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【尚】 8画 小部 [常用漢字] 区点=3016 16進=3E30 シフトJIS=8FAE 《常用音訓》ショウ 《音読み》 ショウ(シヤウ)/ジョウ(ジヤウ)〈shng〉 《訓読み》 なお(なほ)/くわえる(くはふ)/とうとぶ(たふとぶ)/たかくする(たかくす)/たかい(たかし)/ひさしい(ひさし)/こいねがう(こひねがふ)/こいねがわくは(こひねがはくは) 《名付け》 さね・たか・たかし・なお・なか・なり・ひさ・ひさし・まさ・まし・ます・よし・より 《意味》 {副}なお(ナホ)。その上に。「陵尚復何顧乎=陵ナホマタ何ヲカ顧ミンヤ」〔→漢書{副}なお(ナホ)。やはり。もとのまま。「視吾舌尚在不=視ヨ、吾ガ舌ハナホ在リヤイナヤ」〔→史記{副}なお(ナホ)。…でさえも。▽訓読では、上の「すら」と対応する。「此句他人尚不可聞=此ノ句、他人スラナホ聞クベカラズ」〔→白居易{動}くわえる(クハフ)。その上につけくわえる。「好仁者無以尚之=仁ヲ好ム者ハ、モッテコレニ尚フル無シ」〔→論語{動}とうとぶ(タフトブ)。上をあがめる。「尊尚」「好尚(好みとうとぶ)」「不尚賢、使民不争=賢ヲ尚バザレバ、民ヲシテ争ハザラシム」〔→老子{動・形}たかくする(タカクス)。たかい(タカシ)。上にもちあげる。たかくする。格がたかい。「高尚」「尚志=志ヲ尚クス」〔→孟子{形}ひさしい(ヒサシ)。上の時代から続いていて古い。▽「尚書(書経)」とは、上古の書、の意。〈類義語〉→久{動}こいねがう(コヒネガフ)。こいねがわくは(コヒネガハクハ)。こうであってほしいと希望する。▽文頭につけて、相応以上の希望を述べるときに用いる。「尚来饗=尚ハクハ来タリ饗ケヨ」「尚輔予一人=尚ハクハ、予一人ヲ輔ケヨ」〔→書経ショウス{動}天子の娘をめとる。▽身分より上に出た婚姻であることから。「漢家列侯尚公主=漢家ノ列侯公主ニ尚ス」〔→漢書〕 《解字》 会意。「向(まど)+八(わかれる)」で、空気抜きの窓から空気が上にたち上って、分散することを示す。上、上にあがるの意を含む。また、上に持ちあげる意から、あがめる、とうとぶ、身分以上の願いなどの意を派生し、また、その上になお、の意を含む副詞となる。 《単語家族》 上揚(あがる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

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