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【王朝】🔗🔉

【王朝】 オウチョウ 帝王が自分で政治を行うこと。また、そのときの朝廷。同じ王家の一族の統治者の系列。また、その系列の人が天下をおさめている時期。

【王道】🔗🔉

【王道】 オウドウ 公明正大で力にたよらず、徳による政治のしかた。▽儒家は、それを帝王の政治の模範とした。〔→書経覇道ハドウに対して、道徳・人格によって人民をおさめる政治のしかた。孟子がとなえた。「使民養生喪死無憾、王道之始也=民ヲシテ生ヲ養ヒ死ヲ喪シミテ憾無カラシムルハ、王道ノ始メナリ」〔→孟子

【王業】🔗🔉

【王業】 オウギョウ 帝王として天下をおさめる事業。「王業粲已分=王業粲トシテスデニ分カナリ」〔→曹植

【王綱】🔗🔉

【王綱】 オウコウ 帝王が政治をする時の原則。『王維オウイ』

【王徳】🔗🔉

【王徳】 オウトク 帝王としての徳・人格。

【王畿】🔗🔉

【王畿】 オウキ 周代、王城を中心とした千里四方の地域。〔→周礼天子が都をおいた地方。

【王憲】🔗🔉

【王憲】 オウケン 王者が守らなければならないおきて。

【王闕】🔗🔉

【王闕】 オウケツ 王のあやまち。『王欠オウケツ』

【王覇】🔗🔉

【王覇】 オウハ 王道と覇道ハドウ。また、王者と覇者。▽「覇」は、武力で天下を制圧すること。「孟子」公孫丑篇上の「以力仮仁者覇、覇必有大国、以徳行仁者王=力ヲ以テ仁ヲ仮ル者ハ覇タリ、覇ハ必ズ大国ヲ有ツ、徳ヲ以テ仁ヲ行フ者ハ王タリ」から。天下を統一する君主。

【王右丞集】🔗🔉

【王右丞集】 オウユウジョウシュウ〈書物〉一〇巻。盛唐の王維オウイ(?〜761)の詩文集。王維の死後、弟の王縉オウシンが編集したもの。王維の作品は、開元年間(713〜41)の詩だけでも千余首にのぼるといわれるが、安禄山アンロクザンの乱で、ほとんど散逸した。王縉は親戚・知人の間に捜し求めたが、四〇〇余首しか集められなかったという。763年、代宗の求めに応じて献上された。右丞は王維が最後につとめた官職の名で、尚書ショウショ右丞(内閣書記官長)の略。字アザナの摩詰マキツをとって『王摩詰集』とも呼ぶ。現存する王維の詩は四七九首、散文は七二編である。王維は若くして詩名が高く、音楽家・画家の才能にも恵まれた。長安の貴族たちは競ってかれの琵琶ビワを招いたというし、かれの別荘を水墨で描いた絵は有名である。かれの作品は「詩中に画あり、画中に詩あり」と蘇軾ソショクに評せられ、一般にひろく愛読された。「鹿柴ロクサイ」「竹里館」などの詩は『唐詩選』に収められて、いまに至るまで愛唱されている。

漢字源 ページ 2852