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広辞苑の検索結果 (20)

みの【美濃】🔗🔉

みの美濃】 ①旧国名。今の岐阜県の南部。濃州。 ②岐阜県南部の市。長良川の上流に位置し風光明媚。和紙の産地として有名。人口2万3千。 ③美濃紙の略。 ④美濃絹の略。

みの‐がこい【美濃囲い】‥ガコヒ🔗🔉

みの‐がこい美濃囲い‥ガコヒ 将棋の駒組みの一つ。振飛車ふりびしゃ戦法で、飛車を移動させた跡に王将を移し、金将と銀将とで囲うこと。

みの‐がみ【美濃紙】🔗🔉

みの‐がみ美濃紙】 美濃国から産出する楮こうぞ製和紙の総称。紙質が強く、書物の木版印刷をはじめ、文書の写し、書状の包み、障子紙などに適する。半紙よりは大判。特に美濃書院紙・典具帖・森下紙などが有名。みの。

みの‐かも【美濃加茂】🔗🔉

みの‐かも美濃加茂】 岐阜県南部、木曾川・飛騨川合流点にある都市。もと中山道の宿駅。交通の要衝で商業が盛ん。電気機械工業も発達。日本ライン下りの起点。人口5万2千。

みの‐ぎぬ【美濃絹】🔗🔉

みの‐ぎぬ美濃絹】 美濃国から産出する絹。みの。

みの‐じま【美濃縞】🔗🔉

みの‐じま美濃縞】 岐阜県羽島郡笠松町・羽島市竹ヶ鼻付近から産出する木綿縞織物。

みの‐しゅう【美濃衆】🔗🔉

みの‐しゅう美濃衆】 江戸幕府で旗本の交代寄合の一つ。美濃の高木修理・高木図書助・高木大内蔵の3家。大名に準ずる家格で、参勤交代をした。

みののいえづと【美濃の家づと】‥イヘ‥🔗🔉

みののいえづと美濃の家づと‥イヘ‥ 新古今集の注釈書。本居宣長著。5巻。1795年(寛政7)刊。新古今集を選釈し、文法的に詳細に解説。

みの‐は【美濃派】🔗🔉

みの‐は美濃派】 俳諧の一派、獅子門ししもんの別称。

みの‐ばん【美濃判】🔗🔉

みの‐ばん美濃判】 美濃紙判の略。美濃紙の大きさで、半紙より大きい。

みの‐ふう【美濃風】🔗🔉

みの‐ふう美濃風】 獅子門ししもんの別称。

みのべ‐たつきち【美濃部達吉】🔗🔉

みのべ‐たつきち美濃部達吉】 法学者。兵庫県生れ。東大教授。憲法・行政法を専攻。天皇機関説を唱えて天皇主権説の上杉慎吉と論争。1935年国体明徴論が起こり、機関説を右翼に攻撃されて貴族院議員を辞し、「憲法撮要」「逐条憲法精義」などの著書は絶版・改訂を命ぜられた。(1873〜1948) 美濃部達吉 提供:毎日新聞社 →資料:天皇機関説議会質疑 ⇒みのべ【美濃部】

みのべ‐りょうきち【美濃部亮吉】‥リヤウ‥🔗🔉

みのべ‐りょうきち美濃部亮吉‥リヤウ‥ 経済学者・政治家。東京生れ。達吉の長男。1967〜79年、東京都知事。初の革新都知事として福祉政策・公害対策を推進。(1904〜1984) 美濃部亮吉 撮影:石井幸之助 ⇒みのべ【美濃部】

みのぼし‐だいこん【美濃干し大根】🔗🔉

みのぼし‐だいこん美濃干し大根】 ほそ長い守口大根を乾したもの。美濃・尾張の名産。みのぼし。

みの‐ぼり【美濃彫】🔗🔉

みの‐ぼり美濃彫】 彫金の一派。美濃の彫金工の間で室町時代より元禄時代まで行われ、刀装具・金物を作った。また、その作品。

みの‐ぼん【美濃本】🔗🔉

みの‐ぼん美濃本】 美濃紙二つ折りの大きさの本。美濃判本。→大本おおほん

みの‐もの【美濃物】🔗🔉

みの‐もの美濃物】 美濃の刀工が製作した刀の総称。鎌倉末期から南北朝時代に始まり、室町時代に最も栄えた。志津派・関物せきものの類。

みの‐やき【美濃焼】🔗🔉

みの‐やき美濃焼】 美濃の南東部(現、岐阜県多治見市・土岐市・可児かに市など)一帯で室町末期頃から作られる陶磁器の総称。桃山期には瀬戸黒・黄瀬戸・志野・織部の各茶陶を生み、江戸後期からは磁器も焼成。近世を通じ尾張の瀬戸焼の一種とされたが、明治以降、美濃焼と呼ぶ。多治見焼。

みの‐りゅう【美濃流】‥リウ🔗🔉

みの‐りゅう美濃流‥リウ 獅子門ししもんの別称。

大辞林の検索結果 (19)

みの【美濃】🔗🔉

みの 【美濃】 (1)旧国名の一。岐阜県の中部・南部に相当。濃州。 (2)岐阜県中南部の市。もと城下町。長良川の谷口集落から発達。美濃紙の産地。 (3)「美濃紙」の略。

みの-がき【美濃柿】🔗🔉

みの-がき [2] 【美濃柿】 ハチヤガキの別名。

みの-がこい【美濃囲い】🔗🔉

みの-がこい ―ガコヒ [3] 【美濃囲い】 将棋の駒組(コマグ)みの一。振り飛車と併用し,飛車の位置に王将を移し囲うもの。

みの-がみ【美濃紙】🔗🔉

みの-がみ [0] 【美濃紙】 楮(コウゾ)で漉(ス)いた和紙。古く奈良時代から用いられた。美濃の武儀郡(現在の美濃市)から多く産出され,中世以降全国に普及。紙質は丈夫で厚く虫食いにも強く,文書の写し・書状の包み・障子紙などに用いる。書院紙。直紙(ジキシ)。みの。

みのがみ-ばん【美濃紙判】🔗🔉

みのがみ-ばん [0] 【美濃紙判】 美濃紙の大きさ。半紙よりやや大判。美濃判。

みのかも【美濃加茂】🔗🔉

みのかも 【美濃加茂】 岐阜県南部の市。近世,中山道の宿場町。木曾川の渡船場であったが,現在は日本ライン下りの乗船地。坪内逍遥の生地。

みの-ぎぬ【美濃絹】🔗🔉

みの-ぎぬ [0][3] 【美濃絹】 岐阜県から産出する絹織物。

みの-じま【美濃縞】🔗🔉

みの-じま [0] 【美濃縞】 岐阜県羽島付近から産出する綿または絹綿交ぜ織りの縞織物。

みの-しゅう【美濃衆】🔗🔉

みの-しゅう [2] 【美濃衆】 江戸時代,美濃国(現在の岐阜県南部)で,領地は一万石以下ではあるが,大名と同じ格式で交代寄合とされていたもの。すなわち,高木修理・高木図書助・高木大内蔵の三家。五年に一度参勤した。

みののいえづと【美濃家苞】🔗🔉

みののいえづと ―イヘヅト 【美濃家苞】 注釈書。五巻。本居宣長著。1791年成立。95年刊。新古今集の和歌六九六首の注釈について精細な訓詁注釈を行い,新注の先駆をなした。

みの-は【美濃派】🔗🔉

みの-は 【美濃派】 ⇒獅子門(シシモン)

みの-ばん【美濃判】🔗🔉

みの-ばん [0] 【美濃判】 「美濃紙判」に同じ。

みのべ【美濃部】🔗🔉

みのべ 【美濃部】 姓氏の一。

みのべ-たつきち【美濃部達吉】🔗🔉

みのべ-たつきち 【美濃部達吉】 (1873-1948) 憲法・行政法学者。兵庫県生まれ。東大教授。天皇機関説を説き,天皇主権説派である上杉慎吉と論争。1935年(昭和10)国体明徴問題で貴族院議員を辞任に追い込まれ,著書「憲法撮要」などは発禁とされた(天皇機関説事件)。第二次大戦後,憲法問題調査会顧問。

みのべ-りょうきち【美濃部亮吉】🔗🔉

みのべ-りょうきち ―リヤウキチ 【美濃部亮吉】 (1904-1984) 経済学者・政治家。東京生まれ。東大卒。達吉の長男。1967年(昭和42)から79年東京都知事を務め,初の革新都知事として福祉政策・公害対策を推進。のち参議院議員。

みのぼし-だいこん【美濃干し大根】🔗🔉

みのぼし-だいこん [5] 【美濃干し大根】 守口(モリグチ)大根を干したもの。美濃・尾張の名産。みのぼし。

みの-ぼり【美濃彫】🔗🔉

みの-ぼり [0] 【美濃彫】 室町期から美濃国に始まる金工の一派。赤銅・山銅を用いて主に刀装具を作る。赤銅などに金・銀を使用した美麗な作品が多い。古美濃と呼ばれる室町期の作品が尊ばれる。

みの-もの【美濃物】🔗🔉

みの-もの [0] 【美濃物】 美濃国の刀匠の鍛えた刀剣類の総称。鎌倉末期から始まり,室町時代には備前長船(オサフネ)と並ぶ日本刀の二大生産地。同国の関が中心地となったため,関物ともいう。

みの-やき【美濃焼】🔗🔉

みの-やき [0] 【美濃焼】 岐阜県南東部,土岐(トキ)・可児(カニ)・恵那(エナ)地方から産する陶磁器。桃山期に志野・織部・黄瀬戸などのすぐれたものが作られた。

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