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 置き換え可能。副詞・述語になる場合、「彼らはすべて何も知らない・集まった人はこれですべてです・すべて彼が悪い・今日の仕事はこれですべてです」など、「みんな」に置き換わっ🔗🔉

 置き換え可能。副詞・述語になる場合、「彼らはすべて何も知らない・集まった人はこれですべてです・すべて彼が悪い・今日の仕事はこれですべてです」など、「みんな」に置き換わって、どちらも人または事物を表す。例の「みんな」や「今度のセミナーの分科会に、学生達はみんな参加しました」といった特殊な場合は、「私たち〔学生達〕全員」という人を表すのか、「仕事・分科会」という事物を表すのか区別のできない場合が生じる。例の場合は「すべて・全部」に置き換えると、仕事・事物しか表さないので問題はないが、分科会の方は「みんな」と同じ状況になってしまう。

 「学生達〔彼(女)達〕はすべて参加した〔賛成した・反対した〕・私たちはすべて行きました」など、前後関係のない場合は、すべての人なのか、すべての分科会・提案・場所なのか分か🔗🔉

 「学生達〔彼(女)達〕はすべて参加した〔賛成した・反対した〕・私たちはすべて行きました」など、前後関係のない場合は、すべての人なのか、すべての分科会・提案・場所なのか分からなくなるので、人の場合は「全員」に置き換えるか、「学生達みんなが」と「は」を省いて「が」を後ろにつけるか、事物の場合は格助詞を補って「すべてに」とした方が誤解が生じない。

 「10 本のビデオテープを1 日でみんな見たんだって」などの「みんな」は、10 本を一つの全体と考えて「全部」に置き換わり、テープが 10 本集まった全体と考えて「すべて」に置き換わる🔗🔉

 「10 本のビデオテープを1 日でみんな見たんだって」などの「みんな」は、10 本を一つの全体と考えて「全部」に置き換わり、テープが 10 本集まった全体と考えて「すべて」に置き換わるが、「10 時間もの長い映画を一度にみんな見たんだって」は1 本の映画なので、一つのまとまった個体を表す「全部」には置き換わるが、普通は三つ以上の数を示し個々の総和を表す「すべて」に置き換えると、1 本の映画ではなく、5本で 10 時間といった映画を見た感じがして不自然になる。「からだ」「ぶぶん」を参照。

 「一人でケーキをみんな〔全部〕食べてしまう」は、一つ以上のケーキでよいが、「すべて」にすると、三つ以上になる。「こんな大きなケーキ、一人でみんな〔全部〕食べられない」は🔗🔉

 「一人でケーキをみんな〔全部〕食べてしまう」は、一つ以上のケーキでよいが、「すべて」にすると、三つ以上になる。「こんな大きなケーキ、一人でみんな〔全部〕食べられない」は、丸ごと一つなので、「すべて」に置き換え不能。「昨日のクラブのミーティング、みんな来なかったそうだ」は、「全部の人が」に換えても「全員欠席」という意味。「すべての人が」に換えると、部分・個人に分解して、「全員が来たわけではない・一部欠席」という意味にもなる。 補 足 =

類義使分 ページ 709