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へちま [0] 【糸瓜・天糸瓜】🔗🔉

へちま [0] 【糸瓜・天糸瓜】 (1)ウリ科のつる性一年草。熱帯アジア原産。日本には近世初期渡来。葉は掌状に浅裂。雌雄同株。夏,黄色の花をつける。果実は細長い円柱形で深緑色,若いうちは食用になる。熟した果実の網目状の繊維をたわしや草履に利用。茎からヘチマ水をとる。[季]秋。《痰一斗―の水も間に合はず/正岡子規》 〔「糸瓜の花」は [季]夏〕 (2)つまらないものや役に立たないもののたとえ。「勉強も―もあるものか」「哲学が―になつて金儲けが遥に面白くなる/社会百面相(魯庵)」

へちま-えり [3] 【糸瓜襟】🔗🔉

へちま-えり [3] 【糸瓜襟】 〔形がヘチマに似ることから〕 襟形の一。やや丸みのある細長い襟。タキシードや婦人用コートなどに用いる。

へちま-き [3] 【糸瓜忌】🔗🔉

へちま-き [3] 【糸瓜忌】 〔臨終間際の句にヘチマが詠まれていたことから〕 正岡子規の忌日。九月一九日。[季]秋。

へちま-すい [3] 【糸瓜水】🔗🔉

へちま-すい [3] 【糸瓜水】 生長の盛んな時期にヘチマの茎を切断し,にじみ出る液を集めたもの。古来,化粧水や咳止めの薬として用いる。へちまの水。

へちま-ぞうり ―ザウ― [4] 【糸瓜草履】🔗🔉

へちま-ぞうり ―ザウ― [4] 【糸瓜草履】 さらして白くしたヘチマの実の繊維を重ねてつくった草履。

へちま-の-かわ ―カハ [6] 【糸瓜の皮】🔗🔉

へちま-の-かわ ―カハ [6] 【糸瓜の皮】 (1)ヘチマの実の外皮。 (2)ヘチマの実の外皮や種子などを取り除き,日にさらして得た淡黄色の繊維。垢(アカ)すりや靴の敷き皮などに用いる。 (3)何の役にも立たないもの,ごくつまらないもののたとえ。「―とも思わない(=少シモ気ニトメナイ)」「恩も礼義も忠孝も死ぬる身には―/浄瑠璃・丹波与作(下)」

へちま-やろう ―ラウ [4] 【糸瓜野郎】🔗🔉

へちま-やろう ―ラウ [4] 【糸瓜野郎】 ぶらぶらと何もしないでいる男をののしっていう語。ぐうたら。

へ-ちゃ [1] (名・形動)🔗🔉

へ-ちゃ [1] (名・形動) 鼻の低いこと。不器量なこと。また,そのさま。そのような人をもいう。「お―な娘」

べちゃ-くちゃ [1] (副)🔗🔉

べちゃ-くちゃ [1] (副) うるさくよくしゃべるさま。ぺちゃくちゃ。ぺちゃぺちゃ。「数人で―としゃべっている」

大辞林 ページ 153997