いがみ‐あい【啀み合い】_‥アヒ 互いに争いあい、また反目しあうこと。「―が絶えない」「仲間同士の―」

いがみ‐あ・う【啀み合う】_‥アフ 〔自五〕 獣が互いにかみつこうとする。転じて、人が互いに敵意をもって争う。「隣人同士で―・う」

いが・む【啀む】 〔自五〕 ①獣が牙をむき出してかみつこうとする。また、ほえたてる。沙石集7「此の犬五の子の中に、一つを悪_にくみて乳_ちも呑ませずして、―・みくひければ」 ②転じて、人がかみつくようにどなりたてる。くってかかる。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「早く屋敷を明け渡せと、―・みかかれば」

啀　字形 〔口部8画／11画／5117・5331〕 〔音〕ガイ(漢) 〔訓〕いがむ [意味] 互いにいがみあう。言い争う。 ▷［］は異体字。

いがみ-あい ―アヒ [0] 【啀み合い】 互いに敵意をもって対立すること。「境界線争いから―になる」

いがみ-あ・う ―アフ [4] 【啀み合う】 （動ワ五［ハ四］） （１）獣が互いに吠(ホ)えあったり，かみあったりする。 （２）互いに敵対視して争い合う。「兄弟が―・う」

いが・む 【啀む】 （動マ四） （１）獣が牙(キバ)をむき出してかみつこうとする。また，ほえつく。「二人をめがけ―・みかかるを/浄瑠璃・国性爺合戦」 （２）激しい語調でどなり立てる。けんか腰で言いかける。「そんならおいらを衒(カタ)るのかと―・みかくれば/浄瑠璃・夏祭」

いがみあい【啀み合い】 a quarrel;→英和 discord.→英和 啀み合う quarrel;growl at each other (犬などが).