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【能】🔗⭐🔉
【能】
10画 肉部 [五年]
区点=3929 16進=473D シフトJIS=945C
《常用音訓》ノウ
《音読み》
ノウ/ノ
/ドウ
〈n
ng〉/
ダイ
/ナイ
/タイ
〈n
i〉
《訓読み》 あたう(あたふ)/よくする(よくす)/よく/ゆるす/たえる(たふ)/のう
《名付け》 たか・ちから・とう・のり・ひさ・みち・むね・やす・よき・よし
《意味》

{動・助動}あたう(アタフ)。よくする(ヨクス)。よく。物事をなしうる力や体力があってできる。たえうる。りっぱにたえて。しっかりと。「非不能也=能ハザルニアラザルナリ」〔→孟子〕「能近取譬=能ク近ク譬ヲ取ル」〔→論語〕
{名}事をやりうる力。はたらき。「有能」「技能」「才能」
{形}やりての。仕事たっしゃな。「能弁」「能者」
{動}ゆるす。やんわりとたえる。柔らかに接する。「柔遠能邇=遠キヲ柔ラゲ邇キヲ能ス」〔→詩経〕

{動}たえる(タフ)。物事をなしうるだけの力がある。また、仕事をなしうる力があって任にたえる。〈同義語〉→耐タイ。「鳥獣毳毛其性能寒=鳥獣ノ毳毛ハソノ性、寒キニ能フ」〔→漢書〕
{名}ねばり強いかめ。▽平声に読む。
〔国〕のう。能楽のこと。
《解字》
会意兼形声。厶イ(=以)は、力を出して働くことを示す。能は「肉+かめの足+音符厶」で、かめや、くまのようにねばり強い力を備えて働くことをあらわす。▽熊ユウ(ねばり強いくま)の字の上部と同じ。
《類義》
→耐
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語



















【能力】🔗⭐🔉
【能力】
ノウリョク 物事をなしとげることのできる力。
ノウリキ〔国〕
寺院で、下働きをする男。寺男。
寺院で、力仕事に従事する下級の僧。




【能士】🔗⭐🔉
【能士】
ノウシ 働きのある人。また、才能のある人物。
【能化】🔗⭐🔉
【能化】
ノウカ 順調に変化する。
ノウゲ〔仏〕
他を教化するもの。▽衆生シュジョウに対しては仏、俗人に対しては、僧が能化である。
師である僧。人を教えみちびく人。




漢字源 ページ 3622。