【眇目】 ビョウモク すがめ。かため。目を細くして見る。

【眇身】 ビョウシン 小さなからだ。自分をへりくだっていうことば。『眇躯ビョウク』〔→漢書〕

【眇芒】 ビョウボウ ＝渺芒。はるかにかすんでよく見えないさま。「死者長眇芒＝死セル者ハ長ニ眇芒タリ」〔→韓愈〕

【眇眇】 ビョウビョウ 小さいさま。かすかなさま。〔→書経〕遠いさま。長いさま。「眇眇客行士、役不得帰＝眇眇タリ客行ノ士、カニ役シテ帰ルヲ得ズ」〔→曹植〕細い目のかわいらしいさま。「目眇眇兮愁予＝目眇眇トシテ予ヲ愁ヘシム」〔→楚辞〕

【眇然】 ビョウゼン 高遠なさま。小さくて、かすかなさま。

【眇遠】 ビョウエン 奥深く遠い。非常に遠い。〈類義語〉妙遠。

【眄】 9画　目部　 区点=6632　16進=6240　シフトJIS=E1BE 《音読み》　ベン／メン〈min・min〉 《訓読み》　みる 《意味》 ｛動｝みる。流し目でみる。「流眄リュウベン」「顧眄コベン（うしろを流し目でみる）」「眄庭柯以怡顔＝庭柯ヲ眄テモッテ顔ヲ怡バシム」〔→陶潜〕 ｛動｝わき見をする。「右顧左眄ウコサベン」 《解字》 会意兼形声。右側の字（音ベン）は、正（まっすぐ進む）の字の下を伸ばして、わきにそれることを示す字。眄はそれを音符とし、目を加えた字で、わきを流し目で見ること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語