【哀切】 アイセツ 非常にかなしい。胸にせまるほどかなしげなこと。

【哀弔】 アイチョウ 人の死をかなしみとむらう。

【哀号】 アイゴウ かなしみ、なき叫ぶ。『哀叫アイキョウ』

【哀史】 アイシ〔国〕あわれな歴史物語。〈類義語〉悲史。あわれな物語。『哀話アイワ』

【哀衣】 アイイ 喪中に着る着物。喪服。

【哀糸豪竹】 アイシゴウチク かなしげな音を出す琴と、生き生きとした強い音を出す笛。〔→杜甫〕

【哀色】 アイショク かなしさをあらわした表情。かなしみの顔色。「臨喪則必有哀色＝喪ニ臨メバスナハチ必ズ哀色有リ」〔→礼記〕

【哀吟】 アイギン かなしんで詩歌をよむ。「過庭長哀吟＝庭ヲ過リテ長ク哀吟ス」〔→曹植〕かなしんでよむ詩歌。

【哀別】 アイベツ かなしい別れ。「哀別離苦」

【哀念】 アイネン あわれに思う。「特哀念譚、密解其縛＝特ニ譚ヲ哀念シ、密カニソノ縛ヲ解ク」〔→後漢書〕かなしい思い。

【哀哀】 アイアイ 胸にせまってかなしむさま。「哀哀淮西城＝哀哀タリ淮西ノ城」〔→元好問〕

【哀咽】 アイエツ かなしさのあまりむせぶこと。「重惟痛恨、言増哀咽＝重クコレ痛恨シ、言ヘバ哀咽ヲ増ス」〔→陸雲〕

【哀怨】 アイエン うらめしくせつない。『哀恨アイコン』「哀怨徘徊愁不語＝哀怨徘徊愁ヘテ語ラズ」〔→曾鞏〕