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広辞苑の検索結果 (20)
ぎ‐おん【祇園】‥ヲン🔗⭐🔉
ぎ‐おん【祇園】‥ヲン
①〔仏〕祇樹給孤独園ぎじゅぎっこどくおんの略。祇樹とは祇陀太子の苑林、これを給孤独の称ある須達しゅだつ長者が買ったからいう。
②(→)「祇園の神」に同じ。
③京都の八坂やさか神社の旧称。また、その付近の地名で、遊里。
④祇園会えの略。
⇒ぎおん‐え【祇園会】
⇒ぎおん‐ぐるい【祇園狂い】
⇒ぎおん‐さいれい‐しんこうき【祇園祭礼信仰記】
⇒ぎおん‐しゃ【祇園社】
⇒ぎおん‐しょうじゃ【祇園精舎】
⇒ぎおん‐づくり【祇園造】
⇒ぎおん‐どうふ【祇園豆腐】
⇒ぎおんにょうご‐ここのえにしき【祇園女御九重錦】
⇒ぎおん‐の‐かみ【祇園の神】
⇒ぎおん‐の‐やしろ【祇園の社】
⇒ぎおん‐の‐よざくら【祇園の夜桜】
⇒ぎおん‐はっこう【祇園八講】
⇒ぎおん‐ばやし【祇園囃子】
⇒ぎおん‐ぼう【祇園坊】
⇒ぎおん‐まつり【祇園祭】
⇒ぎおん‐まもり【祇園守】
⇒ぎおん‐りんじさい【祇園臨時祭】
ぎおん【祇園】‥ヲン(姓氏)🔗⭐🔉
ぎおん【祇園】‥ヲン
姓氏の一つ。
⇒ぎおん‐なんかい【祇園南海】
ぎおん‐え【祇園会】‥ヲンヱ🔗⭐🔉
ぎおん‐え【祇園会】‥ヲンヱ
京都の八坂神社の祭礼。昔は6月7日から14日、今は7月17日から24日まで行う。山鉾やまぼこ巡行などは有名。祇園御霊会。祇園祭。〈[季]夏〉
祇園祭
提供:NHK
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐ぐるい【祇園狂い】‥ヲングルヒ🔗⭐🔉
ぎおん‐ぐるい【祇園狂い】‥ヲングルヒ
京都祇園町の遊女におぼれること。浄瑠璃、長町女腹切「どこへうせた。また―か」
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐さいれい‐しんこうき【祇園祭礼信仰記】‥ヲン‥カウ‥🔗⭐🔉
ぎおん‐さいれい‐しんこうき【祇園祭礼信仰記】‥ヲン‥カウ‥
浄瑠璃。中邑阿契なかむらあけいほか合作の時代物。1757年(宝暦7)初演。「信長記」に取材。4段目「金閣寺」が有名。後に歌舞伎化。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐しょうじゃ【祇園精舎】‥ヲンシヤウ‥🔗⭐🔉
ぎおん‐しょうじゃ【祇園精舎】‥ヲンシヤウ‥
(梵語Jetavanavihāra)須達しゅだつ長者が中インドのコーサラ国舎衛城の南、祇園1に釈尊およびその弟子のために建てた僧坊。釈尊の説法の多くがここでなされ、竹林精舎と共に二大精舎という。祇陀林。逝多せいた林。平家物語1「―の鐘の声、諸行無常の響あり」
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐づくり【祇園造】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐づくり【祇園造】‥ヲン‥
神社本殿の一形式。八坂神社本殿の様式。身舎もやの四方に廂ひさしがあり、身舎とその前面の拝殿の全体に入母屋いりもやの一つ屋根をかけ、両側面と後面との廂に孫廂まごびさしを加えたもの。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐どうふ【祇園豆腐】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐どうふ【祇園豆腐】‥ヲン‥
(京都八坂神社楼門前の二軒の茶屋で売ったからいう)田楽豆腐に似たもの。薄く切って串に刺した豆腐を焼き、薄味噌で煮て、麩粉をかける。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐なんかい【祇園南海】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐なんかい【祇園南海】‥ヲン‥
江戸中期の漢詩人・画家。名は瑜、字は伯玉。紀州藩医の子。江戸生れ。木下順庵の門下。紀州藩儒・藩校教授。日本における初期南画(文人画)の代表。著「詩学逢原」「南海詩訣」など。(1676〜1751)
⇒ぎおん【祇園】
ぎおんにょうご‐ここのえにしき【祇園女御九重錦】‥ヲン‥ヘ‥🔗⭐🔉
ぎおんにょうご‐ここのえにしき【祇園女御九重錦】‥ヲン‥ヘ‥
浄瑠璃。若竹笛躬ふえみほか合作の時代物。1760年(宝暦10)初演。三十三間堂の縁起に平家物語の祇園女御(白河法皇の寵妃)のことなどを脚色。→三十三間堂棟むなぎの由来。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐の‐かみ【祇園の神】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐の‐かみ【祇園の神】‥ヲン‥
牛頭ごず天王(素戔嗚尊すさのおのみこと)・八王子宮(素戔嗚命の五男三女)と少将井の宮(奇稲田姫くしなだひめ)。祇園。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐の‐やしろ【祇園の社】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐の‐やしろ【祇園の社】‥ヲン‥
(876年(貞観18)、藤原基経が自邸を壊して牛頭ごず天王のために精舎を造営寄付し、祇園精舎に因んで称したもの)京都の八坂神社の旧称。祇園社。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐の‐よざくら【祇園の夜桜】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐の‐よざくら【祇園の夜桜】‥ヲン‥
京都市円山公園内の枝垂桜しだれざくら。周囲にかがり火を焚いて観賞する。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐はっこう【祇園八講】‥ヲン‥カウ🔗⭐🔉
ぎおん‐はっこう【祇園八講】‥ヲン‥カウ
祇園感神院(八坂神社)で行われた法華ほっけ八講。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐ばやし【祇園囃子】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐ばやし【祇園囃子】‥ヲン‥
①祇園会えに、山鉾やまぼこの上で、鉦・笛・太鼓などで奏する一種の囃子。〈[季]夏〉
②歌舞伎下座げざ音楽の一つ。1を江戸風に編曲して鳴物なりものとしたもの。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐ぼう【祇園坊】‥ヲンバウ🔗⭐🔉
ぎおん‐ぼう【祇園坊】‥ヲンバウ
①渋柿の一種。果実は大形で、多くは無核。品質佳良。ころ柿にする。広島県で栽培。
②白色の求肥ぎゅうひ饅頭の、ころ柿形のもの。
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐まつり【祇園祭】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐まつり【祇園祭】‥ヲン‥
(→)祇園会ぎおんえに同じ。〈[季]夏〉
祇園祭
提供:NHK
⇒ぎ‐おん【祇園】
ぎおん‐まもり【祇園守】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐まもり【祇園守】‥ヲン‥
①祇園の社(八坂神社)から出した筒形の護身符。
②紋所の名。祇園守1を模様化したもの。筒守は歌舞伎俳優中村歌右衛門の定紋として有名。
祇園守
⇒ぎ‐おん【祇園】

ぎおん‐りんじさい【祇園臨時祭】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぎおん‐りんじさい【祇園臨時祭】‥ヲン‥
昔、京都の八坂神社で祇園会えの翌日、6月15日に行なった祭。朝廷から勅使を遣わして奉幣。
⇒ぎ‐おん【祇園】
大辞林の検索結果 (19)
ぎ-おん【祇園】🔗⭐🔉
ぎ-おん ―ヲン 【祇園】
(1)「祇樹給孤独園(ギジユギツコドクオン)」の略。祇樹園(ギジユオン)。
→祇園精舎(ギオンシヨウジヤ)
(2)「祇園社」「祇園の神」などの略。
(3)京都市東山区の八坂(ヤサカ)神社(祇園社)のある辺りの地名。門前町として発達,花街としても知られる。
ぎおん-え【祇園会】🔗⭐🔉
ぎおん-え ―ヲン
【祇園会】
「祇園祭(ギオンマツリ)」に同じ。[季]夏。

ぎおん-しゃ【祇園社】🔗⭐🔉
ぎおん-しゃ ―ヲン― 【祇園社】
八坂神社の旧称。祇園さん。
ぎおん-しょうじゃ【祇園精舎】🔗⭐🔉
ぎおん-しょうじゃ ―ヲンシヤウ― 【祇園精舎】
〔梵 Jetavanavih
ra〕
須達(シユダツ)長者が釈迦とその弟子に寄進した寺。中インドの舎衛(シヤエ)城の南に旧跡がある。もと祇陀(ギダ)太子の林園で,須達長者を給孤独(ギツコドク)とも呼んだことから,祇樹給孤独園,略して祇園という。祇陀林。逝多林(セイタリン)。給孤独園(ギツコドクオン)。

ぎおん-しんこう【祇園信仰】🔗⭐🔉
ぎおん-しんこう ―ヲン―カウ [4] 【祇園信仰】
牛頭天王(ゴズテンノウ)および素戔嗚尊(スサノオノミコト)に対する信仰。災厄や疫病をもたらす御霊(ゴリヨウ)を慰め遷(ウツ)して平安を祈願するもので,主として都市部で盛んに信仰された。祇園祭・天王(テンノウ)祭・蘇民(ソミン)祭などの名で各地で祭りが行われる。また,津島神社の津島祭も同系列の信仰とされる。
ぎおん-づくり【祇園造り】🔗⭐🔉
ぎおん-づくり ―ヲン― [4] 【祇園造り】
神社本殿形式の一。正面七間,側面四間の本殿の前に側面二間の拝殿を付加してこれに入母屋造りの屋根をかけ,さらに前面には向拝(コウハイ),両側面と背面の三方には片流れ屋根の孫庇(マゴビサシ)を取りつけたもの。京都八坂神社本殿に代表される様式。
ぎおん-どうふ【祇園豆腐】🔗⭐🔉
ぎおん-どうふ ―ヲン― [4] 【祇園豆腐】
近世,京都祇園社鳥居前の二軒茶屋で売り出した田楽豆腐。現在は木の芽田楽をいう。
ぎおん-の-かみ【祇園の神】🔗⭐🔉
ぎおん-の-かみ ―ヲン― 【祇園の神】
京都祇園社の祭神である牛頭(ゴズ)天王(素戔嗚尊(スサノオノミコト))と八王子宮(五男三女八柱神)と少将井の宮(奇稲田姫(クシナダヒメ))。祇園。
ぎおん-の-やしろ【祇園の社】🔗⭐🔉
ぎおん-の-やしろ ―ヲン― 【祇園の社】
祇園社をいう。
ぎおん-の-よざくら【祇園の夜桜】🔗⭐🔉
ぎおん-の-よざくら ―ヲン― 【祇園の夜桜】
京都市円山公園内のしだれ桜の夜景。
ぎおん-ばやし【祇園囃子】🔗⭐🔉
ぎおん-ばやし ―ヲン― [4] 【祇園囃子】
(1)祇園会の山鉾(ヤマボコ)の上で,笛・太鼓・鉦(カネ)などで奏する囃子。[季]夏。
(2)歌舞伎の下座の一。祇園囃子を江戸の祭り囃子風にしたもので,「夏祭浪花鑑(ナニワカガミ)」の殺し場に用いる。
ぎおん-ぼう【祇園坊】🔗⭐🔉
ぎおん-ぼう ―ヲンバウ [2] 【祇園坊】
(1)柿の一品種。渋柿。果実は大きい。多くは種がなく品質がよい。主産地は広島県。
(2)干し柿形の白色の求肥饅頭(ギユウヒマンジユウ)。
ぎおん-まつり【祇園祭】🔗⭐🔉
ぎおん-まつり ―ヲン― 【祇園祭】
(1)京都八坂神社の祭礼。もと陰暦六月七日から一四日まで。現在は七月一七日の山鉾巡行・神輿渡御を中心に,七月一日の吉符(キツプ)入り(神事の打ち合わせ)からほぼ一か月行われる。[季]夏。
(2)陰暦六月一五日前後に,各地の八坂神社で行われる祭礼。祇園会。祇園御霊会。[季]夏。
ぎおん-まもり【祇園守り】🔗⭐🔉
ぎおん-まもり ―ヲン― [4] 【祇園守り】
(1)京都祇園社の護符。
(2){(1)}を図案化した家紋。札を描くものと筒を描くものがある。守り紋。
祇園守り(2)
[図]

ぎおん-りんじさい【祇園臨時祭】🔗⭐🔉
ぎおん-りんじさい ―ヲン― 【祇園臨時祭】
京都祇園社で,祇園会の翌日,陰暦六月一五日に行われた祭り。朝廷より奉幣使が遣わされた。応仁の乱後中絶,1865年再興されたがまもなく廃絶。
ぎおん【祇園】🔗⭐🔉
ぎおん ギヲン 【祇園】
姓氏の一。
ぎおん-なんかい【祇園南海】🔗⭐🔉
ぎおん-なんかい ギヲン― 【祇園南海】
(1677-1751) 江戸中期の漢詩人・南画家。紀伊の人。名は瑜,字(アザナ)は伯玉。木下順庵に師事。紀伊藩の儒官。詩文に長じ,また,日本南画の先駆者とされる。著「詩学逢原」「南海詩訣」など。
ぎおんさいれいしんこうき【祇園祭礼信仰記】🔗⭐🔉
ぎおんさいれいしんこうき ギヲンサイレイシンカウキ 【祇園祭礼信仰記】
人形浄瑠璃の一。時代物。中邑阿契(ナカムラアケイ)・豊竹応律ら合作。1757年初演。初題「祇園祭礼信長記」。「信長記」を題材とする。四段目の「金閣寺」が現在も上演される。
ぎおんにょうごここのえにしき【祇園女御九重錦】🔗⭐🔉
ぎおんにょうごここのえにしき ギヲンニヨウゴココノヘニシキ 【祇園女御九重錦】
人形浄瑠璃の一。時代物。若竹笛躬(フエミ)・中邑阿契(ナカムラアケイ)の合作。1760年初演。三十三間堂の縁起,白河法皇の寵妃祇園女御のことなどを脚色。
→三十三間堂棟由来(ムナギノユライ)
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