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広辞苑の検索結果 (20)
○御目が参るおめがまいる🔗⭐🔉
○御目が参るおめがまいる
お気に入る。おぼしめしにかなう。狂言、今参「夫もお目が参つたなら、御見参で有らうず」
⇒お‐め【御目】
○御目が行くおめがゆく🔗⭐🔉
○御目が行くおめがゆく
お目がとまる。お気に入る。狂言、今参「お目が行かずは、五日も十日も逗留する事が有らう」
⇒お‐め【御目】
おめ‐かわり【面変り】‥カハリ
(上代東国方言)オモガワリの訛。万葉集20「いませ母刀自―せず」
おめ・く【喚く】ヲメク
〔自五〕
わめく。高くさけぶ。枕草子82「うち見たるにあはせて―・けば」
○御目下さるおめくださる🔗⭐🔉
○御目下さるおめくださる
お目をかけられる。ひいきにしてくれる。狂言、魚説法「それがしに御目下さるる御住持様が御ざる」
⇒お‐め【御目】
お‐めぐり【御回り】
①宮中で夏の土用中に供えた味噌煮の団子の類。疫病よけのまじないに食すという。御輪。
②(女房詞)飯の菜さい。おかず。おまわり。
③月のもの。月経。
④(女房詞)すりこぎ。
お‐めざ
(幼児語)(「おめざめ」また「おめざまし」の略)
①目がさめること。
②子供が目をさました時に与える菓子の類。
お‐めし【御召】
①呼び寄せること、乗ること、着ること、また、着物などの尊敬語。「―になる」
②「おめしちりめん」の略。
⇒おめし‐ちりめん【御召縮緬】
⇒おめし‐なんど【御召納戸】
⇒おめし‐もの【御召物】
⇒おめし‐れっしゃ【御召列車】
お‐めしかえ【御召替え】‥カヘ
着替えること、また、着替える着物の尊敬語。
お‐めしだし【御召出し】
召し出すことの尊敬語。室町・江戸時代に、主人または貴人の宴席に召し出されて御前で酒盃を賜ったこと。
おめし‐ちりめん【御召縮緬】
(もと貴人が着用したからいう)先染め・先練りの着物地。緯よこに強い撚よりをかけた糸を織り込み、製織後微温湯に入れて「しぼ」を立てた絹織物。縞・無地・紋・錦紗などがある。おめし。
⇒お‐めし【御召】
おめし‐なんど【御召納戸】
御召縮緬ちりめんに納戸色の染色をかけたもの。
⇒お‐めし【御召】
おめし‐もの【御召物】
他人の衣服の尊敬語。御着物。「―がよくお似合いです」
⇒お‐めし【御召】
おめし‐れっしゃ【御召列車】
天皇・皇后および皇太子の乗る専用列車。
⇒お‐めし【御召】
おめず‐おくせず【怖めず臆せず】
すこしも気おくれしないで。「―上司に意見を言う」→怖おむ
お‐めだま【御目玉】
大いに叱ること。「―をくう」
お‐めでた
めでたい出来事。特に結婚・妊娠・出産などをいう。「今春―の予定」「―続き」
お‐めでた・い
〔形〕
①「めでたい」の丁寧な言い方。
②おひとよしで思慮が足りない。馬鹿正直である。「―・い人だ」
おめで‐とう【御目出糖】‥タウ
菓子の名。蒸した糯米もちごめを乾かして炒ったものに糖液と赤い食用色素を加え、小豆あずきの甘納豆をまぜて赤飯に擬し、出産・結婚・祝儀に配るもの。
お‐めでとう‥タウ
〔感〕
(オメデタクの音便。下の「ございます」「存じます」の略された形。「御目出度」「御芽出度」は当て字)慶事・祝事・新年などを祝う挨拶の言葉。「明けまして―ございます」
お‐めどおり【御目通り】‥ドホリ
貴人にお目にかかること。拝謁。「―を許される」
おめ‐な・し【小目無し】ヲ‥
〔形ク〕
細かに見えない。播磨風土記「大き体かたちは見ゆれども、―・きかも」
お‐めだま【御目玉】🔗⭐🔉
お‐めだま【御目玉】
大いに叱ること。「―をくう」
おめで‐とう【御目出糖】‥タウ🔗⭐🔉
おめで‐とう【御目出糖】‥タウ
菓子の名。蒸した糯米もちごめを乾かして炒ったものに糖液と赤い食用色素を加え、小豆あずきの甘納豆をまぜて赤飯に擬し、出産・結婚・祝儀に配るもの。
お‐めどおり【御目通り】‥ドホリ🔗⭐🔉
お‐めどおり【御目通り】‥ドホリ
貴人にお目にかかること。拝謁。「―を許される」
○御目に入るおめにいる🔗⭐🔉
○御目に入るおめにいる
お気に入る。
⇒お‐め【御目】
○御目にかかるおめにかかる🔗⭐🔉
○御目にかかるおめにかかる
①目上の人にお会いする。「御目にかかれて光栄です」
②目上の人に認められる。
⇒お‐め【御目】
○御目にかけるおめにかける🔗⭐🔉
○御目にかけるおめにかける
お見せする。
⇒お‐め【御目】
○御目にとまるおめにとまる🔗⭐🔉
○御目にとまるおめにとまる
(→)「御目にかかる」2に同じ。
⇒お‐め【御目】
お‐めみえ【御目見・御目見得】
①貴人にお目にかかること。特に、江戸時代、旗本が親しく将軍にお目通りすること。また、その資格。
②奉公人が、その家にまず試みに使われること。
③新たに迎えられた俳優が初めてその舞台で演技すること。転じて、新しく人の前に現れること。「新製品が―する」
⇒おめみえ‐いか【御目見以下】
⇒おめみえ‐いじょう【御目見以上】
⇒おめみえ‐きょうげん【御目見得狂言】
⇒おめみえ‐どろぼう【御目見得泥棒】
⇒おめみえ‐ぼうこう【御目見得奉公】
おめみえ‐いか【御目見以下】
江戸幕府将軍直参の武士のうち、将軍にお目見する資格のないもの。御家人ごけにん。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐いじょう【御目見以上】‥ジヤウ
江戸幕府将軍直参の武士のうち、1万石未満で、将軍にお目見する資格のあるもの。旗本。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐きょうげん【御目見得狂言】‥キヤウ‥
歌舞伎で、新たに迎えられた俳優が初めて演ずる演目。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐どろぼう【御目見得泥棒】‥バウ
御目見得奉公として人の家に住み込み、勝手知ったころ家の金品を盗んで逃亡する泥棒。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐ぼうこう【御目見得奉公】
(→)御目見おめみえ2に同じ。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめ‐むし【臆虫】
ワラジムシの別称。
お‐め‐め【御目目】
(幼児語)目。
おめ‐もじ【御目文字】
(女房詞)お目にかかること。
おめり【於女里】
①鎧よろいの名所などころ。胴丸・腹巻などの金具回りと小札こざねとの間に入れ、高さをそろえる細い皮や漆塗の紙。
②袘ふきの古称。
お‐めみえ【御目見・御目見得】🔗⭐🔉
お‐めみえ【御目見・御目見得】
①貴人にお目にかかること。特に、江戸時代、旗本が親しく将軍にお目通りすること。また、その資格。
②奉公人が、その家にまず試みに使われること。
③新たに迎えられた俳優が初めてその舞台で演技すること。転じて、新しく人の前に現れること。「新製品が―する」
⇒おめみえ‐いか【御目見以下】
⇒おめみえ‐いじょう【御目見以上】
⇒おめみえ‐きょうげん【御目見得狂言】
⇒おめみえ‐どろぼう【御目見得泥棒】
⇒おめみえ‐ぼうこう【御目見得奉公】
おめみえ‐いか【御目見以下】🔗⭐🔉
おめみえ‐いか【御目見以下】
江戸幕府将軍直参の武士のうち、将軍にお目見する資格のないもの。御家人ごけにん。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐いじょう【御目見以上】‥ジヤウ🔗⭐🔉
おめみえ‐いじょう【御目見以上】‥ジヤウ
江戸幕府将軍直参の武士のうち、1万石未満で、将軍にお目見する資格のあるもの。旗本。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐きょうげん【御目見得狂言】‥キヤウ‥🔗⭐🔉
おめみえ‐きょうげん【御目見得狂言】‥キヤウ‥
歌舞伎で、新たに迎えられた俳優が初めて演ずる演目。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐どろぼう【御目見得泥棒】‥バウ🔗⭐🔉
おめみえ‐どろぼう【御目見得泥棒】‥バウ
御目見得奉公として人の家に住み込み、勝手知ったころ家の金品を盗んで逃亡する泥棒。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
おめみえ‐ぼうこう【御目見得奉公】🔗⭐🔉
おめみえ‐ぼうこう【御目見得奉公】
(→)御目見おめみえ2に同じ。
⇒お‐めみえ【御目見・御目見得】
お‐め‐め【御目目】🔗⭐🔉
お‐め‐め【御目目】
(幼児語)目。
おめ‐もじ【御目文字】🔗⭐🔉
おめ‐もじ【御目文字】
(女房詞)お目にかかること。
○御目をかけるおめをかける🔗⭐🔉
○御目をかけるおめをかける
ひいきになさる。
⇒お‐め【御目】
おも【母】
①はは。万葉集3「―父に妻に子どもに」
②乳母うば。万葉集12「緑児のためこそ―は求むといへ」
おも【重・主】
(オモイの語幹)
①おもだったこと。主要なこと。中心となっていること。「―な人」「―な産業」→主おもに。
②「おもあど」の略。オモ。
おも【面】
①顔。顔つき。
②表面。「水の―」
おも‐あど【重あど・主あど】
狂言のアドの役のうち特に重要なもの。オモ。
おも‐あら【面荒】
馬などの顔の猛く荒々しいこと。
おも‐あわせ【面合せ】‥アハセ
二つの物の表と表とが合うように重ねること。↔うらあわせ
おもい【思い・念い・想い】オモヒ
➊思う心の働き・内容・状態。
①その対象について、これこれだ、こうだ、こうなるだろう、または、こうだったと、心を働かせること。竹取物語「―のごとくものたまふかな」。「―をめぐらす」
②あれこれ心に掛けてわずらい、または嘆くこと。心配。源氏物語若菜上「よろづの事なのめにめやすくなれば、いとなむ―なくうれしき」。「―に沈む」
③何物・何事かに働き掛ける気持。
㋐慕う、特に異性に心を寄せる気持。万葉集3「―そあがするあはぬ子ゆゑに」。「―を遂げる」
㋑こうしたい、ありたいとの願い。奥の細道「片雲の風に誘はれて漂泊の―やまず」。「―がかなう」
㋒執心。執念。うらみ。「人の―は恐ろしい」
➋物事から自然に感じられる心の状態。更級日記「花もみぢの―もみな忘れて」。「わびしい―がする」「―を新たにする」
➌(悲しい嘆きで)喪に服すること。喪の期間。古今和歌集哀傷「女の親の―にて山寺に侍りけるを」
⇒思い内にあれば色外にあらわる
⇒思いがつのる
⇒思い半ばに過ぐ
⇒思いも寄らない
⇒思い邪なし
⇒思いを致す
⇒思いを懸ける
⇒思いを馳せる
⇒思いを晴らす
⇒思いを寄せる
おも・い【重い】
〔形〕[文]おも・し(ク)
①目方が多い。また、動かすのに大きな力を必要とする。万葉集5「ますますも―・き馬荷にうは荷打つといふ事のごと」。「―・い荷を背負う」「ハンドルが―・い」
②貴い。重要だ。源氏物語賢木「やむごとなく―・き御後見とおぼして」。「―・い地位」「―・い責任」「事件を―・く見る」
③物事の程度が、はなはだしい。竹取物語「風いと―・き人にて」。源氏物語末摘花「かのなでしこはえ尋ね知らぬを―・き功に御心のうちにおぼしいづ」。日葡辞書「ヲモイトガ」。「―・い病気」
④挙動・性質などが、落ち着いている。動きがゆっくりしている。軽率でない。源氏物語夕顔「物深く―・き方はおくれてひたぶるに若びたるものから」。「口が―・い」
⑤気持が浮き立たない。「気が―・い」「悩み事で頭が―・い」
↔軽い
⇒重きをおく
⇒重きをなす
おもい‐あ・う【思い合う】オモヒアフ
〔自五〕
①互いに恋いしたう。愛し合う。
②偶然、考えが一致する。狂言、三人夫「これは―・うた事ぢや」
おもい‐あえ‐ず【思ひ敢へず】オモヒアヘズ
①おもいがけない。源氏物語東屋「まだおもひあへぬほどなれば心さわぎて」
②思うに堪えず。古今和歌集雑体「玉の緒の短き心―」
おもい‐あがり【思い上がり】オモヒ‥
思い上がること。つけあがること。うぬぼれ。
おもい‐あが・る【思い上がる】オモヒ‥
〔自五〕
(平安時代にはきりっとした態度で高貴性を保持しようとつとめることを意味した)
①心に誇りをもつ。自負する。源氏物語桐壺「初めより我はと―・り給へる御方々」
②うぬぼれる。つけあがる。「入賞して―・る」
おもい‐あた・る【思い当たる】オモヒ‥
〔自五〕
自分の経験や記憶が思い出されて、なるほどと気づく。「―・るふしがある」
おもい‐あ・つ【思ひ当つ】オモヒ‥
〔自下二〕
①推測してそれだと見当をつける。源氏物語夕顔「いとしるく―・てられ給へる御側目そばめを見過ぐさで」
②考えてそれぞれに割り当てる。源氏物語柏木「しなじなに―・てたるきはぎは」
おもい‐あつか・う【思ひ扱ふ】オモヒアツカフ
〔他四〕
①心をつくして世話する。源氏物語手習「よき君達を婿にして―・ひけるを」
②思いなやむ。源氏物語総角「いかで人々しくも見なし奉らむと―・ふをこそ」
おもい‐あつ・む【思ひ集む】オモヒ‥
〔他下二〕
さまざまに考える。種々の事を思う。蜻蛉日記中「―・むることぞあいなきまで多かるを」
おもい‐あて【思ひ当て】オモヒ‥
推測してあてること。あてずいりょう。宇津保物語楼上下「もしそれにやあらむと―に伝へ聞くやうなむありし」
おもい‐あなず・る【思ひ侮る】オモヒアナヅル
〔他四〕
(「あなづる」は「あなどる」の古形)あなどって考える。軽蔑する。源氏物語蓬生「かかる貧しきあたりと―・りて」
おもい‐あま・る【思い余る】オモヒ‥
〔自五〕
堪えがたいほどに思う。また、思いなやんで心の中だけで処理できない。万葉集7「―・り甚いたもすべなみ」。「―・って相談する」
おもい‐あり・く【思ひ歩く】オモヒ‥
〔自四〕
思いつづける。あれこれと思いめぐらす。源氏物語紅葉賀「うらみかくるをわびしと―・き給ふ」
おもい‐あわ・せる【思い合わせる】オモヒアハセル
〔他下一〕[文]おもひあは・す(下二)
①あれとこれとを思いくらべて考える。源氏物語横笛「ありつるところの有様―・するに、おほくかはりたり」。「先日のことと―・せて納得がいった」
②思い当たる。源氏物語葵「―・する事どもありける」
おもい‐い・ず【思ひ出づ】オモヒイヅ
〔他下二〕
前にあったことを思い起こす。おもいだす。源氏物語桐壺「上の御有様など―・で聞ゆれば」
おもい‐いだ・す【思ひ出す】オモヒ‥
〔他四〕
「おもいいず」に同じ。
おもい‐いたず・く【思ひ労く】オモヒイタヅク
〔他四〕
たいせつに思って世話をする。また、気苦労する。源氏物語浮舟「さばかりうへの―・ききこえさせ給ふものを」
おもい‐いた・る【思い至る】オモヒ‥
〔自五〕
心がゆきわたる。考え及ぶ。
おもい‐いで【思ひ出】オモヒ‥
おもいだすこと。おもいで。源氏物語帚木「世の―はさまざまめづらかなるべきためしかな」
⇒おもいいで‐がお【思ひ出顔】
⇒おもいいで‐わらい【思ひ出笑】
おもいいで‐がお【思ひ出顔】オモヒ‥ガホ
思い出したような顔つき。
⇒おもい‐いで【思ひ出】
おもいいで‐わらい【思ひ出笑】オモヒ‥ワラヒ
(→)「思い出し笑い」に同じ。源氏物語帚木「人知れぬ―もせられ」
⇒おもい‐いで【思ひ出】
おもい‐いとな・む【思ひ営む】オモヒ‥
〔他四〕
ねんごろに心にかけて仕事に従う。源氏物語柏木「―・みつかうまつる御うぶやの儀式」
おもい‐いり【思い入り】オモヒ‥
〔副〕
(→)「思い入れ」[二]に同じ。
おもい‐い・る【思ひ入る】オモヒ‥
[一]〔自四〕
①思いこむ。深く思う。伊勢物語「ひむがし山に住まむと―・りて」
②惚れこむ。世間胸算用2「其人の二番目の子を、女房どもが何と―・りましたやら、是非にと望みます」
[二]〔他下二〕
心に深く入れる。心にとめる。源氏物語夕顔「つらきも憂きもかたはらいたきことも―・れたるさまならで」
おもい‐いれ【思い入れ】オモヒ‥
[一]〔名〕
①思惑おもわく。予想。予定。日本永代蔵1「夜のうちの―にて売る人あり買ふ人あり」
②思いつき。思案。傾城禁短気「旦那の今の御機嫌如何と計らひかねて、―を胸にもつて罷りしさる」
③信頼。人気。西鶴織留4「人の―もよろしく」
④俳優がせりふを言わずに、ある感情を表す演技。また、単にしぐさをもいう。こころいき。
⑤深く心をかけること。日葡辞書「ゼンノミチニヲモイイレノアルヒト」。「―が深い」
⑥思いをかけた人。思い人。浄瑠璃、今宮の心中「何処ぞに―がなあるかいの」
[二]〔副〕
思うさま。思う存分。おもいれ。おもいいり。歌舞伎、お染久松色読販「―喰はう」
おもい・う【思ひ得】オモヒ‥
〔他下二〕
おもいつく。考えが出てくる。枕草子90「よう―・えたらむにてもいひにくし」
おもい‐うか・ぶ【思い浮かぶ】オモヒ‥
〔自五〕
心に現れてくる。思い出される。「―・ぶままを筆にする」
おもい‐うか・べる【思い浮かべる】オモヒ‥
〔他下一〕
心にのぼせる。思い出す。「父のことばを―・べる」
おもい‐うか・る【思ひ浮かる】オモヒ‥
〔自下二〕
心が落ち着かなくなる。夢中になる。源氏物語真木柱「年頃―・れ給ふさま」
おもい‐うた【思い歌】オモヒ‥
思いを述べた歌。浄瑠璃、心中天の網島「思ひ思ひの―」
おもい‐うたが・う【思ひ疑ふ】オモヒウタガフ
〔他四〕
心に疑う。疑わしく思う。伊勢物語「男、こと心ありてかかるにやあらむと―・ひて」
大辞林の検索結果 (20)
おめ=が参(マイ)・る🔗⭐🔉
――が参(マイ)・る
目上の人に気に入られる。お目に入る。「―・つたなら,御見参で有らうず/狂言・今参(虎寛本)」
おめ=長(ナゴ)う🔗⭐🔉
――長(ナゴ)う
長い目で。先々まで。「―お導き下さい」
おめ=に入(イ)・る🔗⭐🔉
――に入(イ)・る
お気に入る。「―・つたら,そのまま御見参であろ/狂言記・文相撲」
おめ=に掛(カ)か・る🔗⭐🔉
――に掛(カ)か・る
(1)「会う」の謙譲語。目上の人にお会いする。「先方の御両親に―・る」
(2)御目にとまる。「院内の―・り,日本一番の名を得たる相撲なり/曾我 1」
おめ=に掛(カ)・ける🔗⭐🔉
――に掛(カ)・ける
目上の人に見せる。お見せする。「面白いものを―・けましょう」
おめ=に適(カナ)・う🔗⭐🔉
――に適(カナ)・う
目上の人の気に入る。おめがねにかなう。
おめ=に留(ト)ま・る🔗⭐🔉
――に留(ト)ま・る
目上の人に認められる。目上の人の注意をひく。
お-めだま【御目玉】🔗⭐🔉
お-めだま [2][0] 【御目玉】
目上の人からしかられること。「―をちょうだいする」「―を食う」
→大目玉
お-めつけ【御目付け】🔗⭐🔉
お-めつけ [0] 【御目付け】
素行などを監視する役割。また,その人。「―役」
おめで-とう【御目出糖】🔗⭐🔉
おめで-とう ―タウ [0] 【御目出糖】
菓子の一。煎(イ)り種に砂糖と食用紅を加えていり,さらに小豆の甘納豆をまぜて赤飯のようにしたもの。出産・結婚などの祝儀に配る。
お-めどおり【御目通り】🔗⭐🔉
お-めどおり ―メドホリ [0] 【御目通り】
(1)身分の高い人に会うこと。拝謁。「―を許される」
(2)貴人や主君の目の前。御面前。「―にて高名感状取るべき/浮世草子・武家義理物語 3」
お-めみえ【御目見・御目見得】🔗⭐🔉
お-めみえ [0] 【御目見・御目見得】 (名)スル
(1)目上の人,貴人に初めて会うこと。目見え。
(2)新たに人の前に姿を現すこと。「ニューモデルが―する」
(3)江戸時代,将軍に直接お目どおりすること。また,それが許される身分。
(4)歌舞伎・人形浄瑠璃などで,俳優・太夫・人形遣いなどが,初舞台・襲名またはその劇場での初出演などで演技すること。
(5)「御目見得奉公(オメミエボウコウ)」に同じ。
おめみえ-いか【御目見以下】🔗⭐🔉
おめみえ-いか [5] 【御目見以下】
江戸時代,徳川将軍直参の武士のうち,将軍に謁見する資格のないもの。御家人(ゴケニン)。
おめみえ-いじょう【御目見以上】🔗⭐🔉
おめみえ-いじょう ―ジヤウ [5] 【御目見以上】
江戸時代,徳川将軍直参の武士のうち,将軍に謁見する資格のあるもの。旗本。目見得以上。
おめみえ-かせぎ【御目見得稼ぎ】🔗⭐🔉
おめみえ-かせぎ [5] 【御目見得稼ぎ】
「御目見得泥棒(オメミエドロボウ)」に同じ。
おめみえ-きょうげん【御目見得狂言】🔗⭐🔉
おめみえ-きょうげん ―キヤウ― [5] 【御目見得狂言】
御目見得{(3)}で演ずる狂言。
おめみえ-どろぼう【御目見得泥棒】🔗⭐🔉
おめみえ-どろぼう ―バウ [5] 【御目見得泥棒】
御目見得奉公をして家の事情に通じた頃,その家から金品を盗み取ること。おめみえかせぎ。
おめみえ-ぼうこう【御目見得奉公】🔗⭐🔉
おめみえ-ぼうこう [5] 【御目見得奉公】
正式に雇われる前に,試験的に二,三日主家に奉公すること。御目見得。目見得。
お-めもじ【御目文字】🔗⭐🔉
お-めもじ [0] 【御目文字】 (名)スル
〔お目にかかる意の文字詞。もと近世女性語〕
お目にかかることをいう女性語。「一度―いたしたく…」
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