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(1)五十音図カ行第四段の仮名。軟口蓋破裂音の無声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「け」は「計」の草体。片仮名「ケ」は「介」の終画を省いたもの。 〔(1)奈良時代までは上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる。(2)片仮名の「ケ」を「箇」に代用することがある。「一ケ年(=1箇年)」「一ケ月(=一箇月)」など。また,連体修飾語を表す格助詞「が」に代用することもある。「霞ヶ関」「八ヶ岳」など。これらの「ケ」は「箇」の略体「个」から出たものである〕

け【日】🔗🔉

【日】 〔「か(日)」と同源。上代語〕 「ひ(日)」の複数。二日以上の日をいう。日日(ヒビ)。「君が行き―長くなりぬ/万葉 85」 →朝(アサ)に日(ケ)に

け【毛】🔗🔉

[0] 【毛】 (1)(ア)哺乳動物の皮膚の表皮の角質化によって生じる,糸状の構造物。表皮が陥入してできた毛嚢の底から外へ向かって生じる。(イ)頭髪。かみのけ。(ウ)鳥などの羽毛。はね。「鶏の―をむしる」 (2)植物の葉・茎などにある表皮細胞の変化した突起物の総称。毛茸(モウジヨウ)。 (3)獣毛,特に羊毛から紡いだ繊維。ウール。「―一〇〇パーセント」「―のシャツ」 (4)物の表面から出ている細い糸状のもの。「ブラシの―」「筆の―」 (5)ごくわずかなものごとのたとえ。 →毛ほど (6)鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)に用いる糸や革。おどし毛。「星明りに鎧の―もさだかならず/平家 9」 (7)作物の実り。収穫。「秋の―の上を給ひて/沙石 3」

け【怪】🔗🔉

【怪】 異常なできごと。怪異。「かやうの―ども,未然に凶を示しけれども/太平記 20」

け【故】🔗🔉

【故】 原因・理由を示す語。ため。ゆえ。せい。「九条殿の御遺言を違へさせおはしましつる―とぞ/大鏡(伊尹)」

け【食】🔗🔉

【食】 〔「笥(ケ)」と同源〕 食べ物。「―訖(オワ)りて散むとするに/日本書紀(舒明訓)」

け【笥】🔗🔉

【笥】 容器。特に,食物を盛る器。「家にあれば―に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る/万葉 142」

け【褻】🔗🔉

[1] 【褻】 改まった場合ではない,日常的なこと。普段。平生。 ⇔晴れ

け【化】🔗🔉

[1] 【化】 〔仏〕 (1)仏教に教え導くこと。教化。 (2)仏や菩薩(ボサツ)が教化のために,仮にさまざまの姿をとって現れること。 (3)死ぬこと。遷化。死。

け【仮】🔗🔉

[1] 【仮】 〔仏〕 実体がないこと。また,そういうもの。 →虚仮(コケ) →仮諦(ケタイ)

け【気】🔗🔉

【気】 ■一■ [1][0] (名) (1)何かが存在する気配。何かが現れる兆候。「酒乱の―がある」「噴火の前日まではその―もなかった」 (2)ある本体から発散されて,その本体の存在を感じさせるもの。気体状のものや,熱気・光・においなどをいう。「東面の朝日の―いと苦しければ/蜻蛉(下)」「大きなる釜(カナエ)有り,湯の―有り/今昔 14」 (3)どことなく感じられる趣。雰囲気。風情。「物々しき―さへ添ひ給ひて/源氏(葵)」「恐ろしき―も覚えず,いとらうたげなるさまして/源氏(夕顔)」 (4)身体の異常。病気。「足の―起こりて,装束する事の苦しければなむ/落窪 3」 (5)血の気。血行。「―や上がりぬらむ,心地いと悪しうおぼえて/蜻蛉(中)」 (6)出産のきざし。産気。「日もあるに,今朝から―がつきて/浮世草子・胸算用 2」 (7)大気。空気。「雨のどかに降りて―しめりたりけるに/栄花(本の雫)」 ■二■ (接頭) 形容詞・形容動詞また動詞に付いて,「何となく」「どことなく」の意を添えたり「…のようすである」の意を表したりする。「―だるい」「―だかい」「―ざやか」「―おされる」 ■三■ (接尾) 名詞,動詞の連用形,形容詞・形容動詞の語幹に付いて,そのような様子・気配・感じがある意を表す。「塩―」「色―」「商売っ―」「吐き―」「まじり―」「寒―」「いや―」 →げ(気)

け【卦】🔗🔉

[1] 【卦】 易で,算木を数えて得たしるし。乾・坤・震などの八種。また,これを組み合わせた六四種。「よい―が出る」 →八卦(ハツケ)

け【消】🔗🔉

【消】 (動) 〔下二段動詞「く(消)」の未然形・連用形〕 ⇒く(消)

け【来】🔗🔉

【来】 (動) カ変動詞「来(ク)」の連用形「き」の上代東国方言。「父母にもの言はず―にて今ぞ悔しき/万葉 4337」

け【異】🔗🔉

【異】 (形動ナリ) (1)普通と違っているさま。異様なさま。「鳥が音―に鳴く秋過ぎぬらし/万葉 2166」 (2)基準となるものに比べて,程度がはなはだしいさま。「ゆふされば蛍より―に燃ゆれども光見ねばや人のつれなき/古今(恋二)」 (3)特にすぐれている・こと(さま)。「家俊には似ず,きやつは―のやつかな/平治(中)」 (4)(多く「けな人」「けな者」の形で用いて)(ア)けなげであること。殊勝であるさま。「まあそちは―な者ぢや/浄瑠璃・丹波与作(上)」(イ)温和なさま。柔弱。[日葡]

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〔過去の助動詞「き」の古い活用形の未然形〕 ⇒き(助動)

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(終助) 〔助動詞「けり」からできたもの。文章語には用いられない〕 形容動詞の終止形,助動詞「だ・た」の終止形で終わる文末に促音を伴って接続する。 (1)話し手の回想を表す。「よく学校でいたずらをしたっ―」「そんな話もあったっ―ねえ」「よく歌を歌ったものだっ―」 (2)質問文に付いて,相手に念を押す気持ちを添える。「あなたはどなたでしたっ―」「なんという名前だったっ―」 〔江戸語・東京語では「だっけ」「たっけ」の形しか用いられないが,関東方言では「見えっけ」「言っけ」などと用いることがある。方言の中で,「かい」「かえ」から転じた「け」という形があるが,これとは異なる〕

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(接頭) 〔近世語〕 名詞や動詞・形容詞などに付いて,あなどりののしる気持ちを添える。「―才六」「―あなずる」

け【家】🔗🔉

【家】 (接尾) 〔呉音〕 氏・姓・官職・称号などに付いて,それに所属するものの意を表す。また尊敬の意を添える。「平―」「豊臣―」「将軍―」「伯爵―」「仏―」

け【毛】(和英)🔗🔉

け【毛】 hair (毛髪);→英和 a hair (一本);feather (羽毛);→英和 down (綿毛);→英和 fur (獣毛);→英和 wool (羊毛).→英和 〜が薄くなる lose one's hair.〜が生える(抜ける) Hair grows (falls out).〜の多い(ない) hairy (hairless).→英和

け【気】(和英)🔗🔉

け【気】 a sign;→英和 (an) indication;a touch;→英和 a taste;→英和 a trace.→英和

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