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がり【許】🔗🔉

がり 【許】 (接尾) 〔「かあり(処在)」の転といわれる〕 (1)人を表す名詞または代名詞に付き,「…の所へ」「…の許(モト)に」の意を表す。「妹ら―わがゆく道の細竹(シノ)すすきわれし通はば靡け細竹原(シノハラ)/万葉 1121」 (2)人を表す名詞に助詞「の」を介して付き,「その人の許に」の意を表す。「さしたる事なくて人の―ゆくはよからぬ事なり/徒然 170」 〔(2)は(1)からの転で,形式名詞的用法のもの〕

もと【下・許】🔗🔉

もと [2] 【下・許】 〔「もと(本)」と同源〕 (1)物のした。物のしたのあたり。また,物のしたの部分。《下》「花の―に遊ぶ」「自由の旗の―に集まれ」「白日の―にさらす」 (2)ある人のいる所。また,その人の影響の及ぶ所。「博士の指導の―に新製品を開発する」「恩師の―を尋ねる」「親の―を離れる」 〔「そば」の意では「元」とも書く〕 (3)(「…のもとに」の形で)…という状態において。また,…ということを条件または根拠として。《下》「一刀の―に斬り倒す」「一か月という約束の―に依頼した」「国益の名の―に実力を行使した」

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