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広辞苑の検索結果 (52)

け(音節)🔗🔉

①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔e〕との結合した音節。〔ke〕 上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ke〕、乙〔kë〕2類の別があった。なお、平安時代には漢字音にクヱンジャウ(勧賞)のように〔kwe〕の音があったが、のち、〔ke〕の音に転じた。 ②平仮名「け」は「計」の草体。片仮名「ケ」は「介」の略体。

け【日】🔗🔉

】 (上代語。カ(日)の転) ①2日以上の日をいうのに用いる語。日日ひび。万葉集4「長き―をかくのみ待たば」 ②(朝に対して)昼間。万葉集8「朝に―に出で見る毎に」

け【木】🔗🔉

】 (キの転)樹木。万葉集20「松の―の並みたる見れば」

け【毛】🔗🔉

】 ①哺乳類の皮膚に生える糸状角質形成物。皮膚の毛嚢もうのうにおさまる部分を毛根、外にあらわれた部分を毛幹、先端を毛先という。 ㋐髪。毛髪。ごくわずかな物事のたとえにもいう。「―ほどのすきもない」 ㋑羊毛。毛糸。「―のシャツ」 ②鳥のはね。羽毛。「鳥の―をむしる」 ③物の表面に生ずる細い糸状の物。 ④表皮細胞が細い糸状をなしたもの。高等植物に普遍的に見られ、形態・機能ともにさまざま。「タンポポの―」 ⑤稲の穂のみのり。また、ひろく畑作物の称。「作毛さくげ」 ⑥(札さねを綴じた糸・革・綾などが隙間なく、毛の並んだようであるからいう)鎧よろいのおどしげ。 ⑦鯉の鱗うろこ。狂言、惣八「此の鯉に限つてうろこをふくとは申さぬ。―をふくと申す」 ⇒毛のはえた物 ⇒毛を吹いて疵を求む ⇒毛を以て馬を相す

け【故】🔗🔉

】 ゆえ。ため。竹取物語「千たびばかり申し給ふ―にやあらむ、やうやう雷かみ鳴りやみぬ」

け【食】🔗🔉

】 (「け(笥)」から転じて)食物。食事。万葉集1「大御―に仕へまつると」

け【笥】🔗🔉

】 食物を盛るうつわ。また、物を入れるうつわ。万葉集2「―に盛る飯を」。枕草子201「碁石の―に入るる音」

け【異】🔗🔉

】 ①普通とは異なるさま。いつもと変わっているさま。万葉集13「葦毛の馬のいばえ声情こころあれかも常ゆ―に鳴く」 ②まさるさま。特出するさま。平治物語(金刀比羅本)「家俊には似ず、きやつは―のやつかな」→けに

け【褻】🔗🔉

】 おおやけでないこと。よそゆきでないこと。ふだん。日常。わたくし。今昔物語集26「―・納おさめの装束」↔晴 ⇒褻にも晴にも

け【仮】🔗🔉

】 (呉音)〔仏〕一切存在は実体性をもたず、現象としてのみ存在していること。仮有けう→仮諦けたい

け【気】🔗🔉

】 (「気」の呉音ケに由来するか。一説に訓とも。→気) [一]〔名〕 ①実体を手にとることはできないが、その存在が感じられるもの。蜻蛉日記「東面の朝日の―」。「火の―」「全くその―は見られない」 ②様子。けはい。宇津保物語楼上上「さがなう心こはく、なまめかしき―もはべらず」 ③心もち。ここち。源氏物語夕顔「おそろしき―もおぼえず」 ④気力。心身の力。蜻蛉日記「―やあがりぬらん、心地いとあしうおぼえて」 ⑤病気。枕草子188「病は…脚の―」。倭名類聚鈔3「疫、衣夜美、一云度岐乃介」 ⑥その味わい・匂いなどのあること。その成分を含むこと。今昔物語集1「米の―なれば吉き物なり」 ⑦生れつき持っているもの。持ちまえ。筑波問答「其の人の―に対して教へかけられ侍るにや」 [二]〔接頭〕 動詞・形容詞に冠して「様子が…である」の意とし、または「何となく」の意を添える。「―おされる」「―ぢかし」「―おそろし」「―だるい」 [三]〔接尾〕 そのような様子、傾向が感じられること。「寒―さむけ」「人―ひとけ」「女っ―」 ⇒気も無い

け【卦】🔗🔉

】 易えきで算木さんぎに現れる形象。これによって天地間の変化を表し吉凶の判断をする。八卦を基本とし、さらに六十四卦の変化を生ずる。→八卦

け【怪・恠】🔗🔉

怪・恠】 (呉音)あやしいこと。不思議なこと。あやしいもの。太平記20「かやうの―ども未然に凶を示しけれども」。「物の―」→かい(怪)

け【家】🔗🔉

⇒か(家)

け【暇】🔗🔉

】 (古くは「假」)令制で、官吏の休暇。か。

け【罫】🔗🔉

⇒けい(罫)。源氏物語鈴虫「―かけたる金かねのすぢよりも」

け【来】🔗🔉

】 (上代東国方言)動詞「き(来)」(連用形)に同じ。万葉集20「父母に物言ものわず―にて今ぞくやしき」

け【消】🔗🔉

】 (動詞「く(消)」の未然・連用形) ⇒く(消)

け(助詞)🔗🔉

〔助詞〕 (文語助動詞ケリの転。助動詞「た」「だ」に付いて「たっけ」「だっけ」の形で)思い出したり、相手の考えを確かめたりする意を表す。「小さい時来たっ―なあ」「そんなこともあったっ―」「出発は明日だっ―」

け【ケ】🔗🔉

】 (「ケ」を片仮名と見ての読み) ⇒か(箇・个・ケ)

ケア【care】🔗🔉

ケアcare】 ①介護。世話。「―‐ワーカー」「高齢者を―する」 ②手入れ。「ヘア‐―」

け‐あい【蹴合い】‥アヒ🔗🔉

け‐あい蹴合い‥アヒ ①蹴合うこと。互いに蹴ること。 ②鶏を闘わせること。とりあわせ。

け‐あ・う【蹴合う】‥アフ🔗🔉

け‐あ・う蹴合う‥アフ 〔他五〕 互いに蹴る。

け‐あがり【蹴上がり】🔗🔉

け‐あがり蹴上がり】 鉄棒などにぶらさがって両足で宙を蹴るようにし、その反動で体を上げること。

け‐あが・る【気上がる】🔗🔉

け‐あが・る気上がる】 〔自四〕 上気する。のぼせる。源氏物語賢木「御―・りてなほ悩ましうせさせ給ふ」

け‐あげ【蹴上げ】🔗🔉

け‐あげ蹴上げ】 ①けあげること。また、けあげたもの。 ②足がかりとして踏んであがる所。 ③階段の一段の高さ。

けあげ【蹴上】🔗🔉

けあげ蹴上】 京都市東山区北端の一地区。旧東海道が峠を越えて京都市内に入る地。明治中期、インクラインや日本初の水力発電所が設けられた。 蹴上 水力発電所 撮影:的場 啓 蹴上 インクライン 撮影:的場 啓

け‐あ・げる【蹴上げる】🔗🔉

け‐あ・げる蹴上げる】 〔他下一〕[文]けあ・ぐ(下二) 蹴って物を上へあげる。上に向かって蹴る。けりあげる。「まりを―・げる」「泥を―・げて走る」

け‐あし【毛脚・毛足】🔗🔉

け‐あし毛脚・毛足】 ①毛の伸びてゆくさま。「―が早い」 ②毛の多くはえている足。けずね。 ③毛布や絨毯じゅうたんなどの表面の毛。「―が長い」

け‐あ・し【気悪し】🔗🔉

け‐あ・し気悪し】 〔形シク〕 気持がわるくなるほどすさまじい。今昔物語集20「泉川原の風極めて―・しく吹きて、寒きこと限りなし」

け‐あな【毛穴・毛孔】🔗🔉

け‐あな毛穴・毛孔】 毛の生える皮膚の小さい孔。

ケア‐ハウス🔗🔉

ケア‐ハウス (和製語care house)軽費老人ホームの一つ。60歳以上で身体機能が低下し、自炊できず、かつ家族の援助が難しい者が入所。必要な便宜がはかられ、訪問看護・訪問介護も利用できる。1989年創設。正式には介護利用型軽費老人ホーム。

ケア‐プラン【care plan】🔗🔉

ケア‐プランcare plan】 介護対象者に必要なサービスを、日・週・月の単位で効果的に組み合わせた計画。介護保険法では、介護サービス計画という。

ケア‐マネージメント【care management】🔗🔉

ケア‐マネージメントcare management】 障害者や常時介護を必要とする高齢者などに対する援助方法。地域の援助者と利用者とが協力して、援助の計画・実施・評価を一貫して行う。介護保険でのケア‐プラン作成はその一例。ケース‐マネージメント。

ケア‐マネージャー【care manager】🔗🔉

ケア‐マネージャーcare manager】 介護対象者のために、ケアの方針を定めてケア‐プランを立案し、関係機関との調整を図る専門職。特に介護保険の介護支援専門員をいう。

ケアリー【Joyce Cary】🔗🔉

ケアリーJoyce Cary】 イギリスの小説家。アフリカ体験を生かした作品で注目された。代表作「馬の口」。(1888〜1957)

ケアリー【Peter Carey】🔗🔉

ケアリーPeter Carey】 オーストラリアの小説家。同国とイギリスとの歴史的関係を扱う。小説「ジャック=マッグズ」など。(1943〜)

ケアレス‐ミス🔗🔉

ケアレス‐ミス (careless mistake)不注意による間違い。

ケアンズ【Cairns】🔗🔉

ケアンズCairns】 オーストラリア北東部、クインズランド州の港湾都市。観光の中心地。人口11万8千(2003)。

け‐い【褻居】‥ヰ🔗🔉

け‐い褻居‥ヰ 主人の常にいる室。ふだんいるところ。居間。小座敷。常居。

けい【兄】🔗🔉

けい】 (呉音はキョウ) ①あに。 ②先輩または同輩に対する敬称。「―等の精進を期待する」 ⇒兄たり難く弟たり難し

けい【刑】🔗🔉

けい】 ①法律。おきて。 ②犯罪者に科する罰。しおき。 ⇒刑の疑わしきは軽くせよ

けい【圭】🔗🔉

けい】 ①上部がとがって下方が四角の玉。中国古代、天子から封侯のしるしとして諸侯に賜ったもの。 ②量の名。勺しゃくの1000分の1。 ③和算で二等辺三角形のこと。圭形。

けい【系】🔗🔉

けい】 ①一つづきにつながったもの。いとすじ。ちすじ。「イタリア―移民」 ②組織だった分類。また、その部門。「文科―」 ③〔数〕(corollary)ある定理からたやすく推定し得る命題。 ④〔地〕(system)地層の大区分の一つ。地質年代の時代区分の紀に対応する。カンブリア系・三畳系の類。 ⑤〔理〕〔化〕(system)一定の相互作用または相互連関を持つ物体の集合。反応系・晶系の類。

けい【京】🔗🔉

けい】 ①みやこ。京都・東京の略。 ②数の単位。 ㋐億の1億倍。兆㋐の1万倍。すなわち10の16乗。 ㋑古くは、兆㋑の10倍。すなわち10の7乗。 →きょう(京)

けい【径】🔗🔉

けい】 まっすぐ結ぶ道。さしわたし。「―5センチ」

けい【茎】🔗🔉

けい】 ①草のみき。くき。 ②草のくきなど、細長いものを数える語。

けい【型】🔗🔉

けい】 土で作った鋳がた。転じて、物の形をかたどったもの。また、同類から抽象される形式。かた。

けい【奎】🔗🔉

けい】 〔天〕二十八宿の一つ。西方の宿で、文運をつかさどり、この星が明らかであれば天下は太平という。奎宿。とかきぼし。

けい【契】🔗🔉

けい】 ①わりふ。てがた。 ②朝鮮の伝統的な相互扶助組織。冠婚葬祭・農地購入・金融・親睦・公共活動などのために組織する。構成員・運営方法・期間などの点で多様な形態がある。参加者は互いに平等で、資金を積み立てて運用することもある。日本の頼母子講たのもしこうに似る。

ケー【K・k】🔗🔉

ケーK・k】 ①アルファベットの11番目の文字。 ②〔化〕カリウムの元素記号(K)。 ③〔理〕温度の単位ケルビンの略号(K)。 ④単位の接頭語キロの略号(k)。 ⑤カラットの略号(k)。 ⑥(部屋の間取で)キッチンの略(K)。

ケー【Ellen Karolina Sofia Key】🔗🔉

ケーEllen Karolina Sofia Key】 スウェーデンの思想家。近代女性運動の先覚者。社会の改造、女性の地位向上、児童の権利を唱えた。著「児童の世紀」「恋愛と結婚」など。(1849〜1926)

大辞林の検索結果 (89)

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(1)五十音図カ行第四段の仮名。軟口蓋破裂音の無声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「け」は「計」の草体。片仮名「ケ」は「介」の終画を省いたもの。 〔(1)奈良時代までは上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる。(2)片仮名の「ケ」を「箇」に代用することがある。「一ケ年(=1箇年)」「一ケ月(=一箇月)」など。また,連体修飾語を表す格助詞「が」に代用することもある。「霞ヶ関」「八ヶ岳」など。これらの「ケ」は「箇」の略体「个」から出たものである〕

け【日】🔗🔉

【日】 〔「か(日)」と同源。上代語〕 「ひ(日)」の複数。二日以上の日をいう。日日(ヒビ)。「君が行き―長くなりぬ/万葉 85」 →朝(アサ)に日(ケ)に

け【毛】🔗🔉

[0] 【毛】 (1)(ア)哺乳動物の皮膚の表皮の角質化によって生じる,糸状の構造物。表皮が陥入してできた毛嚢の底から外へ向かって生じる。(イ)頭髪。かみのけ。(ウ)鳥などの羽毛。はね。「鶏の―をむしる」 (2)植物の葉・茎などにある表皮細胞の変化した突起物の総称。毛茸(モウジヨウ)。 (3)獣毛,特に羊毛から紡いだ繊維。ウール。「―一〇〇パーセント」「―のシャツ」 (4)物の表面から出ている細い糸状のもの。「ブラシの―」「筆の―」 (5)ごくわずかなものごとのたとえ。 →毛ほど (6)鎧(ヨロイ)の縅(オドシ)に用いる糸や革。おどし毛。「星明りに鎧の―もさだかならず/平家 9」 (7)作物の実り。収穫。「秋の―の上を給ひて/沙石 3」

け【怪】🔗🔉

【怪】 異常なできごと。怪異。「かやうの―ども,未然に凶を示しけれども/太平記 20」

け【故】🔗🔉

【故】 原因・理由を示す語。ため。ゆえ。せい。「九条殿の御遺言を違へさせおはしましつる―とぞ/大鏡(伊尹)」

け【食】🔗🔉

【食】 〔「笥(ケ)」と同源〕 食べ物。「―訖(オワ)りて散むとするに/日本書紀(舒明訓)」

け【笥】🔗🔉

【笥】 容器。特に,食物を盛る器。「家にあれば―に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る/万葉 142」

け【褻】🔗🔉

[1] 【褻】 改まった場合ではない,日常的なこと。普段。平生。 ⇔晴れ

け【化】🔗🔉

[1] 【化】 〔仏〕 (1)仏教に教え導くこと。教化。 (2)仏や菩薩(ボサツ)が教化のために,仮にさまざまの姿をとって現れること。 (3)死ぬこと。遷化。死。

け【仮】🔗🔉

[1] 【仮】 〔仏〕 実体がないこと。また,そういうもの。 →虚仮(コケ) →仮諦(ケタイ)

け【気】🔗🔉

【気】 ■一■ [1][0] (名) (1)何かが存在する気配。何かが現れる兆候。「酒乱の―がある」「噴火の前日まではその―もなかった」 (2)ある本体から発散されて,その本体の存在を感じさせるもの。気体状のものや,熱気・光・においなどをいう。「東面の朝日の―いと苦しければ/蜻蛉(下)」「大きなる釜(カナエ)有り,湯の―有り/今昔 14」 (3)どことなく感じられる趣。雰囲気。風情。「物々しき―さへ添ひ給ひて/源氏(葵)」「恐ろしき―も覚えず,いとらうたげなるさまして/源氏(夕顔)」 (4)身体の異常。病気。「足の―起こりて,装束する事の苦しければなむ/落窪 3」 (5)血の気。血行。「―や上がりぬらむ,心地いと悪しうおぼえて/蜻蛉(中)」 (6)出産のきざし。産気。「日もあるに,今朝から―がつきて/浮世草子・胸算用 2」 (7)大気。空気。「雨のどかに降りて―しめりたりけるに/栄花(本の雫)」 ■二■ (接頭) 形容詞・形容動詞また動詞に付いて,「何となく」「どことなく」の意を添えたり「…のようすである」の意を表したりする。「―だるい」「―だかい」「―ざやか」「―おされる」 ■三■ (接尾) 名詞,動詞の連用形,形容詞・形容動詞の語幹に付いて,そのような様子・気配・感じがある意を表す。「塩―」「色―」「商売っ―」「吐き―」「まじり―」「寒―」「いや―」 →げ(気)

け【卦】🔗🔉

[1] 【卦】 易で,算木を数えて得たしるし。乾・坤・震などの八種。また,これを組み合わせた六四種。「よい―が出る」 →八卦(ハツケ)

け【消】🔗🔉

【消】 (動) 〔下二段動詞「く(消)」の未然形・連用形〕 ⇒く(消)

け【来】🔗🔉

【来】 (動) カ変動詞「来(ク)」の連用形「き」の上代東国方言。「父母にもの言はず―にて今ぞ悔しき/万葉 4337」

け【異】🔗🔉

【異】 (形動ナリ) (1)普通と違っているさま。異様なさま。「鳥が音―に鳴く秋過ぎぬらし/万葉 2166」 (2)基準となるものに比べて,程度がはなはだしいさま。「ゆふされば蛍より―に燃ゆれども光見ねばや人のつれなき/古今(恋二)」 (3)特にすぐれている・こと(さま)。「家俊には似ず,きやつは―のやつかな/平治(中)」 (4)(多く「けな人」「けな者」の形で用いて)(ア)けなげであること。殊勝であるさま。「まあそちは―な者ぢや/浄瑠璃・丹波与作(上)」(イ)温和なさま。柔弱。[日葡]

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〔過去の助動詞「き」の古い活用形の未然形〕 ⇒き(助動)

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(終助) 〔助動詞「けり」からできたもの。文章語には用いられない〕 形容動詞の終止形,助動詞「だ・た」の終止形で終わる文末に促音を伴って接続する。 (1)話し手の回想を表す。「よく学校でいたずらをしたっ―」「そんな話もあったっ―ねえ」「よく歌を歌ったものだっ―」 (2)質問文に付いて,相手に念を押す気持ちを添える。「あなたはどなたでしたっ―」「なんという名前だったっ―」 〔江戸語・東京語では「だっけ」「たっけ」の形しか用いられないが,関東方言では「見えっけ」「言っけ」などと用いることがある。方言の中で,「かい」「かえ」から転じた「け」という形があるが,これとは異なる〕

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(接頭) 〔近世語〕 名詞や動詞・形容詞などに付いて,あなどりののしる気持ちを添える。「―才六」「―あなずる」

け【家】🔗🔉

【家】 (接尾) 〔呉音〕 氏・姓・官職・称号などに付いて,それに所属するものの意を表す。また尊敬の意を添える。「平―」「豊臣―」「将軍―」「伯爵―」「仏―」

ケアcare🔗🔉

ケア [1] care 世話・保護・介護・看護など,医療的・心理的援助を含むサービス。

ケアkea🔗🔉

ケア [1] kea オウム目インコ科の鳥。カラスほどの大きさ。全体が緑褐色で,翼の裏が赤い。オウム目中,唯一の肉食性の種。ニュージーランド特産。高山にすむ。ミヤマオウム。

け-あい【蹴合(い)】🔗🔉

け-あい ―アヒ [0] 【蹴合(い)】 (1)互いに相手を蹴ること。けりあい。 (2)闘鶏。鶏(トリ)合わせ。

け-あい【気合】🔗🔉

け-あい ―アヒ [0] 【気合】 ようす。けはい。「潤沢の―から,皴皺(シユンシユ)の模様を逐一吟味して/草枕(漱石)」

け-あがり【蹴上(が)り】🔗🔉

け-あがり [0][2] 【蹴上(が)り】 鉄棒で,振り上げた両足で空(クウ)をけり,その反動で棒の上にあがること。

け-あが・る【気上がる】🔗🔉

け-あが・る [3][0] 【気上がる】 (動ラ五[四]) のぼせる。上気する。かっとなる。「妾は益々―・りて/妾の半生涯(英子)」

け-あげ【蹴上げ】🔗🔉

け-あげ [0] 【蹴上げ】 (1)けって上にあげること。また,けってあげる泥やほこり。 (2)階段一段の高さ。

けあげ【蹴上】🔗🔉

けあげ 【蹴上】 京都市東山区北端の地名。旧東海道が山科から京都市中に入る地にあり,古来から交通の要地。

け-あ・げる【蹴上げる】🔗🔉

け-あ・げる [3][0] 【蹴上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 けあ・ぐ けりあげる。「小石を―・げる」「―・ぐる塩のかすみと共にしぐらふだる中より/平家 11」

け-あし【毛脚・毛足】🔗🔉

け-あし [0] 【毛脚・毛足】 (1)毛織物などで,表面に立った毛。「―の長い絨緞(ジユウタン)」 (2)毛がたくさん生えた足。けずね。

ケアつき-じゅうたく【―付き住宅】🔗🔉

ケアつき-じゅうたく ―ヂユウタク [5] 【―付き住宅】 障害者や高齢者が,自立生活を送りながら,必要時に介護が受けられる住宅。

け-あな【毛穴・毛孔】🔗🔉

け-あな [0] 【毛穴・毛孔】 皮膚の表面にある,毛の生える小さな穴。「―が開く」「―にまでしみ込んだ汚れ」

ケア-ハウス🔗🔉

ケア-ハウス [3] 〔和 care+house〕 軽費老人ホームの一。高齢者の生活に配慮した構造や設備をもつ集合住宅で,入浴・食事などのサービスが提供されるもの。

ケア-マーク🔗🔉

ケア-マーク [3] 〔和 care+mark〕 貨物の損傷防止と作業者の安全を目的に,包装貨物の荷扱要領を指示するためにつけるマークのこと。

ケアレス-ミス🔗🔉

ケアレス-ミス [5] 〔careless mistake から〕 注意していれば防げたはずの間違い・失敗。

ケア-ワーカー🔗🔉

ケア-ワーカー [3] 〔和 care+worker〕 高齢者や障害者など日常生活の援助を必要とする者に,衣服の着脱・入浴・食事などの介助を行う社会福祉の従事者。 →介護福祉士

ケアンズCairns🔗🔉

ケアンズ Cairns オーストラリア北東部,珊瑚(サンゴ)海に臨む港湾都市。鉄・スズ・ニッケルなどの輸出が多い。観光地としても有名。 ケアンズ(アサートン高原) [カラー図版] ケアンズ(エスプラネード) [カラー図版]

け-い【褻居】🔗🔉

け-い 【褻居】 主人が普段いるところ。居間。小座敷。「なつかしく思はれけるにや,額突きしたる―に呼び入れて/沙石 1」

けい【兄】🔗🔉

けい 【兄】 ■一■ [1] (名) 兄弟のうちの,年長の男性。あに。 ⇔弟(テイ) ■二■ [1] (代) 二人称。男子が手紙などで親しい先輩・同輩を敬っていう語。きみ。「―のご意見をお聞かせ下さい」 ■三■ (接尾) 男子が手紙などで,先輩・同輩の氏名につけて,敬意を表すのに用いる。「佐藤―」

けい【刑】🔗🔉

けい [1] 【刑】 法律や規則によって科せられる罰。刑罰。「五年の―に処す」「―を科す」

けい【圭】🔗🔉

けい [1] 【圭】 古代中国の儀礼用の玉器の一。天子が諸侯や使者のしるしとして与え,また,祭祀(サイシ)などに用いた。下が四角柱で,上部がとがっている。

けい【系】🔗🔉

けい [1] 【系】 (1)ある関係のもとにつながった統一体。体系。「一つの―をなす」 (2)〔数・論〕 〔corollary〕 一つの定理から派生的に導かれる命題。多くは利用価値の高い場合に導かれる。 (3)〔地〕 地質時代区分の「紀」の期間に形成された地層・岩体。「カンブリア―」 (4)〔system〕 物理・化学・生物などの分野で,一定の相互作用や相互連関のもとにある,もしくはあると想定されるものから成る全体。力学系・生態系・神経系・開放系など。

けい【京】🔗🔉

けい [1] 【京】 数の単位。兆の一万倍。すなわち一〇の一六乗。古くは兆の一〇倍をいう。きょう。

けい【径】🔗🔉

けい [1] 【径】 さしわたし。直径。

けい【奎】🔗🔉

けい [1] 【奎】 二十八宿の一。西方の星宿。奎宿。とかきぼし。

けい【契】🔗🔉

けい [1] 【契】 朝鮮,李朝時代以来の相互扶助組織。農村や都市で,公私のあらゆる目的に応じて結ばれ,種々の形態がある。

けい【計】🔗🔉

けい [1] 【計】 (1)計画。「一年の―は元旦にあり」「百年の―」 (2)合計。「―三万円が集まった」

けい【桂】🔗🔉

けい [1] 【桂】 (1) [0][1] 将棋の駒の一。桂馬。 (2)クスノキ科の常緑高木。中国の華南・ベトナムなどに産する。ニッケイに近縁で,全体に芳香がある。樹皮(桂皮)を薬用とし,また芳香油をとる。東京(トンキン)肉桂。カシア。 (3)ニッケイの慣用漢名。 (4)モクセイ・ニッケイ・クス・ゲッケイジュなど常緑の香木の総称。

けい【啓】🔗🔉

けい [1] 【啓】 (1)手紙の最初に用いる語。「拝啓」より敬意が低い。 (2)皇太子・三后に申し上げること。また,その文書。 (3)奈良時代の私文書の様式の一。個人間の往復文書に用いられたもの。

けい【経】🔗🔉

けい [1] 【経】 (1)織物の経(タテ)糸。また,縦。 (2)正しい筋道。正しい道理。 (3)経書(ケイシヨ)。経典(ケイテン)。

けい【頃】🔗🔉

けい 【頃】 中国で用いられた土地面積の単位。普通一〇〇畝(ホ)。実面積は時代によって異なるが,およそ6ヘクタール前後。 〔日本の「しろ(頃)」とは別〕 →畝(ホ)

けい【卿】🔗🔉

けい 【卿】 ■一■ [1] (名) (1)「きょう(卿)」に同じ。 (2)(ア)中国周代,天子・諸侯の臣下の身分で,その最上位。 →卿大夫士(ケイタイフシ) (イ)政治の要職にある大臣。長官。公卿(コウケイ)・六卿(リクケイ)など。 ■二■ (代) 二人称。改まった文章などで軽い敬意をこめて用いる語。 (1)君主が臣下に対して用いる。 (2)男性が同輩以下に対して用いる。

けい【景】🔗🔉

けい [1] 【景】 (1)けしき。ながめ。情景。「眼下の―を賞する」 (2)演劇で,一幕の中を場面によって分けた単位。シーン。

けい【軽】🔗🔉

けい [1] 【軽】 □一□「軽自動車」の略。 □二□(他の語の上に付いて) (1)重さが軽いことを表す。「―飛行機」 (2)程度が軽いことを表す。「―過失」 ⇔重

けい【罫】🔗🔉

けい [1] 【罫】 (1)紙に縦または横に一定の間隔で引いた線。罫線。「―の入った便箋」 (2)碁・将棋盤などの面に引いた縦横の線。 (3)活字組版で,版面の輪郭・仕切りなどに用いる薄い金属板。細い線の表罫,その裏を使った太い線の裏罫などがある。

けい【磬】🔗🔉

けい [1] 【磬】 中国起源の打楽器。「へ」の字形の石の板を架に吊り,桴(バチ)で打ち鳴らす。一個だけの特磬と,大小十数個を並べ吊るした編磬がある。中国・朝鮮では雅楽用。日本では銅・鉄製で主に声明(シヨウミヨウ)の合図用。 磬 [図]

け-い【怪異】🔗🔉

け-い 【怪異】 (名・形動ナリ) ふしぎなさま。あやしいもの。かいい。「今勅命を蒙つて―を鎮めんとす/盛衰記 16」

ケイK ・ k🔗🔉

ケイ [1] K ・ k ⇒ケー

ケイJohn Kay🔗🔉

ケイ John Kay (1704-1764) イギリスの織布工。飛杼(トビヒ)を発明した。

ケイEllen Karolina Sofia Key🔗🔉

ケイ Ellen Karolina Sofia Key (1849-1926) スウェーデンの社会思想家。母性と児童の尊重を基軸に社会問題を論じ,特に日本の女性運動に大きな影響を与えた。著「恋愛と結婚」「児童の世紀」など。

けい-あい【敬愛】🔗🔉

けい-あい [0] 【敬愛】 (名)スル 尊敬と親しみの気持ちをもつこと。「―する人物」

けいあい-だいがく【敬愛大学】🔗🔉

けいあい-だいがく 【敬愛大学】 私立大学の一。1966年(昭和41)千葉敬愛経済大学として開設,88年現名に改称。本部は千葉市稲毛区。

けい-あん【桂庵・慶庵】🔗🔉

けい-あん [1] 【桂庵・慶庵】 〔寛文(1661-1673)の頃の江戸の医者大和桂庵が,奉公や縁談の世話をしたことによるという〕 (1)縁談や奉公の仲介を業とする人。口入れ屋。けいわん。 (2)お世辞。追従(ツイシヨウ)。また,世辞・追従をいう人。「―とりどり御機嫌伺ふ折節/浄瑠璃・傾城酒呑童子」

けいあん-ぐち【桂庵口】🔗🔉

けいあん-ぐち [3] 【桂庵口】 双方によいように取り繕った言い方。仲人口。桂庵言葉。「お花三文嘘八百,―の口入所は,縁談の世話印判の墨/滑稽本・浮世床(初)」

けいあん【慶安】🔗🔉

けいあん 【慶安】 年号(1648.2.15-1652.9.18)。正保の後,承応の前。後光明天皇の代。

けいあん-おふれがき【慶安御触書】🔗🔉

けいあん-おふれがき 【慶安御触書】 江戸幕府の触書。一巻。1649年(慶安2),諸国郷村を対象に公布。全三二条からなる農民の心得書で,幕府の農民統治の姿勢を表している。江戸時代中期の作とする説もある。

けいあん-じけん【慶安事件】🔗🔉

けいあん-じけん 【慶安事件】 1651年(慶安4)に発覚した由井正雪・丸橋忠弥らによる反乱計画。時勢に不満をもつ浪人を糾合して,江戸・大坂・京都などでの蜂起を企てたが未然に発覚,正雪は自刃し,一味は処断された。慶安の乱。

けいあん-たいへいき【慶安太平記】🔗🔉

けいあん-たいへいき 【慶安太平記】 由井正雪らの慶安事件を題材にした,実録本・講談・歌舞伎などの題名や通称。

けいあん-げんじゅ【桂庵玄樹】🔗🔉

けいあん-げんじゅ 【桂庵玄樹】 (1427-1508) 室町時代の臨済宗の僧。周防の人。号,島陰。明に渡って朱子学を学ぶ。島津忠昌(タダマサ)に招かれ薩摩の桂樹庵で宋学を講じ,朱子の「大学章句」を刊行。薩南学派の祖となる。

けい-い【経緯】🔗🔉

けい-い [1] 【経緯】 (名)スル (1)織物の経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸。たてとよこ。 (2)南北の方向と東西の方向。また,地球の経度と緯度。 (3)物事の入り組んだ事情。いきさつ。「事件の―を聞く」 (4)秩序を立てて治めること。治め整える根本となる道理。経営。「之を―するに官撰の議員を以てすべし/明六雑誌 29」

けいい-ぎ【経緯儀】🔗🔉

けいい-ぎ― [3] 【経緯儀】 望遠鏡を垂直および水平の二つの回転軸で支えた形式の角度測定装置。水準器を備え,かつ各回転軸に目盛りを刻んだもので,天体の位置測定や地上の測量に使用される。セオドライト。

けいい-だい【経緯台】🔗🔉

けいい-だい― [3] 【経緯台】 望遠鏡を水平方向と上下方向に回転させる二軸を備えた,望遠鏡を載せる架台。 →赤道儀

けい-い【敬畏】🔗🔉

けい-い [1] 【敬畏】 (名)スル うやまいおそれること。深く敬うこと。「天道を―するの心/西国立志編(正直)」

けい-い【敬意】🔗🔉

けい-い [1] 【敬意】 相手に対する尊敬の気持ち。「―を払う」

けい-い【軽易】🔗🔉

けい-い [1] 【軽易】 (名・形動)スル [文]ナリ (1)簡単で容易なさま。「―な問題」 (2)相手をみくびって軽く扱うこと。「我人を軽しめば,還つて我身人に―せられん/佐渡御書」

けい-いん【契印】🔗🔉

けい-いん [0] 【契印】 (1)二枚以上の書類が連続していることを証明するため二つの用紙にまたがって押された印。また,正式の文書であることを証明するため,書類と発行原簿とにまたがって押された印。 (2)〔仏〕 密教で諸仏の悟りを象徴的に示す刀・杖などの持ち物。相印。 →手印

けい-いんさつ【軽印刷】🔗🔉

けい-いんさつ [3] 【軽印刷】 事務用の簡便な印刷方式。

けい-う【恵雨】🔗🔉

けい-う [1] 【恵雨】 (1)日照りの時に降って,農作物をうるおす雨。慈雨。 (2)君主や神仏のめぐみ。

け【毛】(和英)🔗🔉

け【毛】 hair (毛髪);→英和 a hair (一本);feather (羽毛);→英和 down (綿毛);→英和 fur (獣毛);→英和 wool (羊毛).→英和 〜が薄くなる lose one's hair.〜が生える(抜ける) Hair grows (falls out).〜の多い(ない) hairy (hairless).→英和

け【気】(和英)🔗🔉

け【気】 a sign;→英和 (an) indication;a touch;→英和 a taste;→英和 a trace.→英和

けあげる【蹴上げる】(和英)🔗🔉

けあげる【蹴上げる】 kick up.

けあな【毛穴】(和英)🔗🔉

けあな【毛穴】 pores.

けい【兄】(和英)🔗🔉

けい【兄】 [敬称]Mr.…;My dear….

けい【系】(和英)🔗🔉

けい【系】 (1) a system (系統).→英和 (2) a family line;lineage (血統).→英和 (3) a faction;→英和 a clique (党派).→英和 (4)《数》a corollary.→英和 ‖日系米人 a Japanese-American.

けい【計】(和英)🔗🔉

けい【計】 (1) the total sum;in total (合計して). (2) tactics;→英和 a plan.→英和

けい【刑】(和英)🔗🔉

けい【刑】 a punishment;a penalty;→英和 a sentence (宣告).→英和 〜に服する serve a sentence.〜に処する condemnto a penalty.

けい【罫】(和英)🔗🔉

けい【罫】 a (ruled) line.→英和 〜のある(ない) ruled (unruled).〜を引く draw a line.

けいあい【敬愛する】(和英)🔗🔉

けいあい【敬愛する】 〔動〕love and respect;〔形〕dear.→英和

けいい【経緯】(和英)🔗🔉

けいい【経緯】 (1) warp and woof (縦糸と横糸). (2)[いきさつ]details;circumstances.

けいい【敬意】(和英)🔗🔉

けいい【敬意】 respect.→英和 〜を表する pay one's respects[regards].

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