【信口】 シンコウ・クチニマカス 口にまかせていう。考えずに出まかせをいうこと。

【信士】 シンシ 誠実で正しい人。〔→荀子〕シンジ〔仏〕俗人のまま受戒して仏道修行をする男。優婆塞ウバソク。▽シンシとも読む。信女シンニョに対して、男の戒名カイミョウの下につける称号。

【信女】 シンニョ〔仏〕俗人のまま受戒して仏道修行をする女。優婆夷ウバイ。信士に対して、女の戒名カイミョウの下につける称号。

【信手】 シンシュ・テニマカス 手の動くのにまかせる。手を自由自在に動かすこと。「低眉信手続続弾＝眉ヲ低レ手ニ信セテ続続ト弾ク」〔→白居易〕

【信心】 シンジン 神仏を信仰すること。また、その心。神仏に祈願すること。

【信天翁】 シンテンオウ 鳥の名。海鳥の一種。あほうどり。

【信用】 シンヨウ その人を信じて用いる。「必能信用其民＝必ズ能ク其ノ民ヲ信用ス」〔→史記〕〔国〕確かであると信じて受け入れること。〔国〕他から確かであると信じられていること。

【信印】 シンイン 約束に偽りのないことの証拠としての印。

【信仰】 シンコウ 絶対者を深く信じ、偉大なものとしてあがめて従う。特に、神仏を信じてその教えに従うこと。

【信任】 シンニン 信じてその人に物事の処置をまかせる。

【信条】 シンジョウ 信仰の箇条。信仰の一つ一つの内容のこと。自分の行動の指針としてかたく信じ守っている事がら。

【信臣】 シンシン 真心をもって主君に仕える家来。使者としてつかわす臣下。〔→韓非〕

【信言不美】 シンゲンビナラズ〈故事〉誠実なことばは、飾らないから美しくない。「信言不美、美言不信＝信言美ナラズ、美言信ナラズ」〔→老子〕