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【租】🔗🔉

【租】 10画 禾部 [常用漢字] 区点=3337 16進=4145 シフトJIS=9164 《常用音訓》ソ 《音読み》 ソ/ス〈z〉 《訓読み》 みつぎ/かりる(かる) 《名付け》 つみ・みつぎ・みつぐ・もと 《意味》 {名}みつぎ。もと田畑の収穫に対してかかる年貢。▽国や領主、さらには、地主の徴するのを田租といい、一般の土地にかかるのを地租という。〈類義語〉→税。「租税」「租庸調」 {動}かりる(カル)。約束をむすんで代金を払ってかりる。〈類義語〉→借。「租借」 {名}かり賃。「房租(家賃)」 《解字》 会意兼形声。且ショは、一線上に物を重ねたさま。上にのっかる意を含む。租は「禾(作物)+音符且」で、収穫した作物の上にかかって徴収されるもの。 《単語家族》 組(糸を上に上にと重ねてくむ)祖(上に重なる世代)などと同系。 《類義》 税は、脱(はぎとる)と同系で、収入の一部をはぎとること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

【租入】🔗🔉

【租入】 ソニュウ 年貢の納入。租税の納入。租税の収入。

【租吏】🔗🔉

【租吏】 ソリ 田租をとりたてる役人。「夜雨叫租吏=夜雨租吏叫ブ」〔→李賀

【租界】🔗🔉

【租界】 ソカイ 十九世紀後半、イギリス・アメリカ・日本・フランスなどが、中国進出の根拠地として、中国の上海・天津・漢口などの都市にもうけた外国人の居留地。行政権・司法権などは、居留地の外国が確保していた。現在は消滅。

【租借】🔗🔉

【租借】 ソシャク かりる。一国が条約によって、他国の領土の一部を一定期間かりて、自国の行政下におくこと。

【租庸調】🔗🔉

【租庸調】 ソヨウチョウ 唐代の三種の徴税法。租は土地からとれる収穫物の一部を納めさせるもの、庸は人民を一定期間国家の労役につかせるか、そのかわりに絹を納めさせるもの、調は家業に課した営業税で、織物などを納めさせるもの。▽日本でも、大化改新後これにならった。

漢字源 ページ 3195