お【峰・丘】_ヲ ①山のみねつづきの所。山の稜線。尾根。古事記下「泊瀬_はつせの山の大―には」 ②山の小高い所。おか。古事記下「我が逃げのぼりしあり―の榛_はりの木の枝」

おか【岡・丘】_ヲカ (ヲ（峰）カ（処）の意という)土地の小高い所。低い山。小山。万葉集1「此の―に菜摘ます児」

おか【丘】_ヲカ 姓氏の一つ。 ⇒おか‐あさじろう【丘浅次郎】

おか‐あさじろう【丘浅次郎】_{ヲカ‥ラウ} 動物学者。静岡生れ。東京文理科大学講師。ヒル・ホヤ・コケムシの研究、日本における進化論の普及に貢献。著「進化論講話」「雌雄の起源及び進化」など。（1868〜1944） ⇒おか【丘】

おか‐さき【丘岬】_ヲカ‥ 丘の先端。〈神武紀訓注〉

おか‐べ【岡辺・丘辺】_ヲカ‥ (古くは清音)岡のあたり。万葉集9「河副ひの―の道ゆ」 ○陸へ上がった河童_{おかへあがったかっぱ} 無力でどうすることも出来ないこと、また意気地のないことのたとえ。 ⇒おか【陸】

きゅう【丘】_キウ 孔子の名。

きゅう‐がく【丘壑】_キウ‥ おかと谷。転じて、隠者の住む所。また、隠者の心の楽しみをいう。

きゅう‐ざん【丘山】_キウ‥ ①丘と山。 ②物が多くあるさま。 ③しずかに落ち着いているさま。

きゅう‐しん【丘疹】_キウ‥ 皮膚面に隆起した発疹の一つ。針頭大ないしえんどう豆大で円形または楕円形。漿液を含むものと含まないものとがある。

きゅう‐てつ【丘垤】_キウ‥ 蟻塚_ありづかのこと。

きゅう‐りょう【丘陵】_キウ‥ ①こやま。おか。 ②山地より低くなだらかな山の高まり。「多摩―」

きゅう‐ろう【丘隴】_キウ‥ ①小高いところ。おか。 ②つか。墳墓_ふんぼ。

丘　字形 　筆順 〔一部4画／5画／常用／2154・3556〕 〔音〕キュウ〈キウ〉(漢)　ク(呉) 〔訓〕おか [意味] おか。小さい山。小高い地形。「丘陵・砂丘」 [解字] 解字周囲が小高くて中央がくぼんだ盆地を描いた象形文字。▶孔子の名の「丘」は、頭の形がこれに似ていたので名づけたという。［］は異体字。 [下ﾂｷ 砂丘・段丘・比丘

丘　〔丿部4画〕 ⇒一部

お ヲ 【峰・丘】 山の小高い所。みね。おか。また，尾根。「あしひきの―の上の桜/万葉 4151」

おか ヲカ [0] 【丘・岡】 （１）周囲より小高い所。普通，山より低く，傾斜のゆるやかな所をいう。 （２）「岡場所」の略。

おか ヲカ 【丘】 姓氏の一。

おか-あさじろう ヲカアサジラウ 【丘浅次郎】 (1868-1944) 動物学者。静岡県生まれ。東京高師教授。ホヤ・クラゲなど水生小動物を研究。進化論の普及に努める。優生学の安易な導入に対する批判や，理科教育の改善への提言を行なった。著「進化論講話」「生物学講話」

きゅう キウ 【丘】 孔子(コウシ)の名。

きゅう-がく キウ― [0] 【丘壑】 （１）おかと谷。 （２）隠者の住む所。また，隠者となること。

きゅう-こう キウカウ [0] 【丘岡】 土地の小高い所。おか。

きゅう-ざん キウ― [1][0] 【丘山】 （１）岡と山。 （２）物がたくさんあることのたとえ。「―の如き富/西国立志編（正直）」

きゅう-しん キウ― [0] 【丘疹】 皮疹の一。針頭大の限局性に隆起した充実性病変で結節より小さいものをさす。

きゅう-てつ キウ― [0] 【丘垤】 「蟻垤(ギテツ)」に同じ。

きゅう-ふ キウ― [1] 【丘阜】 おか。小高い山。

きゅう-ふく キウ― [0] 【丘腹】 丘の中ほど。山腹。

きゅう-ふん キウ― [0] 【丘墳】 つか。墳墓。

きゅう-りょう キウ― [0] 【丘陵】 （１）あまり高くない山。小山。おか。 （２）〔地〕 なだらかな小山が，次々に続いている所。「―地帯」「多摩―」

つかさ 【阜・丘】 小高くなっている所。丘。「やまとのこの高市(タケチ)に小高る市の―/古事記（下）」

おか【丘[岡]】 a hill;→英和 a hillock (小丘).→英和

きゅうりょう【丘陵】 a hill;→英和 heights.丘陵地帯 hilly regions.