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ほえづらをかく【吠え面をかく】🔗⭐🔉
ほえづらをかく【吠え面をかく】
泣き顔をする。泣く。「吠え面かく」とも。
《例文》
「そんな大きなことを言って後になって吠え面をかくなよ。」
《参考》
相手をののしって言うことば。
ほうあってほうなし【法あって法なし】🔗⭐🔉
ほうあってほうなし【法あって法なし】
未熟な者は方式を束縛と感ずるが、達人は自由自在に振る舞って、しかも方式にかなっているから、達人にとって方式はないと同じであるということ。
ほうかをまじえる【砲火を交える】🔗⭐🔉
ほうかをまじえる【砲火を交える】
互いに発砲して戦争を始める。戦端を開く。
《例文》
「日本は今後、いかなる国とも砲火を交えるようなことをしてはならない。」
《類句》干戈(カンカ)を交える。
ほうがんびいき【判官贔屓】🔗⭐🔉
ほうがんびいき【判官贔屓】
弱者や敗者に同情したり、味方すること。
《参考》
(イ)「判官」は、「はんがん」とも読む。
(ロ)検非違使(ケヒ゛イシ)の尉(シ゛ョウ)(判官)であった源義経(ミナモトノヨシツネ)の非運に世人が同情したことから。
《類句》曾我(ソカ゛)贔屓。
ほうぎょのしにいるがごとし【鮑魚の肆に入るが如し】▽中国🔗⭐🔉
ほうぎょのしにいるがごとし【鮑魚の肆に入るが如し】▽中国
《塩づけの臭い魚を売る店に入っていると、臭いにおいに慣れてやがてその臭さが分からなくなってしまうように》悪人といっしょにいると、知らず知らずのうちに悪に感化されることのたとえ。
《出典》
不善ノ人ト居ルハ、鮑魚ノ肆ニ入ルガ如シ。久シクシテ其(ソ)ノ臭ヲ聞カズ。亦(マタ)之(コレ)ト化ス。〔孔子家語(コウシケコ゛)・六本篇〕
《対句》芝蘭(シラン)の室に入るが如し。
ほうさんしょう【法三章】▽中国🔗⭐🔉
ほうさんしょう【法三章】▽中国
《法律は3か条だけであるの意》法律が非常に簡潔ではっきりしていることのたとえ。
《参考》
劉邦(リュウホウ)(=後の漢の高祖)は、秦(シン)を滅ぼした後、秦の厳しい法律を改めて殺人・傷害・窃盗だけを罰する3章の法律だけにすることを住民に約束したという。
《出典》
父老ト約ス。法ハ三章ノミ。人ヲ殺ス者ハ死シ、人ヲ傷ツケ及ビ盗ムモノハ罪ニ抵(アタ)ル。余ハ悉(コトコ゛ト)ク秦ノ法ヲ除去セン。〔史記(シキ)・高祖本紀〕
ほうしのくしだくわえ【法師の櫛貯え】🔗⭐🔉
ほうしのくしだくわえ【法師の櫛貯え】
《僧がくしを集めたくわえるの意》似つかわしくないことをすることのたとえ。
《類句》法師の櫛集め。法師の軍噺(イクサハ゛ナシ)。
ほうていばんり【鵬程万里】▽中国🔗⭐🔉
ほうていばんり【鵬程万里】▽中国
空路や海路を行く道のりが非常に遠いこと。
《参考》
「鵬程」は、鵬(オオトリ)の飛ぶ距離の意。鵬は一度に9万里も飛ぶという、想像上の巨大な鳥。
《出典》
鵬ノ南冥(ナンメイ)ニ徙(ウツ)ルトキ、水ニ撃ツコト三千里、扶揺(フヨウ)(つむじかぜ)ヲ搏(ウ)チテ上(ノホ゛)ルコト九万里。〔荘子(ソウシ゛)・逍遥遊篇〕
ほうばいえみがたき【朋輩笑み敵】🔗⭐🔉
ほうばいえみがたき【朋輩笑み敵】
同僚同士は、表面は仲がよいように見えるが、その実は互いにねたみ合い反目し合うものであるということ。
ほうほうのてい【這這の体】🔗⭐🔉
ほうほうのてい【這這の体】
散々な目に遭ってやっとのことで逃げ出すようす。
《例文》
「平身低頭として詑びを入れ、ほうほうの体で逃げ帰った…」《織田作之助(オタ゛サクノスケ)・夫婦善哉》
ほうろくのいちばい【炮烙の一倍】🔗⭐🔉
ほうろくのいちばい【炮烙の一倍】
炮烙(素焼きの土鍋(ト゛ナヘ゛))は、壊れやすいので、その分を計算に入れて2倍の価を付けておくこと。掛け倒れなどを見込んで高値をいうこと。
ほうをこうせいにながす【芳を後世に流す】▽中国🔗⭐🔉
ほうをこうせいにながす【芳を後世に流す】▽中国
世のためにりっぱな仕事をして名声を後の世に残す。
《出典》
枕(マクラ)ヲ撫(フ゛)シテ起キテ曰(イワ)ク、既(ステ゛)ニ芳ヲ後世ニ流ス能(アタ)ワズンバ、復(マタ)臭ヲ万載(ハ゛ンサ゛イ)ニ遺(ノコ)スニ足ラズ。〔晋書(シンシ゛ョ)・桓温伝〕
《類句》芳を百世(ヒャクセイ)に流す。
ほえるいぬはうたれる【吠える犬は打たれる】🔗⭐🔉
ほえるいぬはうたれる【吠える犬は打たれる】
やたらに騒ぎ立てて事を大きくしたり、むやみに人に食ってかかったりする人は、人から憎まれて災いを受けるというたとえ。
ほおはつら【頬は面】🔗⭐🔉
ほおはつら【頬は面】
呼び方が違っても物は同じであることのたとえ。「頬を顔」とも。
《類句》南瓜(カホ゛チャ)は唐茄子(トウナス)。
ほおをふくらます【頬を脹らます】🔗⭐🔉
ほおをふくらます【頬を脹らます】
不満な顔つきをする。ふくれっつらをする。「頬を膨らます」「頬を尖(トカ゛)らす」とも。
《例文》
「親に用事を言い付けられて頬を脹らましている。」
ほくもんのたん【北門の嘆】▽中国🔗⭐🔉
ほくもんのたん【北門の嘆】▽中国
官吏として仕えていても十分に活躍できない不遇を嘆くたとえ。
《参考》
「北門」は、『詩経』の中の編名。この詩が不遇な役人の嘆きを歌ったものと解されている。
《出典》
北門ヨリ出ズレバ、憂心殷殷(インイン)タリ。終(ツイ)ニ窶(ク)ニシテ貧ナルモ、我ガ艱(ナヤミ)ヲ知ルモノ莫(ナ)シ。已(ヤ)ンヌルカナ、天実ニ之(コレ)ヲ為(ナ)ス。之ヲ何トカ謂(イ)ワンヤ。〔詩経(シキョウ)〕
ほこをおさめる【矛を収める】🔗⭐🔉
ほこをおさめる【矛を収める】
戦いや争いをやめる。
《例文》
「両軍とも矛を収めることになり、平和が訪れた。」
《参考》
「矛」は、両刃で長い柄のある武器。
ほしきらめけばよくじつかぜ【星きらめけば翌日風】🔗⭐🔉
ほしきらめけばよくじつかぜ【星きらめけば翌日風】
星がきらめいて見えるのは上空に強い風が吹いていて空気の層を動かしているためであり、このようなときの翌日は風が吹くということ。
ほしゃあいよる【輔車相依る】▽中国🔗⭐🔉
ほしゃあいよる【輔車相依る】▽中国
互いに助け合って存在することのたとえ。
《参考》
「輔車」は、ほお骨と下あごの骨。また、車の添え木と車の意とも。
《出典》
諺(コトワサ゛)ニ所謂(イワユル)、輔車相依リ、脣(クチヒ゛ル)亡(ホロ)ブレバ歯寒シト。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・僖公五年〕
《類句》唇歯輔車(シンシホシャ)。唇亡びて歯寒し。
ほしをあげる【星を挙げる】🔗⭐🔉
ほしをあげる【星を挙げる】
犯罪の容疑者を検挙する。犯人を捕らえる。
ほしをいただいていでほしをいただいてかえる【星を載いて出で星を載いて帰る】▽中国🔗⭐🔉
ほしをいただいていでほしをいただいてかえる【星を載いて出で星を載いて帰る】▽中国
《まだ星が頭上にある早朝に家を出て、夜おそく星が出てから家に帰るの意》朝早くから夜遅くまで外で熱心に仕事をすること。「星を以(モッ)て出で星を以て入る」とも。
《出典》
〔呂氏春秋(リョシシュンシ゛ュウ)・察賢篇〕
ほそきながれもたいがとなる【細き流れも大河となる】🔗⭐🔉
ほそきながれもたいがとなる【細き流れも大河となる】
《小さな流れが集まって大きな河となるように》不断の小さな努力によってすぐれた結果が生まれることのたとえ。
ほそくながく【細く長く】🔗⭐🔉
ほそくながく【細く長く】
物事を一度にしたり無理したりせずに、少しずつ行って長く続くようにするようす。また、質素でも堅実に安定した生き方で、できるだけ長く生きたほうがよいということ。
《例文》
「余生を細く長く保つ。」
《対句》太く短く。
ほぞのおをかためる【臍の緒を固める】🔗⭐🔉
ほぞのおをかためる【臍の緒を固める】
臍を固める
ほぞをかためる【臍を固める】🔗⭐🔉
ほぞをかためる【臍を固める】
固く決心する。覚悟を決める。「臍(ホソ゛)の緒を固める」とも。
《例文》
「市九郎を討って立ち退こうという決心の臍を固めた。」《菊池寛(キクチヒロシ)・恩讐の彼方に》
《参考》
「臍」は、へそ。
ほぞをかむ【臍を噛む】▽中国🔗⭐🔉
ほぞをかむ【臍を噛む】▽中国
《自分のへそをかもうとしても、どうしても口がとどかないことから》今さらしかたがない、自分の失敗を悔む。後悔する。「噬臍(セ゛イセイ)」とも。
《例文》
「初めて部屋へ来た時、なぜ私は物を言わなかったろうと、千悔万悔、臍をかむけれど、」《二葉亭四迷(フタハ゛テイシメイ)・平凡》
《参考》
「臍」は、へそ。
《出典》
若(モ)シ早ク図ラズンバ、後ニ君斉(ホソ゛)(=臍)ヲ噬(カ)マン。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・荘公六年〕
ほたるのひかりまどのゆき【蛍の光窓の雪】▽中国🔗⭐🔉
ほたるのひかりまどのゆき【蛍の光窓の雪】▽中国
蛍雪
ほたるはつかにせみみっか【蛍二十日に蝉三日】🔗⭐🔉
ほたるはつかにせみみっか【蛍二十日に蝉三日】
《羽化して蛍は20日間で、せみは3日間で死んでしまうの意》物事の盛りの時期の短いことのたとえ。
ほとけつくってたましいいれず【仏作って魂入れず】🔗⭐🔉
ほとけつくってたましいいれず【仏作って魂入れず】
《仏像を作っておきながら、肝心な魂を入れないの意》せっかく行ってきた物事の、最後の最も大事な点をなおざりにすることのたとえ。
《類句》仏作って眼(マナコ)を入れず。画竜点睛(カ゛リョウテンセイ)。
ほとけつくってまなこをいれず【仏作って眼を入れず】🔗⭐🔉
ほとけつくってまなこをいれず【仏作って眼を入れず】
仏作って魂入れず
ほとけのかおもさんど【仏の顔も三度】🔗⭐🔉
ほとけのかおもさんど【仏の顔も三度】
《慈悲深い仏でも3度も顔をなでられれば怒るの意》どんなに温和で情け深い人でも何度もひどいことをされればついには怒るということ。
《類句》地蔵の顔も三度。
ほとけのひかりよりかねのひかり【仏の光より金の光】🔗⭐🔉
ほとけのひかりよりかねのひかり【仏の光より金の光】
この世では仏力よりも金銭の力のほうが強いということ。
《類句》阿弥陀(アミタ゛)の光より金の光。
ほとけはみとおし【仏は見通し】🔗⭐🔉
ほとけはみとおし【仏は見通し】
仏は、人間の能力を超越していて人間のどんな行いもすべて見知っているということ。「仏様は見通し」とも。
《参考》
同じ型の言い回しに「神は見通し」「神仏は見通し」がある。
ほとけもむかしはぼんぷなり【仏も昔は凡夫なり】🔗⭐🔉
ほとけもむかしはぼんぷなり【仏も昔は凡夫なり】
釈迦(シャカ)ももとは普通の人と同じように凡人であったのだから、人はだれでも修行を積めば釈迦のように悟りを開くことができるということ。「仏も本(モト)は凡夫なり」とも。
《出典》
仏も昔は凡夫なり、我らも終(ツイ)には仏なり、いづれも仏性具せる身をへだつるのみこそかなしけれ。〔平家物語(ヘイケモノカ゛タリ)・巻一〕
ほにほがさく【穂に穂が咲く】🔗⭐🔉
ほにほがさく【穂に穂が咲く】
《稲穂の上にさらに稲穂が実っているように見えるの意》豊作で稲がよく実っていること。
ほねおりぞんのくたびれもうけ【骨折り損のくたびれ儲け】🔗⭐🔉
ほねおりぞんのくたびれもうけ【骨折り損のくたびれ儲け】
苦心して一生懸命に行ってもそれだけの効果があがらないこと。
《類句》労して功なし。労多くして功少なし。
ほねがおれる【骨が折れる】🔗⭐🔉
ほねがおれる【骨が折れる】
その事を成し遂げるには苦労が多い。めんどうである。
《例文》
「これはなかなか骨が折れる仕事だ。」
ほねがしゃりになっても【骨が舎利になっても】🔗⭐🔉
ほねがしゃりになっても【骨が舎利になっても】
《死んで火葬にされて骨だけになってもの意》固く決心し、どんな障害に遭ってもやり遂げようとするようす。どんなに苦労しようとも。
《例文》
「この仕事は骨が舎利になっても完成したい。」
ほねとかわ【骨と皮】🔗⭐🔉
ほねとかわ【骨と皮】
体が非常にやせていること。
《例文》
「3年もの闘病生活ですっかり骨と皮になってしまった。」
ほねにきざむ【骨に刻む】▽中国🔗⭐🔉
ほねにきざむ【骨に刻む】▽中国
深く心にとどめて忘れない。
《例文》
「お教えは骨に刻んで忘れません。」
《参考》
「刻む」は、「鏤む」とも書く。
《出典》
〔後漢書(コ゛カンシ゛ョ)〕
《類句》肝(キモ)に銘(メイ)じる。
ほねにしみる【骨に沁みる】🔗⭐🔉
ほねにしみる【骨に沁みる】
骨身に沁みる
ほねにてっする【骨に徹する】🔗⭐🔉
ほねにてっする【骨に徹する】
強く心にこたえる。強く感ずる。「骨に徹(トオ)る」とも。
《例文》
「今までの不心得が少しは骨に徹したか。」
《類句》骨身に徹する。骨身に徹る。
ほねにとおる【骨に徹る】🔗⭐🔉
ほねにとおる【骨に徹る】
骨に徹する
ほねまでしゃぶる【骨までしゃぶる】🔗⭐🔉
ほねまでしゃぶる【骨までしゃぶる】
《うまい肉を食い尽くし、硬くて食えない骨までなめるの意》情け容赦もなく相手から利益を取り上げる。また、自分の利益のために徹底的に相手を利用する。
《例文》
「お前はこんな老人の私をも骨までしゃぶるつもりなのか。」
ほねみにこたえる【骨身に応える】🔗⭐🔉
ほねみにこたえる【骨身に応える】
寒さや痛さなどが、骨の芯(シン)まで通るほどに苦しい。
肝に銘ずる。強く心に感ずる。
《例文》
「落選した失望よりも、じぶんのあさましさがヒシヒシ骨身にこたえた。」《菊池寛(キクチカン)・入れ札》
《類句》骨身に泌(シ)みる。骨に徹する。
ほねみにしみる【骨身に沁みる】🔗⭐🔉
ほねみにしみる【骨身に沁みる】
寒さや痛さ・労苦などが、体の芯(シン)まで通るほど激しくてつらく感ずる。また、心の奥底まで深く感ずる。「骨に沁みる」とも。
《例文》
「至らぬ私には骨身に沁みる話でした。」
《参考》
「沁みる」は、「染みる」とも書く。
《類句》骨に徹する。骨身に応(コタ)える。
ほねみにてっする【骨身に徹する】🔗⭐🔉
ほねみにてっする【骨身に徹する】
骨に徹する
ほねみをおしまない【骨身を惜しまない】🔗⭐🔉
ほねみをおしまない【骨身を惜しまない】
苦労を少しもいやがらずに励む。「骨を惜しまない」とも。
《例文》
「骨身を惜しまず、病人の看護に当たる。」
ほねみをおしむ【骨身を惜しむ】🔗⭐🔉
ほねみをおしむ【骨身を惜しむ】
骨を惜しむ
ほねみをくだく【骨身を砕く】🔗⭐🔉
ほねみをくだく【骨身を砕く】
物事を成し遂げるために苦労し努力することのたとえ。「骨を砕く」とも。
《例文》
「ブロードウェーの人気ミュージカルの招聘(ショウヘイ)に骨身を砕く。」
《類句》骨身を削る。身を粉(コ)にする。骨を粉にする。
ほねみをけずる【骨身を削る】🔗⭐🔉
ほねみをけずる【骨身を削る】
物事を成し遂げようとして身が細るほど苦労をする。
《例文》
「骨身を削ってやった仕事。」
ほねをおしむ【骨を惜しむ】🔗⭐🔉
ほねをおしむ【骨を惜しむ】
物事を成し遂げるための苦労・努力をいやがる。労苦をいとう。「骨身を惜しむ」とも。
《例文》
「近ごろの若い者は骨を惜しんでばかりいる。」
ほねをおる【骨を折る】🔗⭐🔉
ほねをおる【骨を折る】
目的を達成するために努力や苦労をする。尽力する。
《例文》
「さんざん骨を折らせて挙げ句の果てがこの始末だ。」
ほねをくだく【骨を砕く】🔗⭐🔉
ほねをくだく【骨を砕く】
骨身を砕く
ほねをさす【骨を刺す】🔗⭐🔉
ほねをさす【骨を刺す】
《骨に突き刺さるように》寒さや痛み、批判などが鋭く痛烈であって、強く身に感じられることのたとえ。
《例文》
「骨を刺す風刺。」
ほねをひろう【骨を拾う】🔗⭐🔉
ほねをひろう【骨を拾う】
《火葬場で、遺骨を骨壺(コツツホ゛)に拾い収めるの意》物事を成し遂げようとして途中で失敗した人の後を引き受けて、その後始末をする。
《例文》
「骨は拾ってやるから、思い切りやってみるんだな。」
ほめるひとにかったためしなし【褒める人に買った例なし】🔗⭐🔉
ほめるひとにかったためしなし【褒める人に買った例なし】
品物をほめる人は買う気のない人であるということ。また、世辞(セシ゛)を言うような人は本気で心配したり世話してくれる気はないということ。「褒める人は買わぬ」とも。
ほらがとうげをきめこむ【洞が峠を決め込む】🔗⭐🔉
ほらがとうげをきめこむ【洞が峠を決め込む】
形勢を見てから優勢で利益のある側に付こうとして待ち構えること。
《例文》
「総裁選挙に出馬を予想される二人は目下のところ党内情勢を見ながら洞が峠を決め込んでいる。」
《参考》
(イ)「洞ヶ峠」は、京都府と大阪府との境にある峠。
(ロ)昔、豊臣秀吉(トヨトミヒテ゛ヨシ)が山崎で明智光秀(アケチミツヒテ゛)と戦ったとき、大和(ヤマト)の郡山(コオリヤマ)の城主筒井順慶(ツツイシ゛ュンケイ)は、近くのこの峠に陣を敷き、形勢のよいほうに味方しようとして形勢を観望したという。
《類句》筒井順慶を極め込む。
ほりゅうのしつ【蒲柳の質】▽中国🔗⭐🔉
ほりゅうのしつ【蒲柳の質】▽中国
《川柳(カワヤナキ゛)は秋になるといちばん早く葉が落ちることから》病気にかかりやすい虚弱な体質のたとえ。
《参考》
《出典》
〔世説新語(セセツシンコ゛)・言語篇〕
ほれたはれたはとうざのうち【惚れた腫れたは当座の内】🔗⭐🔉
ほれたはれたはとうざのうち【惚れた腫れたは当座の内】
ほれたとかほれられたとか言って互いの愛情を問題にするのは結婚仕立てや恋愛の初めのころだけであるということ。
《参考》
「腫れた」は、「惚れた」の「ほ」に語呂(コ゛ロ)を合わせて、語調をよくするために添えたことば。
ほれてかよえばせんりもいちり【惚れて通えば千里も一里】🔗⭐🔉
ほれてかよえばせんりもいちり【惚れて通えば千里も一里】
好きな人のもとへ通うならば、遠い道のりも苦にならないということ。
《参考》
「逢(ア)わずに戻ればまた千里」と続く俗謡から。
ほういかのいえつぶし【方位家の家潰し】🔗⭐🔉
ほういかのいえつぶし【方位家の家潰し】
方角のよしあしを気にしすぎると、身動きがとれなくなり、ついには家をつぶしてしまうことになるということ。
◎「方位家」は方位の吉凶を気にし、方位に凝る人のこと。
ほうがんびいき【判官贔屓】🔗⭐🔉
ほうがんびいき【判官贔屓】
気の毒な身の上の人や弱い者などに同情して、肩を持ったり、応援したりすること。
◎「判官」は鎌倉時代の悲運の武将、九郎(くろう)判官源義経(みなもとのよしつね)のことで、兄の頼朝に憎まれてあえない最期を遂げた義経の薄幸に同情し、ひいきしたところから。「判官」は「はんがん」とも言う。
ほうさんしょう【法三章】🔗⭐🔉
ほうさんしょう【法三章】
簡略な法律のこと。また、法律を簡略化すること。
◎中国漢の高祖が、殺人・傷害・窃盗(せっとう)を犯した者のみを処罰するという三章からなる簡略な法律を定めた故事から。
〔出〕史記
ほうすう【鳳雛】🔗⭐🔉
ほうすう【鳳雛】
将来を期待されるすぐれた才能を持つ若者のこと。
◎中国の想像上の霊鳥、鳳凰(ほうおう)の雛(ひな)の意から。
〔出〕晋書(しんじょ)
ほうていばんり【鵬程万里】🔗⭐🔉
ほうていばんり【鵬程万里】
航路などのはるか遠い道のりのこと。
◎「鵬程」は想像上の巨鳥、鵬(おおとり)の飛ぶ遠大な道程、「万里」はきわめて遠い距離の意。
ほうとうくめん【蓬頭垢面】🔗⭐🔉
ほうとうくめん【蓬頭垢面】
身だしなみをかまわないこと。むさくるしく身なりが汚ないこと。
◎蓬(よもぎ)のようにぼさぼさの髪に、垢(あか)まみれの顔の意から。
〔出〕魏書(ぎしょ)
ほうふくぜっとう【抱腹絶倒】🔗⭐🔉
ほうふくぜっとう【抱腹絶倒】
あまりのおかしさに、腹を抱えて転げまわるほど大笑いをすること。
◎本来は「捧腹絶倒」で、「捧腹」も「抱腹」も腹をかかえる、「絶倒」は笑いくずれるの意。
ほうほんはんし【報本反始】🔗⭐🔉
ほうほんはんし【報本反始】
祖先から受ける恩恵に感謝し、それに報いること。
◎「本(もと)に報い、始めに反(かえ)る」ということで、祖先に対する尊敬の念と、常に初心を忘れない戒めを言う。
〔出〕礼記(らいき)
ほうゆうはりくしんにかなう【朋友は六親に叶う】🔗⭐🔉
ほうゆうはりくしんにかなう【朋友は六親に叶う】
親友は肉親に匹敵するほどたいせつなものだというたとえ。
◎「六親」は「ろくしん」とも言い、父・母・兄・弟・妻・子、または父・子・兄・弟・夫・妻の総称。「叶う」は匹敵するの意。
ほえるいぬはめったにかみつかない【吠える犬はめったに噛みつかない】🔗⭐🔉
ほえるいぬはめったにかみつかない【吠える犬はめったに噛みつかない】
実力がなく自信のない人ほど虚勢を張って強がるものだということ。
◎英語のBarking dogs seldom bite.から。
ほおがおちる【頬が落ちる】🔗⭐🔉
ほおがおちる【頬が落ちる】
食べ物が非常においしいことの形容。
◎「ほっぺたが落ちる」「顎(あご)・(おとがい)が落ちる」とも言う。
ほおをかお【頬を顔】🔗⭐🔉
ほおをかお【頬を顔】
呼び方こそ違うものの、実質的には同じものだということ。
◎「頬は面(つら)」とも言う。
ほかけぶねにろをおす【帆掛け船に艪を押す】🔗⭐🔉
ほかけぶねにろをおす【帆掛け船に艪を押す】
もともと勢いや力のあるものに、なおいっそう力を加えるたとえ。
◎帆に風を受けて走る船に、艪を漕いでさらに速度をつけることから。
〔類〕虎に翼/駆け馬に鞭(むち)/流れに棹さす
ほしをいただいていで ほしをいただいてかえる【星を戴いて出で 星を戴いて帰る】🔗⭐🔉
ほしをいただいていで ほしをいただいてかえる【星を戴いて出で 星を戴いて帰る】
朝早くから夜遅くまで仕事に励むこと。
◎星がまだ消えない早朝から出かけ、その星が再びきらめく夜に帰ることから。
〔出〕呂氏春秋(りょししゅんじゅう)
ほしをかぞうるごとし【星を数うる如し】🔗⭐🔉
ほしをかぞうるごとし【星を数うる如し】
際限のないこと、とてもできるはずのないことのたとえ。
〔較〕as difficult as to number the sands in the sea(海の砂を数えるほどむずかしい)
ほそくてもはりはのめぬ【細くても針は呑めぬ】🔗⭐🔉
ほそくてもはりはのめぬ【細くても針は呑めぬ】
たとえどんなに細くても針を呑み込むことはできない。見たところどんなに小さかろうと、どんなものでもそれなりの力を持っているから、決してあなどってはいけないということ。
◎「針は呑まれず」とも言う。
〔類〕山椒は小粒でもぴりりと辛い
ほぞをかためる【臍を固める】🔗⭐🔉
ほぞをかためる【臍を固める】
堅く決意し、覚悟を決めることの形容。
◎「臍」は、へその意。人が決意するときには、腹に力を入れて臍(へそ)のあたりを堅くすることから。
ほぞをかむ【臍を噛む】🔗⭐🔉
ほぞをかむ【臍を噛む】
取り返しがつかず、残念でならないこと。後悔してももうどうしようもなくてくやしく思うこと。
◎「臍」は、へその意。自分のへそは自分では噛めないのに、それでも噛もうとするほど残念だの意から。
〔出〕春秋左伝
ほっこくのかみなり【北国の雷】🔗⭐🔉
ほっこくのかみなり【北国の雷】
着のみ着のまま、その日暮らしの貧しい状態をしゃれて言うことば。
◎「きたぐにに鳴る雷」の「北に鳴る」を「きたなり」つまり「着たなり」に掛けたもの。
ほとけせんにん かみせんにん【仏千人 神千人】🔗⭐🔉
ほとけせんにん かみせんにん【仏千人 神千人】
世の中には悪人もいるにはいるが、善人もまたたくさんいるということ。
◎世間には仏様や神様のようなよい人がたくさんいるの意から。
ほとけつくってたましいいれず【仏作って魂入れず】🔗⭐🔉
ほとけつくってたましいいれず【仏作って魂入れず】
ものごとは、肝心の部分がおろそかにされると、結局はなんにもならないということ。
◎仏像を作っても、魂を入れなければせっかくの仏像が仏像としての意味をなさなくなるの意から。
〔類〕画竜天睛を欠く/九仞の功を一簣に虧く
〔較〕Ploughing the field and forgetting the seeds.(耕して種を蒔(ま)き忘れる)
ほとけのかおもさんど【仏の顔も三度】🔗⭐🔉
ほとけのかおもさんど【仏の顔も三度】
どんなに情け深く心やさしい人でも、度重ねてひどい仕打ちを受けると、しまいには怒り出すということ。
◎慈悲深く心の広い仏でも、三度も顔を撫(な)でまわされてばかにされれば、ついには怒り出すの意から。「地蔵の顔も三度」とも言う。いろはがるた(京都)。
〔類〕兎も七日なぶれば噛みつく
〔較〕When the pots full it will boil over.(鍋(なべ)も一杯になると吹きこぼれる)
ほとけほっとけ かみかまうな【仏ほっとけ 神構うな】🔗⭐🔉
ほとけほっとけ かみかまうな【仏ほっとけ 神構うな】
信心や信仰も、ほどほどにしておいたほうがよいということ。
◎「仏」と「ほっとけ」、「神」と「かまうな」と語呂を合わせ、調子よく言ったことば。
ほとけもむかしはぼんぷなり【仏も昔は凡夫なり】🔗⭐🔉
ほとけもむかしはぼんぷなり【仏も昔は凡夫なり】
どんな人でも仏のようなりっぱな人物になれる素質を持っているということ。
◎「仏」は釈迦(しゃか)、「凡夫」は凡人の意。あの釈迦でさえ、もとは煩悩に迷うごく普通の人間だったの意から。
ほねおりぞんのくたびれもうけ【骨折り損のくたびれ儲け】🔗⭐🔉
ほねおりぞんのくたびれもうけ【骨折り損のくたびれ儲け】
苦労したのになんのかいもなく、ただくたびれただけの徒労に終わること。
◎骨を折った分だけ損をして、あとには疲れが残るだけの意から。いろはがるた(江戸)。
ホーマーすらときにしっさくをおかす【ホーマーすら時に失策を犯す】🔗⭐🔉
ホーマーすらときにしっさくをおかす【ホーマーすら時に失策を犯す】
→ホーマーにさえ眠いところがある
ホーマーにさえねむいところがある【ホーマーにさえ眠いところがある】🔗⭐🔉
ホーマーにさえねむいところがある【ホーマーにさえ眠いところがある】
どんなにその道にすぐれた人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。
◎ホーマーのような大詩人でさえ、ときには眠くなるような凡作を作ることがあるの意から。英語のEven Homer sometimes nods.から。
〔類〕弘法にも筆の誤り/上手の手から水が漏る
ほめてせんにん わるくちまんにん【褒め手千人 悪口万人】🔗⭐🔉
ほめてせんにん わるくちまんにん【褒め手千人 悪口万人】
とかく世の中はほめてくれる人より、けなす人のほうが多いものだということ。
ほらがとうげ【洞ケ峠】🔗⭐🔉
ほらがとうげ【洞ケ峠】
形勢がよくなったほうにつこうと、ずる賢く態度を決めずになりゆきをうかがうこと。日和見(ひよりみ)のこと。
◎天正十年(一五八二年)の山崎の合戦で、筒井順慶(つついじゅんけい)が京都と大坂の境にある洞ケ峠に陣どり、羽柴(はしば)秀吉(豊臣秀吉)と明智光秀(あけちみつひで)の軍勢を眺め、優勢なほうに味方しようと形勢をうかがったという故事から。
〔例〕洞が峠をきめこむ。
〔類〕両端を持す/首鼠両端
ほらとらっぱはおおきくふけ【法螺と喇叭は大きく吹け】🔗⭐🔉
ほらとらっぱはおおきくふけ【法螺と喇叭は大きく吹け】
どうせ嘘(うそ)をつくなら、人を傷つけない大ぼらを吹けということ。
◎「法螺」は山伏の吹く法螺貝から出たことばで、でたらめの意。吹き鳴らす点で法螺貝と喇叭が通じることから、二つ並べて調子よく言ったことば。
ほりゅうのしつ【蒲柳の質】🔗⭐🔉
ほりゅうのしつ【蒲柳の質】
生まれつきからだが弱く、病気にかかりやすい体質の形容。
◎「蒲柳」は川柳(かわやなぎ)の異称で、見るからになよなよと弱そうなうえ、秋がくるとほかの木々よりも早く葉が散ってしまうところから。
〔出〕世説新語
ほれたはれたはとうざのうち【惚れた腫れたは当座のうち】🔗⭐🔉
ほれたはれたはとうざのうち【惚れた腫れたは当座のうち】
惚れたのなんのと甘いことを言っているのは夫婦になりたてのはじめのうちだけのことで、まもなく熱がさめて所帯じみてしまうということ。
ほれたやまいにくすりなし【惚れた病に薬なし】🔗⭐🔉
ほれたやまいにくすりなし【惚れた病に薬なし】
恋わずらいには治す方法がなく、どうする手だてもないということ。
ほれたよくめ【惚れた欲目】🔗⭐🔉
ほれたよくめ【惚れた欲目】
惚れてしまうと、相手の欠点などに気づかないばかりか、欠点でさえよく見えてしまうということ。
〔類〕痘痕も靨
〔較〕Love covers many infirmities.(愛は多くの欠点をおおい隠す)
ほれてかよえばせんりもいちり【惚れて通えば千里も一里】🔗⭐🔉
ほれてかよえばせんりもいちり【惚れて通えば千里も一里】
恋しい相手に会いに行くときは、どんなに遠い道のりも近く思えて、いっこうに苦にならないということ。
◎千里の道のりもまるで一里としか思えないということで、俗謡の「惚れて通えば千里も一里、会わず帰ればまた千里」から。
〔較〕Love laughs at distance.(愛には距離など問題にならない)
ほ🔗⭐🔉
ほ
ほしいのだがどうにもならぬ🔗⭐🔉
ほしいのだがどうにもならぬ
【花は折りたし梢は高し】
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