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しもしたにおよばず【駟も舌に及ばず】🔗🔉

しもしたにおよばず【駟も舌に及ばず】 一度、口から出してしまったことばは、たとえどんなに悔やんでも、取り消すことはできない。だから、ことばには十分気をつけろということ。 ◎「駟」は四頭立ての速い馬車のこと。どんなに速い馬車で追っても、一度口にしてしまったことばには追いつけないの意から。「駟馬(しば)も追う能(あた)わず」とも言う。 〔出〕論語 〔較〕A word spoken is past recalling.(いったん口にしたことばは呼び戻すことができない)

しもをふんでけんぴょういたる【霜を履んで堅氷至る】🔗🔉

しもをふんでけんぴょういたる【霜を履んで堅氷至る】 災いの兆しがちらっとでも見えたら、やがては大きな災いがやってくるものと思わなくてはならない。そのための用心や用意を怠るなということ。 ◎霜を履んで歩くようになると、やがて堅い氷の張る厳しい冬がやってくるの意から。 〔出〕易経(えききょう)

しゃかにせっぽう【釈迦に説法】🔗🔉

しゃかにせっぽう【釈迦に説法】 あたかもお釈迦様に仏法を説くように、よく知り尽くしている人に対して、ものを教えようとする愚かさのたとえ。 ◎「釈迦に説法、孔子に悟道」とも言う。なお「悟道」は悟りを開く道の意。また「釈迦に経(きょう)」とも言う。 〔類〕河童に水練/極楽の入り口で念仏を売る 〔較〕Don"t teach fishes to swim.(魚に泳ぎを教えるな)

しゃくしじょうぎ【杓子定規】🔗🔉

しゃくしじょうぎ【杓子定規】 きまりきった基準にとらわれてむりやり他を推し量ろうとすること。 ◎柄がひどく曲がっている杓子をものごとをはかる定規に使うことから。 〔例〕「杓子を定規茶漬屋の盛りかげん」(古川柳)

しゃくしではらをきる【杓子で腹を切る】🔗🔉

しゃくしではらをきる【杓子で腹を切る】 →連木で腹を切る

しゃくしはみみかきにならず【杓子は耳掻きにならず】🔗🔉

しゃくしはみみかきにならず【杓子は耳掻きにならず】 必ずしも大きい物が小さい物の代わりとして使えるとは限らないということ。 ◎杓子は形こそ似かよっているものの耳掻きの代わりにはならないところから。 〔対〕大は小を兼ねる 〔較〕A handsaw is a good thing,but not to shave with.(手のこで顔はそれぬ)

ことわざ ページ 852