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【矛戈】🔗🔉

【矛戈】 ボウカ ほこ。▽「戈」は、かぎ型のほこ。

【矛盾】🔗🔉

【矛盾】 ムジュン =矛楯。ほこと、たて。〈故事〉前後がくい違い、論理上つじつまがあわないこと。▽昔、矛と盾を売る楚ソの男が、この矛はどんな盾でも突き通すことができ、また、この盾はどんな矛でも突き通すことはできないといい、ある人に「それならば、その矛でその盾を突いたらどうなるか」といわれて、答えることができなかったという故事から。〔→韓非一方が成立すれば他方が成立せず、両立しないこと。

【矛戟】🔗🔉

【矛戟】 ボウゲキ ほこ。▽「戟」は、枝のついたほこ。

【矛槊】🔗🔉

【矛槊】 ボウサク ほこ。▽「槊」は、柄の長いほこ。

【矜】🔗🔉

【矜】 9画 矛部  区点=6666 16進=6262 シフトJIS=E1E0 《音読み》 キン/ゴン〈qn〉/キョウ/キン〈jng・jn〉 《訓読み》 え/あわれむ(あはれむ)/ほこる 《意味》 {名}え。ほこのえ。刃物をかたくとりつけるえ。「伐棘棗而為矜=棘棗ヲ伐リテ矜ト為ス」〔→淮南子{動}あわれむ(アハレム)。かわいそうに思う。くよくよと思い悩む。〈類義語〉→憐レン。「哀矜アイキン」「矜不能=不能ヲ矜ム」〔→論語{名}あわれな人。▽鰥カン(男やもめ)に当てた用法。カン(クワン)(現代音gun)と読むのが正しいが、日本では、慣用音で、キンと読む。「矜寡キンカ」 {動}ほこる。かたく自信を持って自負する。「矜持キョウジ・キンジ」「君子矜而不争=君子ハ矜ナレドモ争ハズ」〔→論語{動}かたくまもる。 「矜矜キョウキョウ」とは、しっかりと構えて自信あるさま。 《解字》 形声。「あわれむ」という意味は、憐レンに当てたもので、「矛+音符令レイ・レン」。矛の柄や自信が強いの意に用いるのは「矛+音符今キン」。今では両者を混同して同一の字で書く。矜はかたく締めてとりつけた矛の柄。かたく固定することから、自信のかたいことをもあらわす。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漢字源 ページ 3086