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【隙穴】🔗🔉

【隙穴】 ゲキケツ すきまの穴。油断。「人臣為隙穴、而人主独立=人臣隙穴ヲ為シテ、人主独リ立タン」〔→韓非

【隙地】🔗🔉

【隙地】 ゲキチ 人の住まない地。あき地。

【隙院】🔗🔉

【隙院】 ゲキイン 人の住んでいない家。あきや。「税一隙院=一隙院ヲ税ル」〔李娃伝〕

【隙駒】🔗🔉

【隙駒】 ゲキク〈故事〉戸のすきまからちらと見える、はやく走る馬。▽はやくすぎさる月日にたとえる。「荘子」知北遊篇から。『隙駟ゲキシ』▽「駟」は、四頭だての馬車。

【隙罅】🔗🔉

【隙罅】 ゲキカ すきま。『隙欠ゲキケツ・隙孔ゲキコウ』〈類義語〉罅隙カゲキ。

【隠】🔗🔉

【隠】 14画 阜部 [常用漢字] 区点=1703 16進=3123 シフトJIS=8942 【隱】旧字旧字 17画 阜部 区点=8012 16進=702C シフトJIS=E8AA 《常用音訓》イン/かく…す/かく…れる 《音読み》 イン/オン〈yn・yn〉 《訓読み》 かくれる(かくる)/かくす/いたむ/よる 《名付け》 やす 《意味》 {動・形}かくれる(カクル)。かくす。外から見えなくなる。また、何かでおおって見えなくする。おおわれて見えないさま。〈対語〉→顕。「隠匿」「隠微」「隠悪而揚善=悪ヲ隠シテ善ヲ揚グ」〔→中庸{動}かくす。人に知れないようにする。秘密にする。「父為子隠=父ハ子ノ為ニ隠ス」〔→論語{動・形}かくれる(カクル)。出世を求めず、人目からかくれる。目だたない所に退いている。「隠民」「隠士」「隠居放言=隠居シテ放ニ言フ」〔→論語{動}いたむ。相手の身により添って考える。親身になって心配する。おしはかる。〈類義語〉→依。「惻隠ソクイン」「王若隠其無罪而就死地、則牛羊何択焉=王モシソノ罪無クシテ死地ニ就クヲ隠マバ、スナハチ牛羊ナンゾ択バン」〔→孟子{名}人知れぬ悩み。その身になってみてわかる苦労。「民隠(人民の苦しみ)」 インタリ・イントシテ{形}おおわれてぼんやりしたさま。なんとなく。▽去声に読む。「隠若白虹起=隠トシテ白虹ノ起ツガゴトシ」〔→李白{形}はででなく、ずっしりと中にこもっているさま。落ち着いているさま。▽去声に読む。〈類義語〉→穏。「隠隠」 {動}よる。よりかかる。また、何かをたよりにする。何かのかげにかくれる。▽去声に読む。〈類義語〉→依イ→倚イ。「隠几而臥=几ニ隠リテ臥ス」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。隱の右側の上部は「爪(手)+工印+ヨ(手)」の会意文字で、工形の物を上下の手で、おおいかくすさまをあらわす。隱はそれに心をそえた字を音符とし、阜(壁や、土べい)を加えた字で、壁でかくして見えなくすることをあらわす。隠は工印をはぶいた略字。 《単語家族》 穩オン(=穏。動きをかくす→おだやか)湮イン(かくす)殷イン(かくして中にこもる)などと同系。衣(からだをかくすころも)・依は、その語尾が転じたことば。 《類義》 →蔵 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

漢字源 ページ 4786