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広辞苑の検索結果 (17)
かえる‐また【蛙股・蟇股】カヘル‥🔗⭐🔉
かえる‐また【蛙股・蟇股】カヘル‥
①〔建〕(「蟇股」と書く)社寺建築で荷重を支えるための部材。下方が開いて蛙の股のような形をしているからいう。後には装飾用。厚い板でできた板蟇股と、内部をくりぬいた本蟇股とがある。
蟇股
②簪かんざしの足が蛙の股を広げた形になったもの。
③網地を編むときの結び目の一種。固くてずれず、また網目がよく開くので、刺網さしあみなど漁網に用いる。→本目ほんめ
蛙股
⇒かえる【蛙・蛤・蝦】
②簪かんざしの足が蛙の股を広げた形になったもの。
③網地を編むときの結び目の一種。固くてずれず、また網目がよく開くので、刺網さしあみなど漁網に用いる。→本目ほんめ
蛙股
⇒かえる【蛙・蛤・蝦】
がま‐がえる【蟇】‥ガヘル🔗⭐🔉
がま‐がえる【蟇】‥ガヘル
ヒキガエルの別称。
ひき【蟇】🔗⭐🔉
ひき【蟇】
ヒキガエルの別称。〈[季]夏〉。〈本草和名〉
ひき‐がえる【蟇・蟾蜍】‥ガヘル🔗⭐🔉
ひき‐がえる【蟇・蟾蜍】‥ガヘル
カエルの一種。体は肥大し、四肢は短い。背面は黄褐色または黒褐色、腹面は灰白色で、黒色の雲状紋が多い。皮膚、特に背面には多数の疣いぼがある。また大きな耳腺をもち、白い有毒粘液を分泌。動作は鈍く、夜出て、舌で昆虫を捕食。冬は土中で冬眠し、早春現れて、池や溝に寒天質で細長い紐状の卵塊を産み、再び土中に入って春眠、初夏に再び出てくる。日本各地に分布。ヒキ。ガマ。ガマガエル。イボガエル。〈[季]夏〉。色葉字類抄「蟾蜍、ヒキカヘル」
ヒキガエル
撮影:小宮輝之
ひきのひたい‐ぐさ【蟇額草】‥ヒタヒ‥🔗⭐🔉
ひきのひたい‐ぐさ【蟇額草】‥ヒタヒ‥
〔植〕細辛さいしんの異称。
ひき‐はだ【蟇肌・引膚・皺文】🔗⭐🔉
ひき‐はだ【蟇肌・引膚・皺文】
①蟇肌革の略。〈文明本節用集〉
②蟇肌革で作った刀の鞘袋。日本永代蔵2「―取すて」
⇒ひきはだ‐がわ【蟇肌革】
ひきはだ‐がわ【蟇肌革】‥ガハ🔗⭐🔉
ひきはだ‐がわ【蟇肌革】‥ガハ
ヒキガエルの背のような外見に作った、しわのある革。刀の鞘袋などに用いる。ひきはだ。
⇒ひき‐はだ【蟇肌・引膚・皺文】
ひき‐また【蟇股】🔗⭐🔉
ひき‐また【蟇股】
祝いの時の昆布の切り方。2反の布を一つに連ねて両端から巻いた形。夫婦を祝う意という。
ひき‐め【蟇目・引目】🔗⭐🔉
ひき‐め【蟇目・引目】
(ヒビキメ(響目)の約。また、その孔が蟇の目に似ているからという)朴ほお・桐などで作った大形の鏑かぶら。また、それをつけた矢。鏃やじりをつけず、犬追物いぬおうもの・笠懸かさがけなどで射る物に傷をつけないために用いた。また、穴から風が入って音を発するので、妖魔を降伏ごうぶくするとし、産所に用いた。今昔物語集25「お弓と―とを給ひて」
蟇目
⇒ひきめ‐かぶら【蟇目鏑】
⇒ひきめ‐がら【蟇目柄】
⇒ひきめ‐くり【蟇目刳り】
⇒ひきめ‐の‐ばん【蟇目の番】
⇒ひきめ‐の‐ほう【蟇目の法】
⇒ひきめ‐やく【蟇目役】
⇒ひきめ‐かぶら【蟇目鏑】
⇒ひきめ‐がら【蟇目柄】
⇒ひきめ‐くり【蟇目刳り】
⇒ひきめ‐の‐ばん【蟇目の番】
⇒ひきめ‐の‐ほう【蟇目の法】
⇒ひきめ‐やく【蟇目役】
ひきめ‐かぶら【蟇目鏑】🔗⭐🔉
ひきめ‐かぶら【蟇目鏑】
(→)「ひきめ」に同じ。
⇒ひき‐め【蟇目・引目】
ひきめ‐がら【蟇目柄】🔗⭐🔉
ひきめ‐がら【蟇目柄】
蟇目鏑をつけるのに用いる太い矢柄。
⇒ひき‐め【蟇目・引目】
ひきめ‐くり【蟇目刳り】🔗⭐🔉
ひきめ‐くり【蟇目刳り】
蟇目を製すること。また、その職人。
⇒ひき‐め【蟇目・引目】
ひきめ‐の‐ばん【蟇目の番】🔗⭐🔉
ひきめ‐の‐ばん【蟇目の番】
蟇目を射てその音で妖魔を降伏する役の侍。
⇒ひき‐め【蟇目・引目】
ひきめ‐の‐ほう【蟇目の法】‥ホフ🔗⭐🔉
ひきめ‐の‐ほう【蟇目の法】‥ホフ
妖魔降伏ごうぶくのため弓弦を打ち鳴らして蟇目を射ること。→鳴弦めいげん。
⇒ひき‐め【蟇目・引目】
ひきめ‐やく【蟇目役】🔗⭐🔉
ひきめ‐やく【蟇目役】
貴人の出産の時などに、妖魔を降伏ごうぶくするために、男児には3度、女児には2度、蟇目を射る役。
⇒ひき‐め【蟇目・引目】
[漢]蟇🔗⭐🔉
蟇 字形
〔虫部10画/16画/7417・6A31〕
〔音〕マ(呉)
〔訓〕ひき
[意味]
蛙かえるの一種。ひきがえる。「蝦蟇がま」
▷[蟆]が正字。
〔虫部10画/16画/7417・6A31〕
〔音〕マ(呉)
〔訓〕ひき
[意味]
蛙かえるの一種。ひきがえる。「蝦蟇がま」
▷[蟆]が正字。
大辞林の検索結果 (14)
かえる-また【蛙股・蟇股】🔗⭐🔉
かえる-また カヘル― [0] 【蛙股・蟇股】
〔蛙がまたを広げたような形から〕
(1)(「蟇股」と書く)社寺建築などで,頭貫(カシラヌキ)または梁(ハリ)の上,桁との間に置かれる山形の部材。本来は上部構造の重みを支えるもの。のちには単に装飾として,さまざまに彫刻して破風などにつけられた。厚い板でできた板蟇股と中を透かした本蟇股とがある。
(2)かんざしで,足が蛙のまたを広げた形になったもの。
(3)網地の結節の一。結び目が締まり,ずれにくいため,刺し網類に用いる。
蟇股(1)
[図]
[図]
ひき【蟇・蟾】🔗⭐🔉
ひき [2] 【蟇・蟾】
ヒキガエルの別名。[季]夏。《這出よかひやが下の―の声/芭蕉》
ひき-がえる【蟇・蟾蜍】🔗⭐🔉
ひき-がえる ―ガヘル [3] 【蟇・蟾蜍】
(1)カエル目ヒキガエル科の両生類の総称。
(2){(1)}の一種。体長は7〜15センチメートル。ずんぐりした体形で四肢は短く跳躍力は弱い。背面は暗褐色,腹面は淡黄褐色。耳腺がよく発達し,背には疣(イボ)がある。一般に地上性で,繁殖期以外はあまり水に入らない。ニホンヒキガエル。ヒキ。ガマ。ガマガエル。イボガエル。[季]夏。
ひき-はだ【蟇肌・引き膚】🔗⭐🔉
ひき-はだ [0] 【蟇肌・引き膚】
(1)「蟇肌革(ガワ)」の略。
(2)蟇肌革で作った刀剣の鞘袋(サヤブクロ)。「はきも習はぬ太刀の―(芭蕉)/ひさご」
ひきはだ-がわ【蟇肌革】🔗⭐🔉
ひきはだ-がわ ―ガハ [0] 【蟇肌革】
ヒキガエルの背のような,しわのある革。ひきはだ。
ひき-め【蟇目・引目】🔗⭐🔉
ひき-め [0] 【蟇目・引目】
〔「響き目」の転。また,その形がヒキガエルの目に似ているからともいう〕
紡錘形の先端をそいだ形の木製の鏑(カブラ)。また,それを付けた矢。朴(ホオ)・桐(キリ)などで作り,内部を刳(ク)り,数個の穴をあけてある。射ると音を立てて飛ぶことから降魔(ゴウマ)の法に用いられ,また,獲物に傷をつけないことから,笠懸(カサガケ)・犬追物(イヌオウモノ)などに使われた。ひきめかぶら。ひきめのかぶら。
蟇目
[図]
[図]
ひきめ-かぶら【蟇目鏑】🔗⭐🔉
ひきめ-かぶら [4] 【蟇目鏑】
「蟇目」に同じ。
ひきめ-がら【蟇目柄】🔗⭐🔉
ひきめ-がら [3][0] 【蟇目柄】
蟇目を付ける太く,長い矢柄。
ひきめ-くり【蟇目刳り】🔗⭐🔉
ひきめ-くり [3] 【蟇目刳り】
蟇目を作ること。また,その職人。
ひきめ-の-しんじ【蟇目の神事】🔗⭐🔉
ひきめ-の-しんじ 【蟇目の神事】
諸所の神社で,毎年2月4日(古くは陰暦正月四日)に行われる祭事。蟇目を射て邪を祓(ハラ)う神事。日光市の二荒山神社のものが有名。
ひきめ-の-ばん【蟇目の番】🔗⭐🔉
ひきめ-の-ばん 【蟇目の番】
蟇目を射て魔物を脅し,退散させる役目の侍。蟇目の当番。
ひきめ-の-ほう【蟇目の法】🔗⭐🔉
ひきめ-の-ほう ―ホフ 【蟇目の法】
妖魔降伏のため,蟇目を射ること。蟇目の式。
ひきめ-やく【蟇目役】🔗⭐🔉
ひきめ-やく [0] 【蟇目役】
貴人の出産の際,妖魔を降伏(ゴウブク)するために,蟇目を射る役。
ひきがえる【蟇】(和英)🔗⭐🔉
ひきがえる【蟇】
a toad.→英和
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