【嬖人】 ヘイジン 気に入りの者。〔→孟子〕

【嬖臣】 ヘイシン 君主の気に入りの家来。

【嬖幸】 ヘイコウ ＝嬖倖。君主のそば近くに仕えていて、気に入られ、かわいがられる。また、その者。「嬖幸於紂＝紂ニ嬖幸セラル」〔→列女伝〕『嬖御ヘイギョ・嬖寵ヘイチョウ』

【嬖妾】 ヘイショウ 気に入りのめかけ。

【嬰】 17画　女部　 区点=1737　16進=3145　シフトJIS=8964 《音読み》　エイ／ヨウ（ヤウ）〈yng〉 《訓読み》　みどりご／めぐらす／めぐる／かける（かく）／かかる／ふれる（ふる） 《意味》 ｛名｝みどりご。あかご。「嬰児エイジ」 ｛名｝首飾り。〈同義語〉→瓔ヨウ／エイ。 ｛動｝めぐらす。めぐる。首飾りを首にめぐらすように、とり巻く。「嬰薄エイハク（ぴたりととり巻く）」 ｛動｝かける（カク）。かかる。ふれる（フル）。首にかける。手をまわしてなでる。周りにさわる。とりつかれる。「嬰鱗エイリン（竜の首にさわって、その逆鱗ゲキリンに触れる→相手をおこらせる）」「嬰疾エイシツ」「無嬰人主之逆鱗＝人主ノ逆鱗ニ嬰ルル無シ」〔→韓非〕 ｛形｝音楽で、音の高さを本位音より半音あげることをあらわす。〈対語〉→変。「嬰羽エイウ（羽の音より半音高い音）」 《解字》 会意。嬰は「女＋貝二つ（貝を並べた首飾り）」。首飾りをつけた女の子のこと。また、えんえんとなくあかごのなき声をあらわす擬声語とも考えられる。 《単語家族》 嚶エイ（なき声）と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語