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広辞苑の検索結果 (10)

おろし‐うり【卸売】🔗🔉

おろし‐うり卸売】 生産者・輸入商から大量の商品を仕入れて小売商人に売り渡すこと。「―商」 ⇒おろし【下ろし・卸】

おろしうり‐しじょう【卸売市場】‥ヂヤウ🔗🔉

おろしうり‐しじょう卸売市場‥ヂヤウ 卸売を行う市場。生産地の商品の集散市場である産地市場と、大消費地または大集散地の市場である中央市場とに大別。 ⇒おろし【下ろし・卸】

おろしうり‐ぶっかしすう【卸売物価指数】🔗🔉

おろしうり‐ぶっかしすう卸売物価指数】 物価指数の一種で、卸売段階での物価の変動状態を示すもの。日本では2003年まで日本銀行などが調査作成して定期的に発表してきた。→企業物価指数⇒おろし【下ろし・卸】

おろし‐どんや【卸問屋】🔗🔉

おろし‐どんや卸問屋】 卸売をする問屋。 ⇒おろし【下ろし・卸】

おろし‐なみ【卸並】🔗🔉

おろし‐なみ卸並】 小売商品の売価を卸値と同じにして販売すること。 ⇒おろし【下ろし・卸】

おろし‐ね【卸値】🔗🔉

おろし‐ね卸値】 卸売の値段。 ⇒おろし【下ろし・卸】

おろし‐ねだん【卸値段】🔗🔉

おろし‐ねだん卸値段(→)卸値に同じ。 ⇒おろし【下ろし・卸】

おろ・す【下ろす・降ろす・卸す】🔗🔉

おろ・す下ろす・降ろす・卸す】 〔他五〕 ➊上から下へだんだんに移す。 ①注意を保ちながら低い位置にそろそろと移す。だんだんと下にやる。また、そのような状態にする。竹取物語「集まりてとく―・さむとて」。日葡辞書「ホヲヲロス」。「腰を―・す」「国旗を―・す」「肩の荷を―・す」「根を―・す」 ②(幕などを)引きさげる。また、(よろい戸・錠などを)上から下へ動かして閉鎖する。源氏物語若紫「あやしきさまを人や見つらむとて、簾垂―・しつ」。源氏物語夕顔「半蔀はじとみは―・してけり」。炭俵「朝貌や昼は錠―・す門の垣」(芭蕉)。「シャッターを―・す」 ③車・舟などの乗物から出す。竹取物語「舟底に伏し給へり。松原に御むしろ敷きて―・し奉る」。「乗客を―・す」 ④(水に)入れる。宇津保物語祭使「御前の池に網―・し、鵜―・して、鯉鮒とらせ」。日葡辞書「イカリヲヲロス」「フネヲヲロス」 ⑤貴人の前からさがらせる。退去させる。源氏物語帚木「皆しもやに―・し侍りぬるを」 ⑥(官位を)さげる。位を退かせる。役などをやめさせる。また、一段低い用途に転用する。大鏡師尹「押して―・し奉らむことはばかり思し召しつるに」。「会長から―・す」「主役を―・される」 ⑦けなす。悪く言う。源氏物語少女「あさましく咎め出でつつ―・す」 ⑧神おろしをする。沙石集1「大明神を―・しまゐらせて、御託宣を仰ぐべし」 ⑨(神仏の供え物や貴人の召料などを)おさがりとして与える、また、いただく。宇津保物語蔵開中「ここにておろしを物せよとて、―・させ給ふ」。今昔物語集23「そこの奉る御衣を一つ二つ―・し候はむ」 ⑩(高い所から風などが)吹いて下に移動させる。吹きおろす。千載和歌集「浮き寝する猪名いなの湊に聞ゆなり鹿の音―・す峰の松風」 ▷自動詞的にも使う。 ➋もとあった所から離して落とす。 ①(木の枝などを)きり落とす。万葉集15「青柳の枝きり―・しゆたね蒔き忌々しき君に恋ひわたるかも」。日葡辞書「ケダモノノシソク(四足)ヲヲロス」。「下枝を―・す」 ②(頭髪を)そり落とす。伊勢物語「御髪ぐし―・し給うてけり」。日葡辞書「カシラヲヲロス」 ③体内から下へ出す。堕胎する。元輔集「男の国にまかるほどに、児を―・してける女の」。木下尚江、良人の自白「都亭の主婦おかみさんの言の通り、堕胎おろして了つた方が可かつたか知ら」。「虫くだしを飲んで回虫を―・す」 ④すりおろして粉にする。また、すりくずす。宇治拾遺物語2「件の金を取りて袖に包みて家にかへりぬ、―・してみればきらきらとして実の金なりければ、不思議のことなり」。日葡辞書「ダイコン・ワサビナドヲヲロス」 ⑤(魚や獣の)肉を切りさく。今昔物語集19「猪をとり生けながら―・してけるを見て」。日葡辞書「ウヲヲヲロス」。「三枚に―・す」 ➌しまってあるものを出し、実地の用に供する。 ①新しい品を使い始める。宇津保物語藤原君「自らの料には三合の米よね―・して食ひつつ」。「―・したばかりの服」 ②種子を植える。種子をまく。夫木和歌抄5「あめのあなたの苗代に神のくだせるたね―・すらし」 ③(預金などを)引き出す。「貯金を全部―・す」 ④《卸》商品を問屋が小売商に売りわたす。卸売りする。「品物を安く―・す」 ◇広く一般には「下」。上げるや乗せるの対の意味の場合に「降」をよく使う。卸売りする意には「卸」、物をすりくだく意の場合は「下」または「卸」を使う。

[漢]卸🔗🔉

 字形  筆順 〔卩()部6画/8画/常用/1823・3237〕 〔音〕シャ(呉)(漢) 〔訓〕おろす・おろし [意味] ①問屋が小売り商に商品を売り渡す。「卸値おろしね・卸売おろしうり」 ②(わさび・大根などを)すりおろす。「卸金おろしがね・大根卸だいこんおろし」 ▷「御」の古字。のち、馬の背から荷物や馬具をおろす意となる。

大辞林の検索結果 (19)

おろし【下ろし・卸し】🔗🔉

おろし [3] 【下ろし・卸し】 〔動詞「おろす(降・下)」の連用形から〕 (1)おろすこと。多く他の名詞に付いて用いる。「雪―」「積み―」「上げ―」 (2)(多く「卸し」と書く)(ア)(大根・わさびなどを)すりくずすこと。また,すりくずした物。「大根―」(イ)「おろし金(ガネ)」の略。 (3)(「卸し」とも書く)魚の身を背骨に沿ってたてに切り取ること。「アジの三枚―」 (4) [1] 品物を新しく使い始めること。「仕立て―の洋服」 (5)邦楽用語。(ア)能の囃子(ハヤシ)の手組の一。頭組から地へ移るために打つ打楽器の手組。(イ)能の舞事で,笛が地のなかで特殊な譜を吹く部分。(ウ)長唄囃子の一。登場人物が駆け出す場合や,立ち回りの見得のきまりなどに用いる。 (6)神仏に供えてあったのを下げたもの。また,貴人の食物の残りや,使っていた物のおさがり。「大饗の―をば,其殿の侍共なん食(クライ)ける/今昔 26」

おろし-あえ【卸し和え】🔗🔉

おろし-あえ ―アヘ [0] 【卸し和え】 魚介やきのこなどを調味し,大根おろしであえたもの。

おろし-あみ【卸(し)網】🔗🔉

おろし-あみ [3] 【卸(し)網】 かぶせ網の一。数隻の船で水面に網を広げ,一斉に沈ませて投網を引く要領で魚をとるもの。

おろし-がね【卸し金・下ろし金】🔗🔉

おろし-がね [0][3] 【卸し金・下ろし金】 大根・わさび・しょうが・山芋などをすりおろすための道具。表面に多数の鋭い突起を立てたもの。

おろし-そば【卸し蕎麦】🔗🔉

おろし-そば [4] 【卸し蕎麦】 そばつゆに大根おろしを加えて食べるそば。辛い大根ほどよく合うとされる。福井の越前そばなど。

おろし-だいこん【卸し大根】🔗🔉

おろし-だいこん [4] 【卸し大根】 大根をおろし金にかけてすりおろしたもの。大根おろし。

おろし【卸(し)】🔗🔉

おろし [3][1] 【卸(し)】 〔「おろし(下)」と同源〕 問屋が商品を小売業者に売り渡すこと。おろしうり。

おろし-うり【卸売】🔗🔉

おろし-うり [0][3] 【卸売】 卸売業者が生産者や輸入業者から大量に仕入れた商品を小売業者に売り渡すこと。

おろし-うり-かかく【卸売価格】🔗🔉

おろし-うり-かかく [6] 【卸売価格】 卸売業者が商品を小売業者に販売する価格。

おろし-うり-ぎょうしゃ【卸売業者】🔗🔉

おろし-うり-ぎょうしゃ ―ゲフシヤ [6] 【卸売業者】 卸売市場で,生産者またはその代理人である出荷者から生鮮食料品などの販売委託を受け,仲卸(ナカオロシ)業者や売買参加者に販売する者。農林水産大臣の許可を受ける。卸売会社。荷受け。 →仲卸業者

おろし-うり-しじょう【卸売市場】🔗🔉

おろし-うり-しじょう ―シヂヤウ [6] 【卸売市場】 (1)小売商・卸売商・企業を需要者として,供給者である生産者との間に成立する市場。 (2)卸売が行われる場所。

おろし-うり-ぶっかしすう【卸売物価指数】🔗🔉

おろし-うり-ぶっかしすう [10][9] 【卸売物価指数】 〔wholesale price index〕 卸売価格から算定した卸売物価の水準を示す指数。日本では日銀が作成しているものが代表的。景気変動を最も敏感に反映するといわれ,景気の指標とされる。WPI 。 →消費者物価指数

おろし-しょう【卸商】🔗🔉

おろし-しょう ―シヤウ [3] 【卸商】 卸売を専業とする商人。

おろし-どんや【卸問屋】🔗🔉

おろし-どんや [4] 【卸問屋】 卸売をする問屋。

おろし-ね【卸値】🔗🔉

おろし-ね [3][0] 【卸値】 卸売の段階での値段。

おろ・す【卸す】🔗🔉

おろ・す [2] 【卸す】 (動サ五[四]) 〔「下ろす」と同源〕 問屋が商品を小売業者に売り渡す。おろし売りをする。「衣料品を―・す」 [可能] おろせる

しゃ-が【卸下】🔗🔉

しゃ-が [1] 【卸下】 〔「しゃか」とも〕 (軍隊で)輸送した積み荷をおろすこと。

おろし【卸で売る(買う)】(和英)🔗🔉

おろし【卸で売る(買う)】 sell (buy) at wholesale.‖卸売業 the wholesale business.卸商(値) a wholesale dealer (price).

おろす【卸す】(和英)🔗🔉

おろす【卸す】 sell (at) wholesale.

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