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た-し (連語)🔗🔉

た-し (連語) 〔完了の助動詞「たり」の連用形「たり」に過去の助動詞「き」の連体形「し」の付いた「たりし」の音便の形「たっし」の促音無表記から。中世後期の抄物に用いられた〕 過去または完了の意を表す。…た。…てしまった。「大義なつ―事ぞ/漢書抄 4」「昔の呉の先太伯が弟を虞仲と云ひ―か/史記抄 9」 →たっし■一■

た-じ [1] 【他事】🔗🔉

た-じ [1] 【他事】 その人には関係のない事。よそごと。

――ながら🔗🔉

――ながら あなたには関係ないことですが。手紙で,自分のことを述べるときに用いる。「―御安心ください」

た-じ [1] 【他時】🔗🔉

た-じ [1] 【他時】 (1)いつか別の時。 (2)前の時。往時。以前。

た-じ [1] 【多事】🔗🔉

た-じ [1] 【多事】 (1)仕事が多いこと。忙しいこと。「―多端」 (2)事件が多く,世の中が騒がしいこと。「内外―」

た-じ [1] 【多時】🔗🔉

た-じ [1] 【多時】 多くの時間。また,しばらくの間。「佇立―の後/日光山の奥(花袋)」

だし [2]🔗🔉

だし [2] 〔船を海上に出す意〕 陸から海に吹き出す風。主として日本海沿岸で発生する局地風の総称。

だし [2] 【山車】🔗🔉

だし [2] 【山車】 神社の祭礼のときに引く,種々の飾り物をつけた屋台。その中心の鉾(ホコ)の先につけた編み残しの竹を垂らした籠(カゴ)を「出し」といったのが名の由来。大阪を中心とした関西では,「壇尻(ダンジリ)」「山(ヤマ)」などという。[季]夏。

だし [2] 【出し】🔗🔉

だし [2] 【出し】 (1)「出し汁」のこと。「昆布で―をとる」 (2)出し汁をとるための昆布・鰹節(カツオブシ)・煮干しなど。 (3)利益を得るために利用するもの。口実。方便。 →だしにする (4)晩春から夏にかけて,山越しに吹く暖かい風。山から吹き出す風の意とも,船出に有利な風の意ともいう。出し風。 (5)旗指物(ハタサシモノ)の竿の先端につける,飾り物や布切れ。 (6)城の出丸(デマル)。[日葡] 〔(1)(2)(3)は「出汁」とも書く〕

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