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広辞苑の検索結果 (13)

ざ‐しき【座敷】🔗🔉

ざ‐しき座敷】 (昔の屋内は板張りで、茵しとね・円座などを敷いてすわったから、座を敷くという) ①すわるべき所。居場所。平家物語1「はるかにさがりたる所に―しつらうてをかれたり」 ②畳を敷きつめた部屋。特に、客間。「客を―に通す」 ③接客または酒宴の席。また、その取持ち。「―が長い」「―をつとめる」 ④(普通「お―」の形で)芸人・芸妓などが客に招かれること。「お―がかかる」 ⑤能楽で、見物席を指す古い用語。 ⇒ざしき‐あんどん【座敷行灯】 ⇒ざしき‐おどり【座敷踊】 ⇒ざしき‐ぎ【座敷着】 ⇒ざしき‐げい【座敷芸】 ⇒ざしき‐こじき【座敷乞食】 ⇒ざしき‐じょうるり【座敷浄瑠璃】 ⇒ざしき‐じょちゅう【座敷女中】 ⇒ざしき‐のう【座敷能】 ⇒ざしき‐のぼり【座敷幟】 ⇒ざしき‐もち【座敷持】 ⇒ざしき‐ろう【座敷牢】 ⇒ざしき‐わらし【座敷童】

ざしき‐あんどん【座敷行灯】🔗🔉

ざしき‐あんどん座敷行灯】 茶席に用いる行灯。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐おどり【座敷踊】‥ヲドリ🔗🔉

ざしき‐おどり座敷踊‥ヲドリ 遊里で、揚屋の大広間などで遊女が大勢で踊ること。また、その踊り。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐ぎ【座敷着】🔗🔉

ざしき‐ぎ座敷着】 芸妓・芸人などが座敷に出る時に着る着物。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐げい【座敷芸】🔗🔉

ざしき‐げい座敷芸】 酒宴の席など座敷で演ずる芸。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐こじき【座敷乞食】🔗🔉

ざしき‐こじき座敷乞食】 連歌師・俳諧師をあざけって呼んだ称。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐じょうるり【座敷浄瑠璃】‥ジヤウ‥🔗🔉

ざしき‐じょうるり座敷浄瑠璃‥ジヤウ‥ 酒宴などの興を添えるために語る素浄瑠璃。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐じょちゅう【座敷女中】‥ヂヨ‥🔗🔉

ざしき‐じょちゅう座敷女中‥ヂヨ‥ 料理屋・旅館などで座敷に出て客に応接する女中。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐のう【座敷能】🔗🔉

ざしき‐のう座敷能】 座敷で演ずる能。舞台で演ずる能に対していう。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐のぼり【座敷幟】🔗🔉

ざしき‐のぼり座敷幟】 端午の祝いに、座敷に立てる小さい五月幟。〈[季]夏〉 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐もち【座敷持】🔗🔉

ざしき‐もち座敷持】 (専用の座敷を持つことからいう)江戸中期以後、新吉原や品川などの遊里で、部屋持ちの上に位した遊女。吉原細見さいけんには入山形いりやまがたの印がついた。 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐ろう【座敷牢】‥ラウ🔗🔉

ざしき‐ろう座敷牢‥ラウ 牢のように厳重に仕切って、外へ出られないようにした座敷。甲陽軍鑑4「義信公…子の歳より―に入まいらせられ候」 ⇒ざ‐しき【座敷】

ざしき‐わらし【座敷童】🔗🔉

ざしき‐わらし座敷童】 東北地方の旧家に住むと信じられている家神。小児の形をして顔が赤く、髪を垂れているという。枕返しなどのいたずらもするが、居なくなるとその家が衰えるという。 ⇒ざ‐しき【座敷】

大辞林の検索結果 (14)

ざ-しき【座敷】🔗🔉

ざ-しき [3] 【座敷】 〔昔の家は板敷で,円座や上げ畳などを敷いて座ったところから〕 (1)来客に応対するための畳敷きの部屋。客間。また,板敷に対して,畳が敷いてある部屋。「―に通される」 (2)(多く「お座敷」の形で)芸人・芸者などが客に招かれて出る席。酒席。「お―がかかる」「お―を勤める」 (3)居所。ありどころ。「扇は風に吹けて―にたまらず/平家(一八・長門本)」

ざしき-あんどん【座敷行灯】🔗🔉

ざしき-あんどん [4] 【座敷行灯】 茶席で用いる行灯。 →露地行灯

ざしき-おどり【座敷踊り】🔗🔉

ざしき-おどり ―ヲドリ [4] 【座敷踊り】 揚屋の大座敷などで遊女が大勢で踊ること。

ざしき-ぎ【座敷着】🔗🔉

ざしき-ぎ [3] 【座敷着】 芸者・芸人などが,客席に出るときに着る着物。

ざしき-げい【座敷芸】🔗🔉

ざしき-げい [3] 【座敷芸】 酒宴の席などで,座興に演じる芸。

ざしき-こじき【座敷乞食】🔗🔉

ざしき-こじき [4] 【座敷乞食】 連歌師・俳諧師を卑しんでいった語。

ざしき-じょうるり【座敷浄瑠璃】🔗🔉

ざしき-じょうるり ―ジヤウ― [4] 【座敷浄瑠璃】 宴席などに招かれて座興に語る浄瑠璃。本来は高座(コウザ)にも座らず,肩衣(カタギヌ)もつけず,見台(ケンダイ)も用いなかったが,今は素(ス)浄瑠璃をいい,肩衣をつけ,見台を置いて語る場合が多い。

ざしき-じょちゅう【座敷女中】🔗🔉

ざしき-じょちゅう ―ヂヨ― [4] 【座敷女中】 料理屋・旅館などで,座敷に出て客に接する女中。

ざしき-のう【座敷能】🔗🔉

ざしき-のう [3] 【座敷能】 座敷で上演する能。舞台で演じられる能に対していう。

ざしき-のぼり【座敷幟】🔗🔉

ざしき-のぼり [4] 【座敷幟】 端午の節句に座敷の中に飾る小さな幟。[季]夏。

ざしき-もち【座敷持(ち)】🔗🔉

ざしき-もち [0] 【座敷持(ち)】 (1)宴席で,一座の興をうまくもりあげること。「―のいい芸者」 (2)〔専用の座敷を持ったことから〕 江戸中期以後,新吉原の遊里における上位の遊女。小見世(コミセ)では最高位。大見世では部屋持ちの上位。自分の座敷を持ち,そこで客をもてなした。

ざしき-ろう【座敷牢】🔗🔉

ざしき-ろう ―ラウ [3] 【座敷牢】 昔,乱心者などを監禁しておくために作られた座敷。住居の中に設けられた牢。

ざしき-わらし【座敷童】🔗🔉

ざしき-わらし [4] 【座敷童】 岩手県を中心とした東北地方でいわれる家の精霊,およびそれに関する俗信。童形で顔が赤く,おかっぱ頭をしているという。旧家の奥座敷に出現し,家の繁栄を守護するといわれる。ざしきぼっこ。くらわらし。

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