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【六根】🔗🔉

【六根】 ロッコン〔仏〕人間の迷いを生ずる六つの根元。眼・鼻・耳・舌・身・意。『六情ロクジョウ』

【六根清浄】🔗🔉

【六根清浄】 ロッコンショウジョウ〔仏〕六根の迷いを捨てて汚れのない身となること。修行者が山に登るときにとなえる文句。『六根浄ロッコンジョウ』

【六書】🔗🔉

【六書】 リクショ『六義リクギ・六体リクタイ』漢字の形・音・意味の成りたちを説明する六つの原理。象形・指事・会意・形声(諧声カイセイ)・転注・仮借カシャ。〔→許慎漢字の六種の書体。古文・奇字・篆書テンショ・隷書・繆篆ビュウテン・鳥虫書。〔→許慎

【六竜】🔗🔉

【六竜】 リクリョウ 天子の車を引く六頭の馬。「六竜西幸万人歓=六竜西ニ幸シテ万人歓ブ」〔→李白六人のすぐれた兄弟。

【六経】🔗🔉

【六経】 リッケイ 六つの経書。「易経」「詩経」「書経」「春秋」「礼記」「楽記」。また、「楽記」を除き、「周礼」を加えた六つの経書。「六籍」とも。

【六経注我】🔗🔉

【六経注我】 リッケイワレヲチュウス 自分の心は天地万物をそなえているので、六経は自分の心の注釈となり、また、自分の心は六経の心ともなる。▽宋ソウの陸九淵リクキュウエン(象山)のことば。

【六情】🔗🔉

【六情】 リクジョウ 人間の持つ六つの感情。喜・怒・哀・楽・愛・悪。〔白虎通〕ロクジョウ〔仏〕「六根」と同じ。

【六部】🔗🔉

【六部】 リクブ 時代によって異なるが、唐代では中央行政官庁である尚書省の、吏・戸・礼・兵・刑・工の六部局。ロクブ〔国〕「六十六部」の略。法華経ホケキョウの行者で、日本全国の国分寺または、一の宮を巡拝した者。江戸時代には、鉦カネをたたいたり、鈴をならしたりして、背に廚子ズシを背負い、家ごとに銭や米をこい歩くようになった。▽書き写した法華経を日本の六十六か国の霊場に各一部ずつ納めたことからいう。

【六欲】🔗🔉

【六欲】 リクヨク 生・死・耳・目・口・鼻の六つから生ずるという欲望。〔→呂覧ロクヨク〔仏〕色欲・形貌ケイボウ欲・威儀姿態欲・言語欲・細滑欲・人相欲。

漢字源 ページ 411