【雪中送炭】 セッチュウスミヲオクル 他人の困窮を救うことのたとえ。

【雪白】 セッパク 雪のようにまっ白い。行いなどが潔白なこと。よごれをそそいできれいにする。

【雪衣】 セツイ 雪のような白い衣。▽鶴ツルや白い鸚鵡オウムの羽の色の形容に用いる。鴿コウ（いえばと）のこと。鷺サギのこと。

【雪肌】 セッキ 雪のように白く清らかなはだ。『雪膚セップ』

【雪行】 セッコウ 雪がふっている中をいく。

【雪舟】 セッシュウ 雪の積もった舟。

【雪色】 セッショク 雪の色。雪のように白い色。

【雪花】 セッカ ひらひらと花びらのように舞う雪。『雪華セッカ』「燕山雪花大如席＝燕山ノ雪花大ナルコト席ノゴトシ」〔→李白〕雪のように白い花。

【雪姑】 セッコ 鶺鴒セキレイの別名。

【雪泥】 セツデイ 雪とどろ。雪どけでぬかるんだ道。

【雪泥鴻爪】 セツデイコウソウ〈故事〉雪どけのどろの上に残った鴻（鳥の一種）のつめの跡。人の一生または事業などは、はかなくて跡が残らないことのたとえ。▽蘇軾ソショクの詩から。

【雪客】 セッカク 鷺サギの別名。雪がふっているときにやって来た客。

【雪虐】 セツギャク 雪に苦しめられる。大雪の災害。

【雪後】 セツゴ 雪のふったあと。『雪余セツヨ』

【雪洞】 セツドウ 雪を掘ったほらあな。また、積雪期の登山のとき、露営のために積もった雪を掘ってつくった横穴。セットウ〔国〕茶をたてるとき用いる風炉フウロのおおいとするもの。紙ばりのおおいのある手燭テショク。ぼんぼり。

【雪面】 セツメン 雪のように白い顔。積もった雪の面。

【雪案】 セツアン〈故事〉雪中の机。苦学のたとえ。▽晋シンの孫康が雪の光で読書したという故事から。「案」は、机。〔→晋書〕

【雪冤】 セツエン・エンヲススグ 無実の罪をそそいで、青天白日の身となる。