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広辞苑の検索結果 (13)
こん‐ぽん【根本】🔗⭐🔉
こん‐ぽん【根本】
(古くはコンボンとも)
[一]〔名〕
①草木の根。
②物事が成り立つ、そもそもの大本。平家物語1「世の乱れ初めける―は」。「―から間違っている」
③元祖。ほんもと。男色大鑑「ゑびす橋筋に―浮世楊枝とて芝居若衆の定紋をうちつけ置きしに」
[二]〔副〕
もともと。本来。男色大鑑「業平も―美少人をすけるに」
⇒こんぽん‐あく【根本悪】
⇒こんぽん‐きはん【根本規範】
⇒こんぽん‐しだし【根本仕出し】
⇒こんぽん‐しゅぎ【根本主義】
⇒こんぽん‐しりょう【根本史料】
⇒こんぽん‐だいとう【根本大塔】
⇒こんぽん‐てき【根本的】
こんぽん‐あく【根本悪】🔗⭐🔉
こんぽん‐あく【根本悪】
〔哲〕(Radikalböse ドイツ)カントの宗教哲学の用語。人間は自己の恣意を通そうとする自然的傾向をもち、これが道徳格率に従えば善となり、道徳法則に反する格率に従えば、根本悪として一切の悪の根拠となる。
⇒こん‐ぽん【根本】
こんぽん‐きはん【根本規範】🔗⭐🔉
こんぽん‐きはん【根本規範】
〔法〕(Grundnorm ドイツ)実定法規範の妥当性の究極的根拠として仮定された規範。ケルゼンの純粋法学で提唱された。
⇒こん‐ぽん【根本】
こんぽん‐しだし【根本仕出し】🔗⭐🔉
こんぽん‐しだし【根本仕出し】
新発明・新趣向の本家。浄瑠璃、大職冠「―の御奈良茶」
⇒こん‐ぽん【根本】
こんぽん‐しゅぎ【根本主義】🔗⭐🔉
こんぽん‐しゅぎ【根本主義】
〔宗〕(→)原理主義に同じ。
⇒こん‐ぽん【根本】
こんぽん‐しりょう【根本史料】‥レウ🔗⭐🔉
こんぽん‐しりょう【根本史料】‥レウ
歴史研究の確実なよりどころとなる材料。文書・遺物の類。
⇒こん‐ぽん【根本】
こんぽん‐だいとう【根本大塔】‥タフ🔗⭐🔉
こんぽん‐だいとう【根本大塔】‥タフ
南天竺国にあったという鉄塔を模して作られた塔。密教で重要視される。多宝塔に似た2層で、根来ねごろや高野山・成田山のものが有名。
⇒こん‐ぽん【根本】
こんぽん‐ちゅうどう【根本中堂】‥ダウ🔗⭐🔉
こんぽん‐ちゅうどう【根本中堂】‥ダウ
比叡山延暦寺の中心になる堂。東塔にある。788年(延暦7)薬師像をまつった堂を最澄が建てたのが始まり。一乗止観院。
根本中堂
撮影:新海良夫
こんぽん‐てき【根本的】🔗⭐🔉
こんぽん‐てき【根本的】
根本であるさま。根本にまで及ぶさま。「―に考え直す」
⇒こん‐ぽん【根本】
ね‐ほん【根本】🔗⭐🔉
ね‐ほん【根本】
①歌舞伎の正本しょうほんすなわち脚本を京坂地方でいう語。
②絵入根本の略。主として京坂で行われた絵入りの歌舞伎脚本の版本。一作品は普通6〜7冊。半紙判。毎冊数葉の挿絵がある。
ね‐もと【根本・根元】🔗⭐🔉
ね‐もと【根本・根元】
①根の部分。根のあたり。「柱が―から折れる」
②基本となるところ。こんぽん。
ねもと【根本】(姓氏)🔗⭐🔉
ねもと【根本】
姓氏の一つ。
⇒ねもと‐つうめい【根本通明】
ねもと‐つうめい【根本通明】🔗⭐🔉
ねもと‐つうめい【根本通明】
幕末・明治の漢学者。羽嶽・健斎と号。秋田生れ。東大教授。著「周易復古筮法」「論語講義」「老子講義」。(1822〜1906)
⇒ねもと【根本】
大辞林の検索結果 (15)
こん-ぽん【根本】🔗⭐🔉
こん-ぽん [0][3] 【根本】
〔古くは「こんぼん」〕
■一■ (名)
(1)物事を成り立たせる基盤となっている事柄。「常識を―からくつがえす」
(2)物事の始まった最初。おこり。また,本家。元祖。「世の乱れそめける―は/平家 1」
■二■ (副)
もともと。もとから。本来。「恩愛のしたしきいもせの中も思へば―土なりけり/仮名草子・伊曾保物語」
こんぽん-あく【根本悪】🔗⭐🔉
こんぽん-あく [3] 【根本悪】
〔(ドイツ) Radikalb
se〕
カントの用語。道徳法則に違反する格率を採用しようとする,人間本性に生得的な悪への性向。自由意志の主体としての人間性に必然的に伴うもので,これを道徳法則によって善へと克服することに宗教が構想される。
se〕
カントの用語。道徳法則に違反する格率を採用しようとする,人間本性に生得的な悪への性向。自由意志の主体としての人間性に必然的に伴うもので,これを道徳法則によって善へと克服することに宗教が構想される。
こんぽん-きはん【根本規範】🔗⭐🔉
こんぽん-きはん [5] 【根本規範】
法規範の究極的な根拠として想定される規範。ケルゼンの純粋法学で提唱された概念。
こんぽん-しだし【根本仕出し】🔗⭐🔉
こんぽん-しだし 【根本仕出し】
新発明・新趣向の創案者。「―の家と看板冷(ヒイ)やり氷室山(ヒムロヤマ)/浄瑠璃・会稽山」
こんぽん-しゅぎ-しゃ【根本主義者】🔗⭐🔉
こんぽん-しゅぎ-しゃ [6] 【根本主義者】
〔fundamentalist〕
聖書の無謬性を主張し,天地創造やキリストの処女降誕・復活・再臨などの教理を根本原理として文字どおり信じるプロテスタント-キリスト教徒。1920年代以降,アメリカを中心に広がる。原理主義者。ファンダメンタリスト。
こんぽん-しりょう【根本史料】🔗⭐🔉
こんぽん-しりょう ―レウ [5] 【根本史料】
歴史の研究で一番確実なよりどころとなる材料。文書や遺物など。
こんぽん-せいしん【根本精神】🔗⭐🔉
こんぽん-せいしん [5] 【根本精神】
根本となる精神。おおもとになる考え。「憲法の―」
こんぽん-てき【根本的】🔗⭐🔉
こんぽん-てき [0] 【根本的】 (形動)
事柄の根本にかかわるさま。「―な問題」「―に変革する」
こんぽん-ぶっきょう【根本仏教】🔗⭐🔉
こんぽん-ぶっきょう ―ケウ [5] 【根本仏教】
(1)原始仏教。
(2)釈迦自身の教え,あるいはその直弟子たちの時代までの仏教。
こんぽん-ちゅうどう【根本中堂】🔗⭐🔉
こんぽん-ちゅうどう ―チユウダウ 【根本中堂】
比叡山東塔にあり,延暦寺の中心となる建物。788年最澄の開創。現在の堂宇は寛永年間(1624-1644)の再建。一乗止観院。
ね-ほん【根本】🔗⭐🔉
ね-ほん 【根本】
(1)江戸時代,歌舞伎正本の京坂における称。
(2)「絵入り根本」に同じ。
ね-もと【根元・根本】🔗⭐🔉
ね-もと [3] 【根元・根本】
(1)植物の根のあたり。「松が―から折れる」
(2)柱や立っている物の,付け根の部分。「電信柱の―が腐る」
(3)物事のもと。基本。[ヘボン(二版)]
ねもと【根本】🔗⭐🔉
ねもと 【根本】
姓氏の一。
ねもと-つうめい【根本通明】🔗⭐🔉
ねもと-つうめい 【根本通明】
(1822-1906) 幕末・明治時代の漢学者。出羽国の人。号は羽嶽・健斎。訓詁の学を修めて一家を成した。著「周易復古筮法」「論語講義」など。
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