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広辞苑の検索結果 (26)
いと‐ぐち【糸口・緒】🔗⭐🔉
いと‐ぐち【糸口・緒】
糸の端。転じて、物事の始まり。てがかり。端緒。「解決の―をつかむ」
お【緒】ヲ🔗⭐🔉
お【緒】ヲ
①糸や紐など、細長いもの。「堪忍袋の―が切れる」
②魂をつなぐもの。いのち。玉の緒。崇神紀「己が―を死せむと」
③履物にすげて足にかける紐。鼻緒。
④楽器や弓に張る糸。「琴の―」
⑤笠や兜の首に結ぶ紐。
⑥長く続くもの。万葉集15「年の―長く逢はざれど」
お‐あわせ【緒合せ】ヲアハセ🔗⭐🔉
お‐あわせ【緒合せ】ヲアハセ
琴・琵琶など弦楽器の合奏。ひきあわせ。新撰六帖5「我がよはひ立つる琴柱ことじの―のただせめにのみせめもゆくかな」
おがた【緒方】ヲ‥🔗⭐🔉
おがた‐こうあん【緒方洪庵】ヲ‥🔗⭐🔉
おがた‐こうあん【緒方洪庵】ヲ‥
江戸後期の蘭医。名は章。適々斎と号。備中の人。江戸に出て、坪井信道・宇田川榛斎に蘭学を学び、さらに長崎に遊学、大坂に医業を開き、緒方塾を設けた。種痘を施行。のち幕府に招かれ、奥医師兼西洋医学所頭取・法眼。門下に大村益次郎・橋本左内・大鳥圭介・福沢諭吉らを輩出。著訳書「病学通論」「扶氏経験遺訓」など。(1810〜1863)
緒方洪庵
提供:毎日新聞社
⇒おがた【緒方】

おがた‐じゅく【緒方塾】ヲ‥🔗⭐🔉
おがた‐じゅく【緒方塾】ヲ‥
緒方洪庵が1838年(天保9)から62年(文久2)まで、初め大坂瓦町に、のち過書町(現、中央区北浜)に開いた蘭学塾。福沢諭吉・大村益次郎らを輩出、洋学教育に巨大な足跡を印した。適々斎てきてきさい塾。適塾。
⇒おがた【緒方】
おがた‐たけとら【緒方竹虎】ヲ‥🔗⭐🔉
おがた‐たけとら【緒方竹虎】ヲ‥
新聞人・政治家。福岡県人。早大卒。朝日新聞主筆を経て副社長。第二次大戦後自由党に入り、吉田茂引退のあと総裁に就任し保守合同を果たす。(1888〜1956)
緒方竹虎
撮影:田村 茂
⇒おがた【緒方】

おがた‐ともさぶろう【緒方知三郎】ヲ‥ラウ🔗⭐🔉
おがた‐ともさぶろう【緒方知三郎】ヲ‥ラウ
病理学者。東大教授。唾液腺内分泌、老化機構などを研究。共著「病理学総論」など。文化勲章。(1883〜1973)
⇒おがた【緒方】
お‐じめ【緒締め】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐じめ【緒締め】ヲ‥
袋・巾着・印籠・煙草入れなどの緒を通して口を束ね締める具。玉・石・角・象牙・珊瑚珠・金属・煉物などでつくり、多くは球形で、緒を通す穴がある。緒止め。
お‐だえ【緒絶え】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐だえ【緒絶え】ヲ‥
緒がきれること。万葉集16「真珠しらたまは―しにきと聞きし故に」
お‐つけ【緒付】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐つけ【緒付】ヲ‥
釣的つりまとの釣緒を取り付けるところ。
お‐どめ【緒止め】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐どめ【緒止め】ヲ‥
(→)「緒締め」に同じ。
お‐ぶさ【緒総・綬】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐ぶさ【緒総・綬】ヲ‥
①佩物おびものの下に垂れる飾り紐。
②(比喩として)虹。夫木和歌抄19「―かかれる葛城の山」
お‐ぶと【緒太】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐ぶと【緒太】ヲ‥
①太い鼻緒。
②裏をつけない、鼻緒の太いぞうり。殿中の上ぞうり用、また略装の際の浅沓代りに用いた。うらなし。
お‐まき【緒巻】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐まき【緒巻】ヲ‥
①織機の部品、榺ちきりの別称。
②紡錘つむの別称。
お‐ろ【緒ろ】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐ろ【緒ろ】ヲ‥
(ロは接尾語)緒。万葉集14「心の―に乗りて愛かなしも」
しょ‐げん【緒言】🔗⭐🔉
しょ‐げん【緒言】
①言説のいとぐち。
②まえがき。はしがき。序言。ちょげん。
しょ‐せん【緒戦】🔗⭐🔉
しょ‐せん【緒戦】
戦争の発端のころの戦い。また、試合で始まったばかりのころ。ちょせん。
○緒に就くしょにつく🔗⭐🔉
○緒に就くしょにつく
物事が進んでいく糸口ができる。
⇒しょ【緒】
しょ‐にゅう【初乳】
分娩後数日間に、乳腺から分泌する水様半透明の液。蛋白質・塩類・脂肪に富み、抗体を含む。
しょ‐にん
意地のわるいさま。薄情なさま。浮世風呂前「―な子がきだなあ」
しょ‐にん【初任】
初めて職に任ぜられること。
⇒しょにん‐きゅう【初任給】
しょ‐にん【庶人】
人民。しょじん。
しょ‐にん【諸人】
もろもろの人。多くの人。しょじん。
じょ‐にん【叙任】
位に叙して、官に任ずること。
⇒じょにんけん‐とうそう【叙任権闘争】
しょにん‐きゅう【初任給】‥キフ
初任のときの給料。
⇒しょ‐にん【初任】
じょにんけん‐とうそう【叙任権闘争】‥サウ
中世ヨーロッパで行われた、司教・修道院長など高級聖職者の叙任権をめぐる教皇と君主との間の争い。11世紀後半の教皇グレゴリウス7世と皇帝ハインリヒ4世との闘争は有名。→カノッサ
⇒じょ‐にん【叙任】
しょ‐ねつ【暑熱】
夏のあつさ。炎熱。
しょ‐ねん【初年】
①最初の年。
②初めの頃。「明治―」
⇒しょねん‐へい【初年兵】
しょ‐ねん【初念】
はじめに思い立ったこと。初一念。
しょ‐ねん【所念】
思いこんだ事柄。思い。所思。
しょ‐ねん【諸念】
もろもろのおもい。
しょねん‐へい【初年兵】
入隊してから1年以内の兵。
⇒しょ‐ねん【初年】
じょ‐の‐くち【序の口】
①物事のはじまったばかりのところ。発端ほったん。序幕。「まだ―だ」
②相撲の番付で、最下段に記名される地位。また、その力士。
じょ‐の‐まい【序の舞】‥マヒ
①能の舞事まいごとの一つ。序という導入部を備えた極めて静かな曲で、美女の霊などの舞に用いるものと、天仙や草木の精の舞に用いるものとがある。
②歌舞伎の囃子の一つ。貴人の邸の場などで人物の出やせりふの間に用いる静かな曲。
しょ‐は【諸派】
いろいろな党派。また、党員の比較的少ない党派の総称。
しょ‐ば【所場】
(「場所」をさかさにした隠語)大道などで露店や見世物を張る場所。「―代」
しょ‐はい【書肺】
クモ・サソリなどに特有の呼吸器。腹部の前方にあり、ふくろ状の肺葉が本のページのように重なる。肺書。→蜘蛛くも(図)
しょ‐はかせ【書博士】
律令制の大学寮で書法を教えた教官。てのはかせ。てかきのはかせ。ふんのはかせ。ふみのはかせ。
じょ‐は‐きゅう【序破急】‥キフ
音楽・舞踊などの形式上の3区分。序と破と急。舞楽から出て、能その他の芸能にも用いる。
①楽式上の3区分。舞楽で、序は初部で無拍子、破は中間部分で緩徐な拍子、急は最終部で急速な拍子。能の舞事まいごとの序もほぼ同義。
②楽曲の速度の3区分。序はゆっくり、急は早く、破は中間。能で「急の位」などという。
③能や人形浄瑠璃などで、脚本構成上の区分。序は導入部、破は展開部、急は終結部。速度の序破急と一致するとは限らない。
④演出上の区分。序は事なくすらすらと、破は変化に富ませ、急は短く躍動的に演ずる。能の一日の番組はこの原則によって作る。
⑤講談などで、談話の順序または声音の緩急などの称。
⑥初めと中なかと終り。
じょは‐すいみん【徐波睡眠】
ゆるやかな振動数の脳波が現れる睡眠。レム睡眠以外の睡眠。成人では一夜の睡眠の約80パーセントを占める。ノン‐レム睡眠。
しょ‐はつ【初発】
①初めて発すること。はじまり。おこり。しょほつ。「病気の―の時期」
②列車・電車・バスなどの始発。
しょ‐ばつ【処罰】
刑罰に処すること。罰すること。「校則違反者を―する」
じょ‐ばつ【除伐】ヂヨ‥
幼齢林の手入れ法の一つ。不用の樹木を伐り除くこと。
しょ‐よ【緒余】🔗⭐🔉
しょ‐よ【緒余】
ひとすじのものの余りの部分。はし。すえ。
しょ‐ろん【緒論】🔗⭐🔉
しょ‐ろん【緒論】
本論の端緒となる議論。本論の前置きとして述べる、導入的・概括的な論説。序論。ちょろん。
ちょ‐げん【緒言】🔗⭐🔉
ちょ‐げん【緒言】
ショゲンの慣用読み。
ちょ‐せん【緒戦】🔗⭐🔉
ちょ‐せん【緒戦】
ショセンの慣用読み。
ちょ‐ろん【緒論】🔗⭐🔉
ちょ‐ろん【緒論】
ショロンの慣用読み。
○千代を籠むちよをこむ
千年の後も栄える趣を持つ。拾遺和歌集賀「千代を籠めたる杖なればつくともつきじ君がよはひは」
⇒ち‐よ【千代・千世】
[漢]緒🔗⭐🔉
緒 字形
筆順
〔糸部8画/14画/常用/2979・3D6F〕
[
] 字形
〔糸部9画/15画〕
〔音〕ショ(漢) チョ(慣)
〔訓〕お・いとぐち
[意味]
①細いひも。お。「鼻緒はなお」。つながるもの。「心緒・情緒・緒余」
②いとぐち。糸の先端。物事のはじまり。はじめ。「緒に就く」「端緒・緒戦・緒言」
[解字]
形声。「糸」+音符「者」。
[下ツキ
一緒・情緒・心緒・端緒・内緒・由緒




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いと-ぐち【糸口・緒】🔗⭐🔉
いと-ぐち [2] 【糸口・緒】
(1)糸巻き・綛(カセ)などの糸の端。
(2)物事の始まり。手がかり。「事件解決の―」「話の―」
お【緒】🔗⭐🔉
お ヲ [1] 【緒】
(1)糸やひもなど,細長いもの。「羽織の―」
(2)履物につけて,足にかけるひも。「―をすげる」「鼻―」
(3)楽器や弓の弦。「琴の―」
(4)長く続くもの。「あらたまの年の―長く逢はざれど/万葉 3775」
(5)魂をつなぐもの。いのち。玉の緒。「己が―を凡(オオ)にな思ひそ/万葉 3535」
お-あわせ【緒合はせ】🔗⭐🔉
お-あわせ ヲアハセ 【緒合はせ】
琴・琵琶などの弦楽器を調弦すること。また,合奏すること。「琵琶を引き寄せ弾じ給へばまた玉琴の―に/謡曲・千手」
おがた【緒方】🔗⭐🔉
おがた ヲガタ 【緒方】
姓氏の一。
おがた-こうあん【緒方洪庵】🔗⭐🔉
おがた-こうあん ヲガタ― 【緒方洪庵】
(1810-1863) 江戸後期の蘭学者・医者・教育者。備中の人。名は章。江戸・長崎で蘭学を学ぶ。1838年大坂に蘭学塾(適塾)を開き,大村益次郎・福沢諭吉・橋本左内らを育てる。62年江戸に出て,幕府奥医師兼西洋医学所頭取。種痘の普及に尽力,蘭学の発展に貢献した。訳書「病学通論」のほか著書多数。
おがた-じゅく【緒方塾】🔗⭐🔉
おがた-じゅく ヲガタ― 【緒方塾】
⇒適塾(テキジユク)
おがた-たけとら【緒方竹虎】🔗⭐🔉
おがた-たけとら ヲガタ― 【緒方竹虎】
(1888-1956) ジャーナリスト・政治家。山形県生まれ。早大卒。朝日新聞社副社長。第二次大戦後,国務大臣。吉田茂のあとを受け自由党総裁。
おがた-ともさぶろう【緒方知三郎】🔗⭐🔉
おがた-ともさぶろう ヲガタトモサブラウ 【緒方知三郎】
(1883-1973) 病理学者。東京生まれ。唾液腺分泌・ビタミン B 欠乏症・老人病を研究。東大教授・東京医大学長などを歴任。
おがた-まさのり【緒方正規】🔗⭐🔉
おがた-まさのり ヲガタ― 【緒方正規】
(1853-1919) 医学者。肥後熊本の人。東大教授。ドイツに留学後,日本の衛生学・細菌学の基をひらいた。
お-じめ【緒締め】🔗⭐🔉
お-じめ ヲ― [0][3] 【緒締め】
袋物の緒を束ねて通し,口を締めるための穴のあいた玉。緒止め。
おだえ-の-はし【緒絶の橋】🔗⭐🔉
おだえ-の-はし ヲダエ― 【緒絶の橋】
宮城県古川市にあったという橋。((歌枕))「陸奥(ミチノク)の―や是ならむふみみふまずみ心まどはす/後拾遺(恋三)」
〔男女の仲が「絶え」る意をかけ,不安定な恋のたとえに用いられた〕
お-どめ【緒留(め)】🔗⭐🔉
お-どめ ヲ― [0][3] 【緒留(め)】
(1)「緒締(オジ)め」に同じ。
(2)琴・箏(ソウ)の弦の端に付ける小さな竹。林鹿(リンロク)。
お-ぶさ【緒総・綬】🔗⭐🔉
お-ぶさ ヲ― 【緒総・綬】
(1)佩物(オビモノ)の下に垂らした飾りの紐。
(2)虹(ニジ)をたとえていう。「さらにまた反(ソリ)橋渡す心ちして―かかれる葛城のみね/聞書残集」
お-ぶと【緒太】🔗⭐🔉
お-ぶと ヲ― [0] 【緒太】
(1)草履・下駄などの鼻緒の太いもの。
(2)鼻緒を藺(イ)で太く作った,裏をつけない草履。うらなし。藺金剛(イコンゴウ)。
緒太(2)
[図]

お-まき【緒巻(き)】🔗⭐🔉
お-まき ヲ― [0] 【緒巻(き)】
「
(チキリ){(1)}」に同じ。

しょ【緒】🔗⭐🔉
しょ [1] 【緒】
物事の初め。いとぐち。ちょ。
しょ=に就(ツ)・く🔗⭐🔉
――に就(ツ)・く
〔詩経(大雅・常武)〕
物事の見通しがついて,事を始める。着手する。緒(チヨ)に就く。
しょ-げん【緒言】🔗⭐🔉
しょ-げん [0] 【緒言】
(1)論説の言い初めの言葉。
(2)前書き。序文。ちょげん。
しょ-せん【緒戦】🔗⭐🔉
しょ-せん [0] 【緒戦】
戦争・競技・試合などのはじめの段階。また,はじめの戦い。ちょせん。「―は優勢に展開する」
しょ-ろん【緒論】🔗⭐🔉
しょ-ろん [0] 【緒論】
本論の前に述べ,本論の手がかりとなる論。序論。ちょろん。
ちょ【緒】🔗⭐🔉
ちょ [1] 【緒】
〔「ちょ」は「緒(シヨ)」の慣用音〕
物事のはじめ。いとぐち。端緒(タンチヨ)。しょ。
ちょ=に就(ツ)・く🔗⭐🔉
――に就(ツ)・く
物事・事業が実際に始まる。しょにつく。「事業はようやく―・いたばかりだ」
ちょ-げん【緒言】🔗⭐🔉
ちょ-げん [0] 【緒言】
「しょげん(緒言)」の慣用読み。
ちょ-せん【緒戦】🔗⭐🔉
ちょ-せん [0] 【緒戦】
「しょせん(緒戦)」の慣用読み。
ちょ-ろん【緒論】🔗⭐🔉
ちょ-ろん [0][1] 【緒論】
「しょろん(緒論)」の慣用読み。
しょ【緒につく】(和英)🔗⭐🔉
しょ【緒につく】
be started;get under way.
しょげん【緒言】(和英)🔗⭐🔉
しょろん【緒論】(和英)🔗⭐🔉
しょろん【緒論】
an introduction.→英和
ちょ【緒につく】(和英)🔗⭐🔉
ちょ【緒につく】
be started;be under way.
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