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広辞苑の検索結果 (3)

もどき【擬き・抵牾・牴牾】🔗🔉

もどき擬き・抵牾・牴牾】 [一]〔名〕 ①他の物に似せて作ること。また、作ったもの。まがいもの。 ②とがめること。非難。源氏物語賢木「用なき振舞の積りて人の―を負はんとする事」 ③日本の各種の芸能で、主役をからかったり動作をまねたりして、主に滑稽を演ずる役。 ④歯のこまかな鋸。 [二]〔接尾〕 他の語に付いてその風采・風情に似たように作り立てられている意を表す。まがい。「芝居―」「梅―」「三馬―の戯文」 ⇒もどき‐がお【抵牾顔】

もどき‐がお【抵牾顔】‥ガホ🔗🔉

もどき‐がお抵牾顔‥ガホ 非難しているらしい態度。夫木和歌抄14「風にあへずしほるる野辺の草の葉を―なる庭の菊かな」 ⇒もどき【擬き・抵牾・牴牾】

もど・く【擬く・抵牾く・牴牾く】🔗🔉

もど・く擬く・抵牾く・牴牾く】 〔他五〕 ①他の物に似せて作る。まがえる。宇津保物語俊蔭「この七歳ななとせなる子、父を―・きて高麗人こまうどと文をつくりかはしければ」 ②さからって非難する。とがめる。源氏物語宿木「世の人に似ぬ心の程は皆人に―・かるまじく侍るを」

大辞林の検索結果 (3)

もどき【擬・抵牾・牴牾】🔗🔉

もどき [3] 【擬・抵牾・牴牾】 (1)もどくこと。非難。批判。「をさなき人を盗みいでたりと―負ひなむ/源氏(若紫)」 (2)日本の芸能において,主役を揶揄(ヤユ)したり模倣したりして滑稽を演ずる役。一種の道化役。 (3)名詞の下に付いて,それと張り合うくらいのもの,それに匹敵するもの,そのものに似て非なるものである,などの意を表す。「がん―」「梅―」「芝居―」

もどき-がお【抵牾顔】🔗🔉

もどき-がお ―ガホ 【抵牾顔】 (名・形動ナリ) 顔つきが非難がましい・こと(さま)。「する墨を―にも洗ふかな書くかひなしと涙もやしる/鴨長明集」

もど・く【擬く・抵牾く・牴牾く】🔗🔉

もど・く 【擬く・抵牾く・牴牾く】 (動カ四) (1)さからって非難する。とがめる。「申分の無い主人の所計(ハカライ),其を―・きましては,私は罰(バチ)が中(アタ)ります/金色夜叉(紅葉)」 (2)まねる。物に似せる。「この七歳なる子,父を―・きて高麗人と文を作りかはしければ/宇津保(俊蔭)」

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