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広辞苑の検索結果 (3)

おさえ‐こ・む【押さえ込む】オサヘ‥🔗🔉

おさえ‐こ・む押さえ込むオサヘ‥ 〔他五〕 ①㋐押さえて動けないようにする。「暴漢を―・む」 ㋑柔道で、抑え込みの技をかける。 ②圧力をかけて、意見の発表や活動が自由にできないようにする。「反対派を―・む」

おさえ‐つ・ける【押さえ付ける・抑え付ける】オサヘ‥🔗🔉

おさえ‐つ・ける押さえ付ける・抑え付けるオサヘ‥ 〔他下一〕[文]おさへつ・く(下二) ①しっかりとおさえて動けないようにする。「相手を地面に―・ける」 ②自由を抑圧する。活動をおさえる。「少数派を―・ける」「不満を―・ける」

おさ・える【押さえる・抑える・圧さえる】オサヘル🔗🔉

おさ・える押さえる・抑える・圧さえるオサヘル 〔他下一〕[文]おさ・ふ(下二) (オシアフの約)相手の動く力にまけないようにこちら側の力を加える。 ①手などをあてがって圧力を加える。おしつける。源氏物語野分「みすの吹きあげらるるを人々―・へて」。大鏡伊尹「笏を―・へて立ちければはたらと折れけるは」。「文鎮で紙を―・える」 ②出入口などに手などをおしあてる。おおう。後拾遺和歌集「限りぞと思ふにつきぬ涙かな―・ふる袖もくちぬばかりに」。「やかましいので耳を―・えた」「傷口を―・える」 ③動いたり出たりしないようにおしとどめる。くいとめる。源氏物語夕霧「障子を―・へ給へるは、いと物はかなきかためなれど」。平家物語8「水の底で蔵光を取つて―・へ」。「兄にいつも頭を―・えられていた」「財産を―・える」「証拠を―・える」「暴動を―・える」「反対派を―・える」 ④ある限度をこえないようにとめる。封じる。くいとめる。「値段を―・える」「甘みを―・える」 ⑤願望・意図・感情などを抑制する。こらえ忍ぶ。続日本紀22「諸もろもろの意静まりはてなむ後に、傍かたえの上をば宣りたまはむとしてなも、―・へてありつる」。金葉和歌集「―・ふれどあまる涙はもる山の嘆きに落つる雫なりけり」。「怒りを―・える」 ⑥相手の意に反して低く評価する。おとしめる。平家物語4「車の二つの輪に似たりと―・へて書く条奇怪なり」 ⑦相手の差そうとする杯を返してもう一度飲ませる。浄瑠璃、堀川波鼓「ここは母が―・へまし、あひを致して上げません」。「さしつ―・えつ飲む」 ⑧大切なところをしっかりつかまえる。「急所を―・える」「要点を―・える」 ⑨小舟で櫓を面舵おもかじにする。 ◇広く一般に、また、物理的な力を加える意では「押」、抑止・抑制の意では「抑」、上からの圧迫の意の場合には「圧」を使う。

大辞林の検索結果 (11)

おさえ【押(さ)え・抑え】🔗🔉

おさえ オサヘ [3][2] 【押(さ)え・抑え】 (1)おさえること。また,おさえる物。「石を置いて―にする」 (2)他人の言動を支配・制限すること。また,欲望などに抗する力。「新任の課長では―がきかない」「その気になったら―のきかない人」 (3)敵の侵攻を防ぐこと。また,防ぐための備えや軍勢。防備。「敵(アタ)守る―の城(キ)そと/万葉 4331」 (4)囲碁で,相手が「伸び」または「はね」を打った時,その石の隣に打って,進出を止めること。 (5)相手の反攻・反撃などを阻止すること。「―のピッチャー」 (6)行列の最後にいて,列を整える役。また,その人。「羽織袴股立の―弐人/歌舞伎・小袖曾我」 (7)決まりをつけること。「義朝の―の詞,後日いかがと思ひてや返す詞はなかりけり/浄瑠璃・鎌田兵衛」 (8)和船で,櫓(ロ)を操作して船首を右に向けること。 ⇔控え (9)相手が返す杯を押し戻して,もう一度飲ませること。「合も―も二人なれば/滑稽本・根南志具佐」

おさえ-ぎ【押(さ)え木】🔗🔉

おさえ-ぎ オサヘ― [3] 【押(さ)え木】 動かないように物を押さえる木。

おさえ-じ【押(さ)え字・抑え字】🔗🔉

おさえ-じ オサヘ― [3] 【押(さ)え字・抑え字】 (1)連歌・俳諧で,句末に一定の結び方を要求する助詞など。や・か・いつ・何など。 (2)係り結びなどの呼応関係にある結びの語。

おさえ-だい【押(さ)え台】🔗🔉

おさえ-だい オサヘ― [3] 【押(さ)え台】 もてなしの宴席で最後のごちそうを盛って出す,盛り台。

おさえ-どころ【押(さ)え所】🔗🔉

おさえ-どころ オサヘ― [4][0] 【押(さ)え所】 (1)押さえる場所。ポイント。 (2)物事を判断・処理するのに重要な点。勘どころ。要点。

おさえ-ばしら【押(さ)え柱】🔗🔉

おさえ-ばしら オサヘ― [4] 【押(さ)え柱】 ⇒抱(ダ)き柱(バシラ)

おさえ-ボルト【押(さ)え―】🔗🔉

おさえ-ボルト オサヘ― [4] 【押(さ)え―】 貫通した穴があけられないとき,相手の部品に雌ねじを切り,これにねじ込んで締めつけるボルト。

おさえ-もの【押(さ)え物】🔗🔉

おさえ-もの オサヘ― [0][5] 【押(さ)え物】 酒宴の最後に出す酒の肴(サカナ)。花鳥山水の作り物の台(押さえ台)に盛る。おさえ。

おさえ-こ・む【押(さ)え込む】🔗🔉

おさえ-こ・む オサヘ― [4] 【押(さ)え込む】 (動マ五[四]) 押さえつけて,動けないようにする。また,押さえて力を発揮させないようにする。「力ずくで―・む」「反主流派の動きを―・む」 [可能] おさえこめる

おさえ-つ・ける【押(さ)え付ける】🔗🔉

おさえ-つ・ける オサヘ― [5] 【押(さ)え付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 おさへつ・く (1)力を入れて強く押さえる。「手足を―・ける」 (2)相手の動きを封じる。活動できないようにする。「反対派を―・ける」

おさ・える【押(さ)える・抑える】🔗🔉

おさ・える オサヘル [3][2] 【押(さ)える・抑える】 (動ア下一)[文]ハ下二 おさ・ふ 〔「押す」に継続の助動詞「ふ」の付いた語〕 (1)力をある部分に加えて,その状態を持続する。《押》(ア)物に力や重みを加えて,動かないようにする。「ドアを手で―・える」「文鎮で半紙を―・える」「髪を―・える」(イ)体の一部に手などをあてる。「目頭(メガシラ)を―・える」「耳を―・える」(ウ)傷口や痛む所に手や物をあてがう。「傷口をガーゼで―・える」 (2)動作・現象の実現をさまたげる。(ア)動きが起ころうとするのを,何らかの手段で,未然にあるいは途中でとどめる。「ライバル会社の進出を―・える」「記事を―・える」(イ)スポーツの試合で,相手が活躍するのをとどめる。「強敵を―・えて優勝する」「相手を 0 点に―・える」(ウ)度をこさないようにする。適当な範囲にあるようにする。「出費を―・える」「量産で値段を―・える」「甘みを―・えた上品な味」(エ)感情が外に表れそうなのを,こらえる。「うれしさを―・え切れないようす」「怒りを―・える」 (3)支配下・管轄(カンカツ)下に置く。《押》(ア)自由に活動できないようにする。「上司に頭を―・えられる」(イ)自分の支配下に置いて他の者をさえぎる。「担保物件を―・える」「帰りの切符は―・えてある」「自動車市場は二社が―・えている」 (4)重要な点を確実に認識・理解する。《押》「要点を―・える」「勘所(カンドコロ)を―・える」「犯行の現場を―・える」 (5)和船で,船首を右に向ける。《押》 ⇔控える (6)下手に見る。「当山の末寺でありながら…と―・へて書く条奇怪なり/平家 4」 (7)差そうとする杯を受けないで,もう一度飲ませる。「一度一度に―・へて酒ぶりかたし/浮世草子・一代男 3」 〔中世末期から近世,ヤ行にも活用した。「涙ヲ―・ユル/日葡」〕

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