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【油】🔗🔉

【油】 8画 水部 [三年] 区点=4493 16進=4C7D シフトJIS=96FB 《常用音訓》ユ/あぶら 《音読み》 ユ/ユウ(イウ)〈yu〉 《訓読み》 あぶら 《意味》 {名}あぶら。とろりと流れ出る液状のあぶら。「石油」「油井」「家貧不常得油=家貧ニシテ常ニハ油ヲ得ズ」〔→晋書「油然ユウゼン」とは、雲があとからあとから、わきおこるさま。また、ゆるゆると流れるさまをいう。「天油然作雲=天ニ油然トシテ雲作ル」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。由は、酒や水などをぬき出す細い口の壺を描いた象形文字。油は「水+音符由」で、その壺の口から液体が抜けでてくること。のち、とろとろと出てくるあぶらの意。 《単語家族》 抽(ぬき出す)中などと同系。 《類義》 →膩 《異字同訓》 あぶら。 油「油を流したような海面。ごまの油で揚げる。水と油。火に油を注ぐ」脂「脂がのる年ごろ。牛肉の脂。脂ぎった顔」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【油井】🔗🔉

【油井】 ユセイ やぐらなどを組んで原油を地中からくみあげるようにしたもの。

【油田】🔗🔉

【油田】 ユデン 地下から石油のとれる地域。

【油油】🔗🔉

【油油】 ユウユウ 大きな川の水がゆるやかに流れるさま。「江湘油油、長流汨兮=江湘油油、長流汨タリ」〔→楚辞熊度が穏やかで慎しみのあるさま。〔→礼記ゆったりとして落ち着いているさま。〈同義語〉悠悠。草木がわき出るように茂っているさま。「禾黍油油=禾黍油油タリ」〔→史記雲が次々とわき出るさま。

漢字源 ページ 2502