史記ザス{動}かかわりあいで刑罰を受ける。「坐罪=罪ニ坐ス」「連坐レンザ(=連座。罰を受ける人との関係を問われて、いっしょに罰を受ける)」 {名}原告と被告との対座する立会裁判。また、その立会人。 ザシテ{動}いながらにして(ナガラニシテ)。何もしないでいて。労せずして。「可坐而致也=坐シテ致スベキナリ」〔→孟子ザシテ{動}無為のままで。なすところなく。「坐待死=坐シテ死ヲ待ツ」 {副}すずろに。そぞろに。なにするともなく。なんとなく。▽「すずろ。そぞろ」は、漫の字の訓と同じ。「そぞろ歩き(漫歩)」の語に現在も残る。「停車坐愛楓林晩=車ヲ停メテ坐ニ愛ス楓林ノ晩」〔→杜牧〕 〔国〕おわします(オハシマス)。おわす(オハス)。「いる」「ある」「行く」「来る」の敬語。「寛クツロぎて坐します」 《解字》 会意。「人+人+土」で、人が地上にしりをつけることを示す。すわって身たけを短くする意を含む。▽のち、名詞的な意味をあらわすことばには座を用いたが、常用漢字では、動詞・名詞ともに座に統一した。 《単語家族》 挫ザ(折れて短くなる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

漢字源 ページ 925 での単語。