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広辞苑の検索結果 (15)

むくり‐こくり【蒙古高句麗】🔗🔉

むくり‐こくり蒙古高句麗】 ①元寇の時、蒙古・高麗軍が日本を襲ったことを、「蒙古高句麗の鬼が来る」といって怖れたことから、転じて子供の泣くのをとめるのに、「むくりこくり、鬼が来る」とおどす風習となったという。おそろしいもののたとえ。こくりむくり。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「―が以ての外せいが強うなつて」 ②無理・非道なさま。浄瑠璃、心中二枚絵草紙「厄介悉皆―の上手ごかしにむつくり取られた」

もうこ‐うし【蒙古牛】🔗🔉

もうこ‐うし蒙古牛】 モンゴル地方に産する牛の一品種。体は小さく、濃赤褐色。モンゴル人は乳用その他のために飼うが、泌乳量は少ない。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐げんりゅう【蒙古源流】‥リウ🔗🔉

もうこ‐げんりゅう蒙古源流‥リウ モンゴル民族の通史。原本はモンゴル文で、原題「諸汗の源の宝の史綱」。オルドス部のサガン=セチェン撰。1662年成る。1777年漢訳。欽定蒙古源流。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐ご【蒙古語】🔗🔉

もうこ‐ご蒙古語(→)モンゴル語に同じ。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこしゅうらい‐えことば【蒙古襲来絵詞】‥シフ‥ヱ‥🔗🔉

もうこしゅうらい‐えことば蒙古襲来絵詞‥シフ‥ヱ‥ 肥後国の御家人竹崎季長すえながが、文永・弘安の両度の役に立てた自身の戦功を子孫に伝えるために描かせた絵巻。2巻。奥書に永仁元年(1293)の年記がある。鎌倉中期の実録的な戦記絵巻として描写は精密で、蒙古人の風俗や博多沿岸の石塁など史料的にも価値が高い。竹崎季長絵詞。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐しょう【蒙古症】‥シヤウ🔗🔉

もうこ‐しょう蒙古症‥シヤウ ダウン症候群の旧称。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐ていこく【蒙古帝国】🔗🔉

もうこ‐ていこく蒙古帝国(→)モンゴル帝国に同じ。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐のうま【蒙古野馬】🔗🔉

もうこ‐のうま蒙古野馬】 ウマ科の一種。肩高は1.2メートルほど。毛色は赤褐色。1879年にロシアの探検家プルジェワリスキーが中国北西部で発見。真の野生種で、家畜ウマの祖先の一つ。現在では絶滅に近く、動物園で飼育。プシバルスキーうま。 もうこのうま モウコノウマ 提供:東京動物園協会 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐のろば【蒙古野驢馬】🔗🔉

もうこ‐のろば蒙古野驢馬】 ウマ科の哺乳類。西アジアからモンゴルにかけての乾燥地にすむ野生のロバ。体高は1.2メートルほど。毛は赤茶色で、背中の中央に黒線がある。家畜のロバは別系統のアフリカノロバから出たとされる。アジアノロバ。 モウコノロバ 提供:東京動物園協会 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐はん【蒙古斑】🔗🔉

もうこ‐はん蒙古斑】 小児の臀部でんぶ・腰部・背部・肩胛けんこう部などの皮膚にある青色の斑紋。皮膚真皮層中にメラニン色素細胞が存在するためで、年齢が進むと消失する。モンゴロイドに出現率が高く、日本人の生後1年以内乳児での斑紋は99.5パーセントに達するが、白色および黒色人種では稀。小児斑。児斑。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐ひだ【蒙古襞】🔗🔉

もうこ‐ひだ蒙古襞】 上眼瞼がんけんの皮膚の鼻側の部分が、半月状をなして垂れ下がり、内眼角(目頭)をおおうもの。コーカソイドに少なくモンゴロイドに多い。もうこへき。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐ひつじ【蒙古羊】🔗🔉

もうこ‐ひつじ蒙古羊】 アジアの代表的な羊の一品種。小形で、毛は少なく、質も粗悪であるが、よく粗飼料や悪天候に耐える。尾は脂肪を蓄積するため極めて厚く広い。中国・モンゴルに広く飼育、日本にも輸入。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐もじ【蒙古文字】🔗🔉

もうこ‐もじ蒙古文字(→)モンゴル文字に同じ。 ⇒もうこ【蒙古】

もうこ‐らい【蒙古来】🔗🔉

もうこ‐らい蒙古来(→)元寇げんこうの異称。 ⇒もうこ【蒙古】

大辞林の検索結果 (15)

むくり-こくり【蒙古高句麗】🔗🔉

むくり-こくり 【蒙古高句麗】 〔「むくり」は蒙古(モウコ),「こくり」は高句麗(コウクリ)のこと。元寇のときに,「むくりこくりの鬼が来た」と言って恐れたことから。「もくりこくり」とも〕 (1)恐ろしいもののたとえ。子供を泣きやませるときなどに言った。「天人の玉子ではない―が玉子にてあらうず/咄本・醒睡笑」 (2)無理非道なこと。「神国に生まれて,神沙汰を停止とは,正真の―/浄瑠璃・日本武尊」

もうこ【蒙古】🔗🔉

もうこ 【蒙古】 (1)シベリアの南,中国の万里の長城以北に広がるモンゴル高原を中心とする地域。 →モンゴリア (2)古来{(1)}に住した遊牧民族。五,六世紀以降,柔然(ジユウゼン)・契丹(キツタン)などの部族が活躍。一三世紀初めチンギス-ハンが出てモンゴル帝国を建設。その孫フビライは中国を統一して元を建てた。明が興るとモンゴル高原に追われ,東のタタールと西のオイラートに分かれて抗争。清代にはその支配下に置かれた。今日ではモンゴル国と中国の内モンゴル自治区を構成する。モンゴル。 →モンゴル帝国

もうこ-うま【蒙古馬】🔗🔉

もうこ-うま [3] 【蒙古馬】 ウマの一品種。蒙古原産。肩高1.3メートル内外で小形。葦毛(アシゲ)が多い。

もうこ-ご【蒙古語】🔗🔉

もうこ-ご [0] 【蒙古語】 ⇒モンゴル語(ゴ)

もうこ-しゅうらいえことば【蒙古襲来絵詞】🔗🔉

もうこ-しゅうらいえことば ―シフライコトバ 【蒙古襲来絵詞】 鎌倉後期の絵巻物。二巻。文永・弘安の役の際,肥後の武士竹崎季長(スエナガ)が自らの戦功を絵にして記録させたものという。描写は正確で史料的価値が高い。御物。

もうこ-しょう【蒙古症】🔗🔉

もうこ-しょう ―シヤウ [3][0] 【蒙古症】 ⇒ダウン症候群(シヨウコウグン)

もうこ-じんしゅ【蒙古人種】🔗🔉

もうこ-じんしゅ [4] 【蒙古人種】 ⇒黄色人種(オウシヨクジンシユ)

もうこ-ずもう【蒙古相撲】🔗🔉

もうこ-ずもう ―ズマフ [4] 【蒙古相撲】 モンゴルで行われている相撲。ジドックという競技用の服をつけ,膝から上が地につけば負けとなる。土俵はない。パリルドホ。

もうこ-ていこく【蒙古帝国】🔗🔉

もうこ-ていこく 【蒙古帝国】 ⇒モンゴル帝国

もうこ-のうま【蒙古野馬】🔗🔉

もうこ-のうま 【蒙古野馬】 現存する唯一の野生馬。肩高1.3メートル内外。足は短く頭が大きい。中央アジアの草原に少数がすむ。発見者の名をとってプシバルスキーウマ・プルツェバルスキーウマなどと呼ばれる。

もうこ-はん【蒙古斑】🔗🔉

もうこ-はん [3] 【蒙古斑】 特に,黄色人種の乳幼児の尻などに見られる青いあざ。皮膚の深部にメラニン色素が沈着するために起こり,幼年期の終わりまでには消失する。小児斑。児斑。

もうこ-ひだ【蒙古襞】🔗🔉

もうこ-ひだ [4] 【蒙古襞】 上まぶたの鼻筋寄りが小さなひだとなって目頭の部分にかぶさっているもの。黄色人種に多い。

もうこ-もじ【蒙古文字】🔗🔉

もうこ-もじ [4] 【蒙古文字】 ⇒モンゴル文字

もうこ-らい【蒙古来】🔗🔉

もうこ-らい [3] 【蒙古来】 ⇒元寇(ゲンコウ)

もうこ【蒙古】(和英)🔗🔉

もうこ【蒙古】 Mongolia.→英和 〜の[語]Mongolian.‖蒙古人 a Mongolian[Mongol].内(外)蒙古 Inner (Outer) Mongolia.蒙古症《医》mongolism.

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